睡眠導入剤で寝不足解消するよりもシャッフル睡眠法でスッキリできる!?
睡眠導入剤を使用して睡眠をとっている人は現代社会では珍しいことではありません。寝不足にならないようしっかりと睡眠をとって朝スッキリ起きるためにも自分の生活に必要不可欠になっている人は多いです。ただその睡眠導入剤で寝不足は解消できていたとしても他の不安要因が増えてしまってスッキリできないということがあります。
寝不足対策で睡眠導入剤を服用す時代はもう終わり!
睡眠導入剤って飲んでも平気なの?効果は本当にあるの?などこれから睡眠導入剤を飲み始めようと思っている人は、こういった不安があるのではないでしょうか。勿論効き目やその後の体調は自分の体質に合っていたかどうかで決まるので、絶対ということはありません。
ただ人間にとって睡眠は大切なことで毎日7時間前後の睡眠をとると、体の疲れが取れて翌日も良く動けると言われています。眠る時間がないわけではなく全然寝付けないという人が睡眠導入剤をよく服用していますよね。
それを飲まないと眠れなくなってしまうので手放せなくなっているのでしょう。もちろん薬に頼らず自然に睡眠をとる方がいいとは思いますが、全く眠れず朝を迎えてしまって仕事に行かなければならないという状況よりはよっぽどいいと思います。そういう考えから睡眠導入剤が開発され一般的にも処方されているのではないでしょうか?
ですが薬の効果が朝まで残ってしまって、起きるときにとても辛い思いをしたり午前中は眠気が全く取れないぐらいの効き目を感じる人もいます。沢山寝て朝スッキリ起きるために服用しているのに、せっかく寝付くことができても、朝起きにくくなってしまうのは嫌ですよね。しっかり寝付くことができない=睡眠導入剤の服用という式ができてしまっている現代社会ですが実はもっと簡単そして自然に寝付く方法があるんです。
スッキリしたいならシャッフル睡眠法が効果的
勿論睡眠導入剤に睡眠効果が得られる力があるのはわかっていますが、薬を服用しなくてもいいならその方がいいですよね。この睡眠方法「シャッフル睡眠法」といい、カナダの認知科学者であるリュック・ボードワン博士が導き出した睡眠法で、今話題になっています。シャッフル睡眠法はゲーム感覚で眠りに導いてくれるというものなので、寝つきが悪いと思ったときにすぐ実践できるものです。
シャッフル睡眠法はやり方も簡単なのでパッと覚えることが出来ます。本当はアルファベットを用いてやるものですが、日本語でやったほうがわかりやすいと思うので日本語でのやり方を説明します。
1、適当な単語を思い浮かべる
これは本当に好きなものでいいんです。ただ自分にとってマイナスになる言葉や不安にあるような言葉、ストレスを感じてしまう言葉はあまり思い浮かべないほうが賢明です。睡眠はリラックスすればするほど眠りに落ちていくので、できるだけ簡単でそして特に嫌にならないような単語を選ぶようにしましょう。
2、その単語を一文字ずつ分解して他の単語を思い浮かべる
今回は「みかん」という単語で考えてみましょう。これを分解して最初ん「み」という一文字からみかん以外の単語を考えます。「港」「道」「緑」など簡単に出てくるもので大丈夫です。
3、新たに出した単語の情景を頭に思い浮かべる
今「港」「道」「緑」という「み」から始まる単語を出してみました。この単語はできるだけ脈絡や繋がりのないものの方がいいです。頭のなかでストーリーを思い描いてしまうのは逆効果です。
「港」から思い浮かぶ背景を絵として思い浮かべて数秒間を過ごします。これを他の単語でも何度か繰り返してみて、その単語が出てこなくなったり飽きてきたら次の言葉に移動します。
4、「を」や「ん」や濁点のつくものは飛ばしたり変換させる
「みかん」という単語は最後が「ん」でおわりるので、飛ばしてしまって大丈夫です。「ん」から始まるものを無理やり探そうとする方がかえって頭がさえてしまうことがあるので気を付けましょう。「が」などの濁点がある場合「か」のように濁点が付く前のものに変換して考えてみましょう。
これを繰り返していくうちにだんだん眠たくなってきてそのまま寝付いているという睡眠方法です。
寝不足にならない程度に寝る前に頭を使う
ではなぜこのシャッフル睡眠法がよく眠れる睡眠法と言われているのでしょうか?だって単語の情景を思い浮かべているだけで自然に眠りにつくことが出来るなんてどういう原理?と思ってしまいますよね。
睡眠をとる時は大脳皮質という部分が睡眠をとってもいい状況なのかを判断して、眠りにつくようになっています。なのでなにか大切なことをしているときや、大事な作業中は脳が覚醒して眠たくなることがあまりありません。もちろん睡眠不足が続いていたりすれば別ですが…。
単語を思い浮かべる時にストーリー性のないものにした方がいいのは、ストーリーで関連ついてしまうと次の話を考えてしまうからです。次のストーリーを考えようとすると脳が働いてしまうので、大脳皮質がまだ寝てはだめ!と勘違いしてしまうんです。
シャッフル睡眠法に限らず睡眠をするときに深く考えてしまうのは良くありません。単語を思い浮かべる時も深く考えずに簡単に出てくるもので情景を見るようにするのがコツです。
くだらないことを考えているときやぼーっとしているとウトウトしてくることがありますよね。その状況を自ら作ってあげるのが大切なんです。ゲームをしていたり本を読んでいたりするときに寝てしまう人は、その状況が眠ってもいい状況だと脳がわかっているからなのかもしれませんね。基本なにかしている時って起きていますし、作業中などに急に眠ってしまう症状がある人は過眠症の恐れがありますが…。
睡眠導入剤はいいことばかりの薬ではない
このように睡眠が簡単にとれる方法が話題になっています。睡眠導入剤を服用している人でももしかしたら効果はあるかもしれません。薬を飲んで睡眠をとっていても、中々朝が大変だったりするので自然に眠れる方法がわかれば嬉しいですよね。睡眠導入剤は眠りに向いていますが体にいいものなのかと言われるとなんとも言えないんです。
- 寝起きがわるくなる
- 筋肉が衰える
- 情緒不安定になる
- 薬を飲んでいないときの寝つきがものすごく悪くなる
- 依存してしまう
など薬独特のデメリットがあり、依存性が高まると量がどんどん増えてしまうこともあります。ですが睡眠導入剤を飲むことでもちろんいいところもあります。
- 薬を飲んでいるという安心感
- 薬の効果時間を調節できる
- 寝つきがグンとよくなる
- 翌日朝が早いから早寝をしたい時だけにつかったりできる
など悪いところばかりではないかもしれないので、服用している人がいるんです。しかし薬は薬なのでちょっと寝つきが悪いからという軽い気持ちで手を出してしまうと、薬なしでは眠れなくなってしまうんです。
効き目の弱いものをずっと使っていると日中も眠気を感じてしまって、口を開けば眠いとしか言わなくなってしまう人もいます。周りから見ても異常なぐらい依存していても本人は気づいていないんです。自然に眠れるように薬の量を減らすところから始めてみるのはいいかもしれませんね。
スッキリ起きるためにまず睡眠導入剤の量を減らしていこう
シャッフル睡眠法は睡眠導入剤を服用しているような寝つきが悪い人にぜひ実行してみてほしい睡眠法です。ただいきなり睡眠導入剤を飲まずにシャッフル睡眠法を試してもいつもは薬の力で寝付いていたので難しいかもしれません。初めてシャッフル睡眠法を試すときは
- 薬の量をいつもの半分以下にして試す
- 薬の量が少なくても眠れることを体に覚えさせる
というように実践してみましょう。シャッフル睡眠法が万人に効く方法ではないかもしれません。ですが薬の量を半分にしてこの睡眠法ですんなり眠ることが出来れば、睡眠導入剤を使わずに寝不足を解消できるようになるかもしれません。
毎日薬を服用していたら費用も飾ばりますが、この睡眠法ならお財布に優しいですし起床時もスッキリ起きることができるようになります。睡眠導入剤の量が増えていく前に対策をしてみましょう。