暑い日の汗対策!夏はどうする?
夏が近づくにつれて暑さで汗をかく日が増えてくると思います。体がべたべたして気持ち悪いし、汗ジミやにおいも気になります。汗対策を今からどうしようかと考えている人も多いでしょう。夏本番はどうするのがいいのでしょう。
汗のにおいがどうしても気になる時はどうする?
人間はどうして汗をかくのでしょうか?汗をかくのは熱くなった体の熱を放出して体温を下げたり、余計な塩分や微生物を洗い流したり、皮膚を潤わせたりと体の健康を保つためです。汗をかくことをネガティブに考えている人もいると思いますが、汗をかくことはとてもいいことなのです。
人間はサルから人に進化する過程で、食べ物を探しに狩りに出て動き回るようになりました。長時間動いたり、走ったりして体温が上がるので、体の機能を保つために汗をかくようになったそうです。
サルや犬など全身が毛でおおわれている動物は紫外線や細菌から肌を守ったり、保湿効果がありますが、体温が上がり過ぎると暑さで倒れてしまいます。人間は長時間体を動かしても大丈夫なように体毛も少なくなり、汗をかくようになったのです。汗を出すのは脳がコントロールをしています。
体の体温が上がると脳がその情報をキャッチし、体の汗が出る部分に命令をして汗が出るようになっています。体温調節など健康を保つだけでなく、緊張や興奮のような精神的なきっかけで汗が大量に出ることもあるので、汗を出すのは自分でコントロールができないのです。
夏に汗をかくことでこんなにいいことが!?
汗をかいた時の体のべたべたやにおい、汗ジミなど汗をかくのが嫌だと感じている人も多いですが、汗をかくことはメリットもたくさんあります。いい面を知れば、汗に対するネガティブなイメージも少なくなくなるかもしれません。
たくさん汗をかくと熱中症や夏バテ防止に繋がる
汗をかくということは体の体温調節がしっかりできているということです。汗をかくことで体のミネラルが失われずにすむので熱中症の予防になるのです。暑いからといって冷房の効いた涼しいところにずっといると汗をかく機能が鈍ってしまい、外に出た時に汗がうまくかけずに体温調節ができなくなってしまいます。冷房に頼りすぎないようにすることが大切です。
デトックス効果がある
人間の体の老廃物は髪や爪や尿など様々な箇所から排出されていますが、汗は特にデトックス効果が高いです。老廃物や毒素をしっかり排出していくことで体内の健康を保てます。水銀や亜鉛などの化学物資は汗でないと出せないので、定期的に汗をかくのがいいでしょう。
体のむくみが解消できる
体温が上がると血行がよくなり、腎臓の動きが活性化するので汗がきちんと排出され、水分が体にたまりにくくなります。このおかげでむくみがなくなり代謝がよくなるので、やせやすくなるというメリットもあります。
肌がキレイになる
肌は皮脂と汗が混じりあって皮脂膜ができます。肌の表面に皮脂膜ができると肌の水分の蒸発を防ぎ、乾燥による小じわを防いでくれます。皮脂膜ができることにより、肌がツヤツヤしてキレイに見えるでしょう。
夏の汗対策はどうする?
汗をかくのが自分でコントロールできないということは、汗をかいても大丈夫なように対策をする必要があります。気になる汗ジミやにおいなど、周りに汗をかいていると気がつかれないようにするにはどうすればいいのでしょうか?
汗をかいたらすぐ拭き取る
汗をかいた時に放置してしまうと、そのまま汗が蒸発して肌のうるおいがなくなり、塩分や雑菌が侵入して様々な肌トラブルが起こります。なので少しでも汗をかいたら、濡らしたタオルなどで優しく拭き取りましょう。早めに拭き取れば嫌なにおいやべとべとを防ぎ、肌を清潔に保つことができます。
ミョウバンの入った制汗剤をつける
ミョウバンは殺菌作用があり、制汗剤や消臭スプレーなどに入っています。汗の嫌なにおいは細菌によって発生するのですが、細菌はアルカリ性を好みます。ミョウバンは水に溶けると酸性になるので、事前にぬっておけば汗のにおいを防げますし、汗をかいてからでも効果があります。
汗ジミが目立たない色の服を着る
汗をかくとどうしてもシミはできてしまいます。グレーやベージュ、春夏になったら着たい明るい色はシミが目立ちやすくなります。目立ちにくいのは白と黒やネイビーなどの色が濃くて暗めの服です。
ただ白は汗をかくと黄ばみが残ってまう可能性があるので注意が必要です。どうしても明るい色の服を着たい場合は汗が目立たないインナーや脇汗パッド、羽織りものを着て予防しましょう。
夏に汗をかきすぎる病気がある
日常生活に支障をきたすほど大量の汗をかいたり、人より多く汗をかいたりする場合は多汗症の可能性があります。大量の汗で常に汗ジミができていたり、家族に多汗症の人がいたりするとなりやすかったりするのでわかりやすいでしょう。
多汗症は全身から大量に汗が出るタイプと脇や手足など局所的に汗が大量に出るタイプに分かれます。特に手の多汗症は人と握手ができなかったり、ノートや資料がぬれてしまったり、道具が手からすべってしまうなど困る場面も多いです。
周りに迷惑をかけてしまうと落ち込んだりもするでしょう。夏場だけ大量に汗をかいたり、1年中だったりと症状の出方も人それぞれです。原因はストレスや遺伝、ホルモンバランスの乱れなどになります。汗を大量にかくことで周りの目が気になったり、本人にとってはかなり辛い状況と言えます。
病院へ行けば一時的に抑える薬や根本的な治療も行えるみたいなので、悩んでいる人はまず病院へ行くのがいいでしょう。多汗症は汗をかく病気なのでそれ以外は特に問題ありません。ところが大量に汗をかく症状が別の病気の可能性があります。
例えばバセドー病・糖尿病・白血病・結核などです。代謝の異常や循環器の病気など幅広いです。多汗症は手や脇など局所的に汗が出る場合が多いですが、こういった病気は全身から汗が出ることがあるので、普段の体調がどのようになっているかを見極めるのが大切です。
早めに汗対策を知っていればなんとかなる!
人間が汗をかくのは主に体温調節のためです。体の熱を放出して体温を一定に保ったり、老廃物や毒素を洗い流す効果があります。それ以外に緊張や興奮で汗が出る場合もあり、汗をかくかどうかは脳が体に命令をしてコントロールしているので、自分ではどうにもできないのです。せっかく汗をかくならいい汗をたくさんかくようにしましょう。
汗をかくとべたべたしたり、においが気になるという人も多いですが、メリットもたくさんあります。
- たくさん汗をかくと熱中症や夏バテ防止に繋がる
- デトックス効果がある
- 体のむくみが解消できる
- 肌がキレイになる
万が一汗をかいてしまったとしても対策をしておけば問題ないでしょう。
- 汗をかいたらすぐ拭き取る
- ミョウバンの入った制汗剤をつける
- 汗ジミが目立たない色の服を着る
日常生活に支障が出るくらい大量の汗をかく場合は多汗症の可能性があります。原因はストレスや遺伝、ホルモンバランスの乱れなどですが、汗の量が異常と感じた場合は怖い病気が潜んでいる可能性もあるので、心配な人は早めに病院へ行きましょう。
汗を内側からケアしていく方法もあります。栄養素の高い青汁を飲むことで腸内環境がよくなるので、体臭や嫌な汗のにおいを防ぐ効果があります。体にたまった老廃物の排除や加齢による体臭にも効果があるので、汗のにおいが気になる人には便利でしょう。代謝がよくなるのでいい汗がかけるようになります。においが気になる人は本格的に夏が来る前にぜひ試してみてください。