味がおかしいと思ったら味覚に問題が!?治すにはどうするの?
秋は美味しい食べ物が沢山増える時期です。そんな時期だからこそ美味しい物を食べている時になんだか味がおかしいな、と思うことがあるかもしれません。もしかしたら味覚に異変が起こっている可能性があります。治すにはどうしたらいいのでしょうか?
味覚障害は気が付かないうちに!?
味覚に異変が起こっているかどうかというのがわかりにくく気が付いていない人もいるかもしれません。しかし何か食べたときに味がおかしいと感じたり、味や匂いを感じられなくなってしまうことがありえます。
味が変だと感じてもそれを重要視していないこともあります。例えば食事の前にコーヒーを飲んでいたら食事の味が少し変わっているように感じるかもしれません。
そういった些細なことが味の変化の原因になっている可能性があります。コーヒーを飲んだからか、と思ってしまえば味が少し違って感じることをおかしいとは考えないと思います。
しかし本当に味覚に異変が生じていて本来の味がわからなくなってしまっていることもありえます。自分の味覚がおかしいかも、と少しでも感じることがあれば早急に治すために行動する必要があります。
味覚の病気というものも存在しているぐらいなので、1日2日で治ると思わずにしっかりと対策をしましょう。
味がおかしいと感じる原因は一体なに?
まず味覚がおかしくなってしまう原因を考えてみましょう。
そもそも味覚は5つの味で感じ取れるようになっています。「甘味」「苦味」「酸味」「旨味」「塩味」という部類に分かれています。勿論他にも味は沢山ありますが、味覚と言われるとこの5つがでてきます。
味覚がおかしくなったり味が変だと感じたときはこの5つの味を感じ取ることができなくなってしまっていると考えてもまちがってはいないでしょう。味が変に感じたり何も味がしなくなることを味覚障害と言い、味覚障害の原因は様々です。
ストレスが原因
毎日忙しいとストレスが溜まってきてしまいます。ストレスを解消する暇もなくどんどんため込んでしまうと、食事をした時に味が薄くなったように感じたりすることがあります。
ストレスをため込んでいる人全員が味覚障害を起こすというわけではないので、味覚障害の症状が出ていないからストレスの発散をしなくてもいいというわけではありません。いつでも原因になりそうなものは取り除いて行動をしましょう。
ダイエットが原因
女性の方に特に多い原因がダイエットです。ダイエットをし始めるときまず食事の量を減らそうと思う人が多いのではないでしょうか?ダイエットをするときに食事の量を減らすのは悪いことではありませんが、極端に減らしすぎてしまうのは良くありません。
食事をすることで体の機能をしっかりと動かしているので、食事を疎かにすることによって健康状態が保たれなくなってしまう場合があります。食事を極端に減らしすぎることで味覚の働きに効果のある亜鉛が体内から減ってしまい、味覚障害を引き起こしてしまうんです。
亜鉛欠乏性味覚障害と言う味覚障害の一種に当てはまります。
治すために対策はできる!
味覚障害にならないようにするにはどうしたらいいのでしょうか?
規則正しい生活を心がける
食事やストレスだけが原因で味覚障害になるわけではありません。極端な睡眠不足も味覚障害の原因になります。仕事が夜遅くまであるからなかなかまとまった睡眠を取れないという人も少なくはないかもしれませんが、睡眠時間はしっかりと確保するようにしましょう。
休みの日だけぐっすり眠るというのは寝ていないよりはいいかもしれませんが、毎日7時間前後の睡眠時間が必要な人間の体からすると休みの日だけというのは睡眠時間が足りていません。
しっかりと睡眠を取れる環境を作る努力を惜しまないようにしましょう。味覚障害の危険性もありますが、それ以前に睡眠をしっかりとっていないというのは体を壊す原因になります。
睡眠時間を確保できる生活を心がけましょう。
亜鉛をたっぷり摂取
普段食べている食品の中に亜鉛は多く含まれていますが、ダイエットをしている間食事を疎かにしてしまうと体内の亜鉛が不足してしまいます。忙しくてコンビニのお弁当やジャンクフードばかりを食べている人も亜鉛不足になっている可能性があります。
そういった出来合いのものに亜鉛はあまり含まれていないことが多く、食事をしていても亜鉛を摂取できていないことになります。もちろん0ではないかもしれませんが、自炊で食べる食事よりははるかに少ないといわれています。
亜鉛をしっかりとるためには毎日自炊をすることが大切ですが、忙しい時に帰ってきて1から食事を作るのは時間もかかってしまいますしなかなか取り組めません。バランスのいい食事をしたくてもできないという人はいつもの食事に青汁を飲むようにしてみてはどうでしょうか?
青汁には亜鉛はもちろんビタミンや他のミネラル成分もたっぷり入っているので亜鉛不足を解消できるようになりますよ。
青汁のことを良く知らない人はこちらの記事を読んで青汁の効果などを知って下さい。
味覚障害にも種類がある
亜鉛をしっかりと補給して味覚を正常に働かせてあげるのはとても大切ですが、亜鉛不足だけが味覚障害ではありません。
異味症
異味症は言葉の通り本当の味とは違う味がする、というものです。甘いものを食べているのに苦みを感じてしまったり、苦いものを食べているのに酸味を感じてしまったりすることです。
最初は何か変だな、と感じる程度かもしれませんがそういった味の違いがずっと続くようであれば一度検査をしに行ったほうがいいかもしれません。食事本来の味を楽しめなくなってしまう前に対策をしましょう。
解離性味覚障害
他の味はしっかりと感じることができるのに、一部の味だけ感じとることができないというものです。味覚障害が起こってしまっている味以外がしっかりと感じられるからこそ気が付きにくい味覚障害の一種かもしれません。
気が付くまでに時間がかかってしまうと治すのも遅くなってしまいます。そうならないためにも毎日しっかりと食事をして味がわからないというような違和感があればすぐに病院に行くようにしましょう。
自発性味覚障害
なにも食べていないときに口の中で何かの味が広がったりすることがあるのも味覚障害の一種かもしれません。特に多いのは苦味が口の中に広がることが多いそうです。何か違和感があるな、と思っていても深く考えていない人も多いかもしれません。
味がしなくなるものはすぐに気が付くかもしれませんが、何も食べていないときに苦味を感じても切羽詰まって病院に行こうという意識がないのではないでしょうか?
自発性味覚障害も酷くなってくると他の味がわからなくなってしまったりすることもあるかもしれませんし、早めに病院に行って治す方がいいですよ。
規則正しい生活をして味覚を正常に
味覚がおかしいと感じるのにはちゃんと原因がありました。
- ストレスが原因
- ダイエットが原因
- 睡眠不足が原因
規則正しい生活をしていないと味覚に異変が現れてしまうということがわかりました。こういった不規則な生活をしていると必ず味覚障害になるというわけではありませんが、なってしまう可能性はない方がいいです。
その為にもしっかりと対策をしておくことが必要になります。対策といっても原因である不規則な生活を見直してあげることが一番です。
- ストレス解消
- 食事をしっかりとる
- 睡眠をとる
など規則正しい生活をすることで対策はできます。味覚は亜鉛で働きを補っている部分があるので、亜鉛不足は味覚障害になってしまいます。しかし亜鉛はミネラルの一種なのでどうしても体に取り入れにくくなってしまいます。
味覚障害の症状がひどい場合は、病院で亜鉛の薬をもらうことで治療をすることができますが、まだ味覚障害になっていない場合は青汁などを飲むようにして前もってしっかりと亜鉛を補給しておきましょう。
味覚障害になってから対策をするのではなく、なる前に対策をすることでいつまでも美味しい食事をすることが出来ますよ。