しつみん

質の良い睡眠をとって快適な生活を。

睡眠を削ると寿命が縮まっちゃうのは本当なの?

「睡眠不足は健康に良くない」程度であれば、誰でも知っている知識ですよね。確かに睡眠不足は健康によくありません。アメリカの睡眠医学会の研究では、睡眠不足の状態は大量の酒を飲んで酩酊している状態やマリファナを摂取した状態とほぼ同じということが判明しています。

 

 

睡眠が短いと寿命を縮めてしまう

また、睡眠を削ることで寿命が縮まってしまうことも周知の事実です。睡眠時間を削って睡眠不足になることで、免疫力が低下して体が弱ってしまいますから、がんや脳卒中、心筋梗塞や糖尿病などの病気になるリスクがぐんと跳ね上がります。その結果、病気が悪化して亡くなってしまうリスクが高まるわけです。

 

また、睡眠時間を削り深夜に働くという日々を繰り返していると、ガンになるリスクを高めます。アメリカの学術誌『インターナショナル・ジャーナル・キャンサー』では、夜間シフトで働いていた女性は、そうでない女性に比べて乳がんを発症するリスクが30%高かったという研究結果が掲載されています。

 

さらに夜間シフト経験のある看護師を対象にした調査では、夜間シフトに入っていた年数が長いほど、がんを発症する確率が格段に高まったこともわかっています。

 

睡眠不足による健康への影響は他にも

夜間働くことで発症する可能性のある病気はガンだけでなく、糖尿病になる可能性も高まります。一晩寝不足になるだけでインスリンが正常に機能しなくなる恐れもあり、インスリンが正常に機能しなくなってしまうと、血糖値が上昇して糖尿病になってしまうんです。

 

カナダの大学の研究では、夜間シフトで勤務中にケガをする確率は2倍近くに上昇し、ケガや事故、死亡する確率は昼シフトの人に比べ夜間シフトの人のほうが一貫して高いということがわかりました。

 

また、睡眠不足はがんや糖尿病だけではありません。睡眠不足は肥満を引き起こす原因にもなります。一般的には「太ることで睡眠不足になりやすくなる」ということで知られていますが、逆に睡眠不足によって肥満を招く場合もあります。

 

アメリカの大学の調査結果では、睡眠不足になることで満腹であることを知らせてくれるレプチンというホルモンが大幅に減少することが発表されています。レプリンが分泌されることで食欲を抑制してくれるわけですが、睡眠不足になることでレプチンの分泌が減り、肥満になりやすくなってしまうわけです。睡眠不足になることで脳は判断能力が弱くなってしまい、誘惑に負けやすくなってしまいます。

 

そのため、ついつい食べてしまい痩せたくても痩せられなくなってしまうわけです。睡眠不足になることでがんや糖尿病などの様々な病気や、肥満を招いてしまうわけですから、できるだけ睡眠はきちんと取るようにしたいですね。

 

睡眠不足は昼寝で補う

現代の生活では忙しい人が多く、帰宅時間が遅いためなかなか睡眠時間を確保できない人は少なくなりません。忙しい場合は昼寝をするようにすると良いです。仕事の昼休憩の時だったり、仕事が営業の人であればちょっとしたスキマ時間ができるはずなので、その時間に15~30分程度の短時間の昼寝を行うようにしましょう。

 

30分以内の昼寝であれば、心筋梗塞や認知症のリスクが低いという結果も出ていますし、短い昼寝は頭がすっきりします。短時間ではありますが、夜の睡眠時間に加え昼寝をすることで病気になるリスクを低下させ、死亡するリスクを低下させることができます。

 

ただ、上記でも書いたように長時間の昼寝をしてしまうと、心臓病や心筋梗塞などを発症するリスクが高まるため、うっかり長時間寝ないようにアラームをセットしておくなどしておきましょう。また、夜は無駄な時間を過ごさずに早く眠るように心がけましょう

 

退勤後の帰り道でついついコンビニに寄り道してしまったり、帰宅後にスマホを触ったりテレビを長々と見てしまって、寝るのが遅くなる習慣がついている人は少なくないのではないでしょうか。ついついやってしまう習慣がついていることで、自然と眠る時間が遅くなり睡眠不足に陥りやすくなります。

 

睡眠のとりすぎも寿命を縮める

「それならたくさん寝よう!」と思う人もいるかもしれません。睡眠不足は確かに良くないのですが、逆に睡眠のとりすぎも実は健康に良くありません。平日はあまり睡眠時間が取れないから、土日は長時間寝だめしてるという人も少なくないのではないでしょうか。

 

しかし、長時間の睡眠も死亡する確率を固めますから、平日も休みの日も睡眠によってひたすら志望するリスクを高めてしまっています。アメリカの睡眠医学会の研究では6.5~7.5時間以上の睡眠を取っている人は死亡率が高まると発表しています。

 

スペインをはじめギリシャやオーストラリアなど複数の国では、シエスタという長時間の昼休憩を行う風習があります。シエスタというと昼寝をするイメージが強いですが、人それぞれでずっと昼寝をする人もいれば昼寝はしない人もいるようです。

 

シエスタを行う国でシエスタ中の過ごし方の調査では、シエスタ中に昼寝をしない人に比べて長時間の昼寝をする人は、心筋梗塞や脳梗塞などによって死んでしまう確率が格段に高まることがわかりました。特に昼寝が1時間以上になると急増し、2時間にもなると昼寝をしない人の5倍にまで死亡率が高まることがわかっています。

 

寿命を縮めないためにも睡眠時間は6~7時間程度に

睡眠不足も睡眠過多も健康を害し、寿命を縮めてしまいます。睡眠不足の状態は、大量の酒を飲んで酩酊している状態やマリファナを摂取した状態とほぼ同じですから、健康に良くないことは明白です。

 

睡眠不足になることで免疫力が下がり、風邪をはじめガンや糖尿病、肥満などになる可能性が高まり、死亡してしまう危険性があります。夜間勤務で働いている人は、働いている期間が長ければ長いほどがんを発症する確率が格段に高まるという研究結果もあります。

 

つまり睡眠時間を削れば削るほど、それだけ寿命が縮まってしまうわけです。さらに、カナダの大学の研究では夜間シフトで勤務中にケガをする確率は2倍近くに上昇し、ケガや事故、死亡する確率は昼シフトの人に比べ夜間シフトの人のほうが高くなることもわかっています。

 

若い年齢だと夜通し遊んだり、多少無理しても平気と思いがちですが、その削られた睡眠時間の分だけ寿命が削られていってしまう危険性が十分にあります。そこで睡眠不足の場合は、30分程度の短時間の昼寝をすることで心筋梗塞や認知症のリスクが低下し、死亡する危険性を低下させることができますから、昼寝をするようにしましょう。

 

逆に、睡眠のとりすぎも寿命を縮めてしまいます。シエスタを行う国での調査では、昼寝をしない人に比べて長時間の昼寝をする人は、心筋梗塞や脳梗塞などによって死んでしまう確率が格段に高まることがわかっています。

 

昼寝は30分以内であればむしろ健康に良いのですが、30分以上になると健康を害してしまい、昼寝が1時間になると死亡率は急上昇し、2時間以上にもなると昼寝をしない人の5倍にまで高まってしまいます。アメリカの睡眠医学会の研究では、6.5~7.5時間以上の睡眠を取っている人は死亡率が高まることがわかっており、長時間の睡眠も健康を害することは明白です。

 

しかし、研究によって何時間眠るとだめなのかという部分はバラバラなようで、もちろん人によって適した睡眠時間も個人で違いますが、だいたい6~7時間の間で睡眠を取ることが望ましいのではないでしょうか。

 

睡眠不足も睡眠のとりすぎも死亡するリスクを高め、寿命を縮めてしまっているんです。寿命を縮めないためにも睡眠時間は6~7時間程度にするようにしましょう。

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