しつみん

質の良い睡眠をとって快適な生活を。

睡眠障害のチェックが子どもの成長に繋がる!

睡眠障害ってイマイチどんな症状があってどんな影響があるのかわからない人は多いのではないでしょうか?特に最近は小さい子どもに睡眠障害の症状がみられることがあるそうです。睡眠障害は子供の成長にも関わってきます。

 

 

睡眠障害をチェックしてより良い睡眠を手に入れよう!

大人だけでなく子どもにもよく見られる睡眠障害のなかでも「不眠症」「夜驚症」「悪夢障害」について調べてみました。大人にも全く関係ないわけではなく、子どものころに発症して大人になるまで続いている睡眠障害もあるんです。

 

子どもは大人よりも睡眠障害を感じることが多いと言われています。寝ている間に苦しんでる子どもは見たくないですし、子どもの今後のすこやかな成長の為にも睡眠障害の種類と原因を知って自分の子どもに睡眠障害が起こっていないかチェックしてより良い睡眠をしましょう。

 

睡眠障害と言えば

睡眠障害と聞くと一番に不眠症という症状が思い浮かぶ人は多いのではないでしょうか?不眠症は聞いたことがある人も多いと思いますが一概に何日もの間眠れないことを指して不眠症というわけではありません。寝つきが悪く布団に入ってから1時間程眠れないことが続くときは入眠困難という症状がみられます。

 

これは精神的になにか不安を抱えていたり、翌日への緊張感などがある人によく見られます。精神的に色々なことを考えていると眠ることよりも他のことに意識が向いてしまったり、脳や体が眠りにくくなってしまうことも考えられます。

 

寝つきが良くても寝ていている間に何度も目が覚めてしまうことも不眠症の一種で、中途覚醒といいます。一度眠りから目覚めるとそのあと寝つきにくいなどの症状があります。これは子どもよりも中高年の人に多いものですが、子どもにも全く見られないわけではありません。

 

この中途覚醒が原因で睡眠不足などに繋がって朝保育園や学校にすぐに出かけることのできない子どもも結構沢山います。早朝覚醒は夜中に目覚めたりすることはないものの、起床が予定よりも早く起きてしまってそのまま脳や体もしっかり目覚めてしまうのでもう一度寝付けなかったりすることです。

 

不眠症には「入眠困難」「中途覚醒」「早朝覚醒」という3つの症状にだいたい分けられていることが多いです。子どもに多いのは入眠困難と中途覚醒、でしょうか。朝が遅かったわけでもないのに夜寝ようとおもうと全然寝てくれない、なんてこともあると思います。

 

体や脳が活発に働いてしまっていることがもしかしたら原因かもしれません。不眠症になっていないかをしっかりチェックしてあげるようにしましょう。

 

子どもは夜驚症になりやすい

夜驚症というのは殆どが子どもによく見られる睡眠障害の一種です。大人でも症状がみられる人もいますが結構稀で、基本子どもに発症することが多いです。夜中眠っていたと思ったら突然起きてパニックを起こして叫んだりしてしまいます。しかも親が話かけたりしても反応が薄いことが多いです。

 

本人は朝起きるとパニックを起こしていたり叫んでいたりしたことを覚えていないケースが殆どです。でも自分の子どもがいきなり夜中にパニックに陥ってりしているのを見るととても不安ですよね?この夜驚症は「緊張」「刺激」「恐怖体験」「ストレス」などが原因で起こっていることが多いです。

 

子どもは大人が感じる小さなストレスでもとても大きく感じてしまいますし、ストレスを多く感じた日は特になりやすいのかもしれません。

 

緊張や恐怖、ストレス、というものが並ぶと悪いものが多いように見られますが、遠足や何か楽しいことの前触れで体が興奮していて発症する場合もあるので、悪い方向ばかりに考えないようにしてください。

 

子どもが1日何を感じて生活していたのか、を知ることで子どもが精神的に追い詰められていたりしないかチェックすることができますし色々なことを沢山話すようにしましょう。

 

ですが小さい子どもが全員夜驚症になるかと言われるとそうでもないですよね。中には夜驚症という言葉を初めて聞いたという人もいるかもしれません。原因は先ほども話したように精神的なものが多いですが、特に疲労を感じているときや発熱、風邪などの外的要因も関係してくることがあります。

 

風邪を引いている時は要チェックするしょうにしましょう。そして内的要因として、遺伝が関係している可能性があると言われています。

 

遺伝で確実に夜驚症が発症するわけではないですが、夜驚症の遺伝子を持っていない人よりも10倍ほど発症の確立が高いと言われています。また夜驚症は夜中にパニックを起こして騒いだりしてしまうものですが、夜泣きも似たような症状ですよね。

 

でも夜泣きと夜驚症は全然違うものなんです。まず夜泣きは生まれてから2,3歳ぐらいまでの子どもに見られる症状です。小さな子どもは何か生理的なことを訴えるために泣くことが多く、何が原因で泣いているのかがわからないものなんです。

 

その点は似ていますが夜驚症は、ただ泣いているというよりは泣き叫んでパニックになっているので見た感じが全然違います。年齢も3歳~7歳ぐらいの年齢の子どもに多く見られることが多いです。子どもの表情もチェックしてみてください。何かに怯えていたりする場合夜泣きではないかもしれません。

 

悪夢障害のチェック

子どもに夜驚症の症状がみられた場合は自然治癒をすることが殆どで、大人に近づくにつれて自然に治っていくことが多いものです。夜驚症の症状は子ども本人も覚えていないので、怒鳴ったりせず辛抱強く見守ってあげることが大切です。

 

ただ夜驚症と似ている睡眠障害の一種が悪夢障害です。悪夢障害は夜驚症とは違い叫んだりパニックになって体が動いたりすることはないんですが、寝ている時に恐怖や不安を強く感じるという点で夜驚症と似てると言われることがあります。悪夢障害は過去の嫌な思い出やトラウマ、恐怖から悪い夢を見てしまうものです。

 

悪い夢を見ることはだれにでもあると思います。ですがその悪い夢を何度も見続けてしまい、夢の内容が事細かに説明できてしまうと、悪夢障害の可能性があります。

 

悪夢障害は夜驚症と同じように3歳ぐらいから発症がみられていて、多感期な成人前後まで続くので幼少期のころからしっかりとそういう夢を見たりしていないかチェックしておくことが大切です。これは夜驚症のように自然治癒することがなかなか難しいので、悪夢障害の症状が見られたら精神科、小児科などに相談してみましょう。

 

子どもの健やかな成長を

子どもは生まれてから3歳ぐらいまでの間に睡眠のリズムをつかんでいきます。生まれてすぐは昼夜関係なく眠ったり起きたりを繰り返していますが、2~3歳の時期になると大人と同じようなサイクルで睡眠をとります。今後の人生の睡眠サイクルを決めるこの2歳~3歳ぐらいの睡眠です。

 

この時期の睡眠を質の良いものにしてあげるためにはどうしたらいいのでしょうか?まず人間にはメラトニンという睡眠細胞があります。この睡眠細胞は夜眠る時に分泌されて、人間の体を眠りへと導いてくれようとしています。ただこの細胞は日中に日の光を沢山浴びた方が、より多く分泌をしてくれるんです。

 

なので日中は元気よく外にでて遊んでいると夜グッスリと眠れるという良い睡眠サイクルが作れるようになります。子どもを連れて日中に外にお散歩に行ったりするのも日の光を浴びるにはとてもいいことだと思います。そうやって睡眠を質の良い物にしてあげることで睡眠障害になることも減っていきます。

 

睡眠障害になっている原因はストレスや生活習慣の乱れ、と言いますがそれなりに大人だったら自分で何とかできるものも、子どもだと生活習慣をどう治していいのかわからなかったりします。

 

ストレスの発散の仕方もわからない子どもは多いと思います。まず自分にとってマイナスだった出来事が、ストレスになっていることに気づいていないこともあります。子どもと沢山話すことで体調をチェックしてあげましょう。

 

体調というのは外面的な健康だけではなく、精神的な所も支えてあげることで子どもから不安が取り除かれ落ち着いた睡眠がとれるようになると思います。

 

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