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鼻が痛い原因は?片側だけなのはなぜ?

「片側だけ鼻が痛い!」ということありませんか?鼻が痛いということはなくても、片側だけ鼻が詰まったりした経験がある人は意外と多いはず。あれって原因はなんなのか気になりますよね。

 

 

片側だけなの鼻が痛いのはなぜ?

一時的な片方の鼻詰まりは生理現象です。「片方の鼻だけが詰まる」ということは皆さんよくあるのではないでしょうか。これはネーザルサイクルという生理現象で、人間は2~3時間ごとで左右交代で鼻がつまります。

 

この現象にははっきりした理由は解明されていないようなのですが、鼻のメンテナンスや休憩、保湿ではないかなどの見解があります。なので一時的な片方の鼻詰まりは生理現象ですので特に問題はありません。

 

鼻の痛みや鼻詰まりのそもそもの原因は?

鼻の痛みを感じる原因は複数あります。乾燥や鼻のかみすぎなどの軽いものから副鼻腔炎の発症、悪性腫瘍などの重いものまで様々です。鼻は鼻の外側の部分である外鼻、鼻の内側である鼻腔と副鼻腔の3つからできていて、各部分の痛みによって原因や症状が違います

 

鼻の外側である外鼻が痛い場合の原因は以下の3つが考えられます。これらは基本的には軽い症状であることがほとんどです。

 

打撲やかすり傷

スポーツをしている最中や転んだ時に鼻を強打したりかすったりすることで、鼻が腫れたり傷がつくことがあります。ほとんどの場合は時間とともに痛みや腫れは引いていきますが、傷の大きい場合や痛みが残る場合には病院へ行き、診察してもらいましょう。

 

ニキビ

鼻は最も皮脂の分泌量が多いため、ニキビができやすいです。ニキビは毛穴に皮脂がたまっているところに雑菌が入って起こるため、痛みを伴うこともあります。原因は主に肌の汚れやストレス、暴飲暴食によるものがほとんどなため、皮膚科で治療を受けてみたり、日頃の生活習慣を見直してみましょう。

 

面疔(めんちょう

聞きなれない言葉ですが、面疔は黄色ブドウ球菌という菌が毛穴に入り込んで炎症を起こします。ニキビと似ていますが、面疔は触ると強い痛みを感じます。面疔は放っておけば1週間程度で治りますが、痛みがひどい場合に皮膚科で診察してもらいましょう。

 

次に鼻の内側にある鼻腔と副鼻腔で起こる痛みや鼻づまりの原因です。

 

風邪、アレルギー性鼻炎

風邪のひき始めの症状として、一時的に鼻にツンとする痛みを感じることがあります。風邪のウイルスにより鼻の粘膜が炎症しているためです。また、水っぽい状態の鼻水が治らなかったり痛みが引かない場合には、花粉症などのアレルギー性鼻炎かもしれません。日本人の約4割がアレルギー性鼻炎のようです。

 

乾燥

口と同じように鼻も内側は粘膜で覆われており、空気が乾燥していると粘膜も乾燥して鼻に痛みを感じることがあります。寒い時期にだけ鼻に違和感や痛みを感じる場合には、鼻の中が乾燥している可能性が高いです。鼻の中の乾燥により、皮がむけたり鼻血が出たりすることで痛みが生じます。

 

気温の変化

暖かい場所から急に寒い場所に行くと鼻に痛みが生じることがあります。急激な温度の変化で鼻の粘膜の欠陥が収縮したことにより起こり、酷いと鼻血が出ることがあります。

 

鼻のかみ過ぎ

鼻水が出るとついついかみ過ぎちゃうことありませんか?冬の時期や風邪をひいた時にはかみ過ぎがちですが、鼻をかむ回数が増えることで鼻の粘膜に負担がかかってしまい、粘膜が傷ついてしまいます。

 

そもそも鼻がつまったり鼻水が出るのは、ウイルスによって粘膜が炎症を起こしているためなので、鼻をかんでウイルスを体外に出すことも確かに大切です。しかし、かみ過ぎだと逆に炎症が悪化してしまうため、鼻のかみ方に注意して粘膜に負担をかけ過ぎないようにしましょう。

 

慢性副鼻腔炎

鼻の痛み以外に頭痛や頬、目が痛みを感じた場合には慢性副鼻腔炎かもしれません。副鼻腔炎は鼻の穴の中の周囲にある空洞が病原菌によって炎症を起こし、感染が広がって慢性化した状態が慢性副鼻腔炎です。

 

慢性副鼻腔炎は蓄膿症とも呼ばれ、炎症が悪化すると常に鼻がつまった状態になります。症状が風邪やアレルギー性鼻炎と似ていますが、怪しいと思ったら病院で診察してもらうのが無難です。

 

ガン

副鼻腔や鼻腔の突当りの部分にある上咽頭に腫瘍ができると痛みを感じる場合があります。副鼻腔で最も発生しやすいがんは上顎洞ガンです。上顎洞ガンは進行も遅く転移の可能性も低いため、早期発見で十分な治療ができますが、症状は鼻の痛み、鼻づまりや鼻水などのため見つけにくいです。

 

また、上顎洞ガンの次に発生しやすい上咽頭ガンは進行が早く、耳や脳神経などにもつながっている位置にあるので、早い段階で発見して治療することが必須です。

 

虫歯

意外かもしれませんが、虫歯は鼻の痛みの原因にもなります。鼻腔や副鼻腔など鼻の中を検査して、原因が見つからないのに鼻が痛いという場合には虫歯が痛みの原因になっている可能性があります。上顎の奥歯は副鼻腔と接しているため、歯周ポケットなどから鼻に細菌が入ってしまい、鼻の腫れや痛みを引き起こすこともあります。

 

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片側だけ鼻が詰まる病気がある?!

「片方の鼻がずっと詰まる」という場合には病気である可能性が高いです。

 

急性副鼻腔炎

急性副鼻腔炎は風邪やインフルエンザにより引き起こされます。片方の鼻が詰まるのが急性副鼻腔炎の症状です。ほとんどの場合は、風邪やインフルエンザが治ることで炎症も治ります。

 

鼻中隔湾曲症

鼻にある鼻中隔が曲がっていることにより起こる鼻づまりを鼻中隔湾曲症といいます。ウイルスやアレルギーによる症状とは異なり、物理的な原因によって引き起ります。軽い鼻詰まりから慢性副鼻腔炎を併発するなど症状は複数あり、曲がっているために片方の鼻のみ症状が起きるということがあります。

 

日常生活に支障がなければ多少曲がっていても問題はありませんが、 鼻詰まりや鼻血が出るなど支障がある場合には鼻の骨を手術する必要があります。

 

鼻腔炎やガンの可能性も

鼻の痛みや鼻詰まりの原因の部分でも書いた鼻腔炎やがんなどの症状のとして、片方だけ鼻が詰まったり痛みを感じたりることもあります。一時的なものなら可能性は低いですが、長時間痛みが引かない場合は早く病院へ行くようにしましょう。

 

鼻が痛くなった時の対処法はあるの?

 

保湿や温度差に気を付ける

寒くなると暖房をつけたりしてどうしても室内が乾燥しがちですし、外と室内で温度差が出ます。なので加湿器をつけたり濡れタオルをつるして湿度を上げたり、外に出るときはマスクをすることで、気温の変化による鼻の痛みは防ぐことができます。

 

病院へ行く

酷い痛みや炎症の場合やちょっとでも怪しいなと思った場合は、病気の可能性もありますし自己判断で済ますと大変なことになるかもしれません。その場合自分では対処の使用がありませんから、病院へ行って診察してもらい治療しましょう。

 

ツボを押す

鼻の両脇のくぼみは「迎香」という鼻詰まりを解消してくれるツボです。通常の鼻詰まりの場合、左右の人差し指を迎香に当てて上に押し上げるように、3秒間3セット押します。片方の鼻詰まりの場合は、右の鼻が詰まっているなら左を向いて横になり左の鼻が詰まっている場合は右側を向いて横になります。その状態で迎香を押すと解消します。

 

鼻詰まりに効く食べ物使う

鼻詰まりに効く食べ物は長ネギとレンコンです。長ネギ、またはレンコンを数cm程度細かく切り、ガーゼ等を使ってしぼり汁を出します。そのしぼり汁をコットンに染みさせて、鼻に詰めます。長ネギやレンコンに含まれている硫化アリルが炎症を抑え、鼻詰まりを解消してくれます。

 

「鼻水くらい、、、」「ちょっと鼻が痛いくらい、、、」なんて軽く見てはいけません。軽度の症状ならそれでよいですが、ガンなど重い病気の場合見つかるのが遅いと命にかかわってきます。症状がひどかったり、少しでも気になったらなるべく早く病院で診てもらうようにしましょう。

 

鼻の痛みや鼻の詰まりがなくなれば気分爽快

 

片方だけ鼻が痛くなるのは生理現象なんですね。痛みに関しては軽いものから大きな病気まで様々になります。

 

  • 打撲やかすり傷
  • ニキビ
  • 面疔(めんちょう
  • 風邪、アレルギー性鼻炎
  • 乾燥
  • 気温の変化
  • 鼻のかみ過ぎ
  • 慢性副鼻腔炎
  • ガン
  • 虫歯

 

もし鼻の痛みや詰まりが起こっても、そのままじっとしてる必要はなく対処法があります。

 

  • 保湿や温度差に気を付ける
  • 病院へ行く
  • ツボを押す
  • 鼻詰まりに効く食べ物使う

 

試してみても症状が辛かったり、長引く場合には病院を受診しましょう。特に寒い時期は鼻の詰まりや痛みは気になるところだと思います。鼻をスッキリさせて、寒さに負けず冬を乗り越えていきましょう。

 

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