ささくれの早い治し方は食べ物にあった！

寒い季節になるとできたり、ネイルによってもささくれができることは良くあります。洋服に引っかかったりすると痛いですし、そのまま放っておいても治りませんよね。ささくれは放っておいても問題ないように思えますが、放置すると菌が入って病気になることもあります。

ささくれを早く治すのには、実は食べ物が一番なんです。そこで今回はささくれの原因や治し方、ささくれに効果的な食べ物について書いていきます。

ささくれは放置すると病気になることもある

ささくれができる原因は、いくつか考えられます。

乾燥

ささくれの一番できる原因は乾燥によるものです。爪の周辺にある皮膚組織は繊維が、指先の方向に並んでおり、露出しているため簡単にめくれてしまいます。肌が乾燥することによって刺激に敏感になるため、さらにめくれやすくなります。

特に手を頻繁に洗ったり、水仕事が多いという方は手の水分や油分が除去されているため、ずっと乾燥状態になっているので、ささくれができやすいです。水仕事をしたり頻繁に手を洗う場合は、ゴム手袋をして作業すると良いですね。

栄養不足

偏った食事などによる栄養不足によってもささくれができやすくなります。皮膚はカルシウムやたんぱく質、肌の状態の保つのに必要なビタミン、ミネラルが不足すると、ささくれができやすいです。

皮膚に必要な栄養が不足することによって、潤いのある皮膚が形成されづらくなり、血行不良にもなるため、乾燥状態になってしまいます。ささくれの原因が栄養不足によるものである場合には、バランスの良い食事をとることが必須です。

ネイル

ネイルをすることもささくれができる一つの原因です。ネイルをする際に使うリムーバーにアセトンという成分が含まれており、アセトンは油分を奪う働きがあるため、ささくれが起こりやすくなります。

また、ネイルをしている方で甘皮を剥いでいる方は多いかと思いますが、甘皮は爪の乾燥を防いだり、刺激から守る役割があるので、甘皮がなくなってしまうと指先に大きな負担がかかります。甘皮を剥いでいてなおかつネイルをしている方はささくれができやすいです。

デスクワーク

意外に思うかもしれませんが、デスクワークによっても、ささくれが起こりやすくなります。長時間同じ姿勢でタイピングをすることによって、指先に保湿成分が行き渡らなくなり、指先に負担が生じるため乾燥しやすくなります。

長時間デスクワークをしている方は適度に休憩を挟んだり、体を動かしたりして体に血液を巡らせると良いですね。また、パソコン業務だけでなく紙を頻繁に触ることで指の水分が奪われ、手が乾燥しやすくなります。特にダンボールは乾燥しやすいため、梱包業をしている方は手袋などをして作業する必要があります。

爪を噛む

爪を噛む癖がある人もささくれになりやすいです。爪を噛むことによりと唾液が指に付着して、油分や保湿成分が消えてしまうため乾燥状態になることがあります。

また、爪を噛むことで歯で指先の皮膚を傷つけてしまうために、ささくれになってしまうことがあり、これが癖になっていると治るのにも時間がかかってしまいます。

また、唾液や歯に菌が含まれていたとしたら爪を噛むことにより、傷口から指先に菌が侵入してしまい、感染症を引き起こす可能性もあります。爪を噛むという癖がある方は辞めるようにしなければ、例えささくれが治ったとしても再びできてしまう可能性は高いと言えます。

ささくれが悪化するとどうなるのか

ささくれは皮膚疾患のひとつともいえるので、悪化してしまうと化膿したり感染症になる可能性があります。指先の皮膚は薄く、空気中の雑菌にさらされている状態なため、カビや菌に感染してカンジダ性爪周辺炎、ひょうそなどの病気になることもあります。

カンジダ性爪周辺炎は、カンジダという菌に感染することで発症します。家事や水仕事をする方や指をしゃぶる赤ちゃんに多い病気で、症状としては指が赤くなったり爪に白濁が見られることがあります。また、痛みを伴う場合もあります。

ひょうそは、ささくれの傷から黄色ブドウ球菌が入り発症します。幹部が赤く腫れ、激しい痛みや膿ができることもあります。「ささくれだから」と甘く見ずにしっかりと対処しましょう。

ささくれの対処法

カットする

ささくれを処理するときに皮を引っ張って取る人は多いかと思います。ですが、引っ張ってしまうと傷が出たり菌が侵入してしまい、治りが遅くなってしまう可能性があります。

ささくれを処理する場合は、はさみで切るようにしましょう。切るときはネイル用のニッパーや眉用のはさみを使うと、細かい部分も綺麗処理することができます。ハサミが用意できたら、その前にアルコールや消毒液で消毒し、はさみでささくれを根本から切ります。

ハンドクリームを塗る

ささくれは指の油分や保湿成分が消失している状態のため、クリームを塗って補いましょう。クリームを塗る前に手を洗って水分をふき取り、化粧水を付けて保湿成分を補います。

手を温めて乾いたらハンドクリームを塗って、全体になじませます。手を温めることで血行が促進されるため、効果的です。また、コットン製の手袋を塗った後でつけると、保湿効果が増して早く完治しやすくなります。しかしハンドクリームには添加物や薬用成分が含まれているため、手が逆に荒れやすくなる場合があります。その場合にはワセリンを使うことで解決します。

ワセリンに含まれているのは油のみのため、手が荒れる心配はなく保湿をきちんとしてくれます。また、出血していたりジュクジュクしているなどの怪我がある場合は、軟膏を使用することで炎症を起こさず済みます。

生活習慣を見直す

頻繁にささくれができるという方は生活習慣が乱れている可能性があるため、一度見直す必要があります。ストレスが溜まることで自律神経が乱れ、皮膚の状態が悪くなり、睡眠不足に陥ると血行不良で乾燥しがちな肌になります。

また、運動不足も代謝を悪くし治癒能力が低下する原因にもなるので、生活習慣を改善しましょう。

早く治すには食べ物が良い？

ささくれの原因は基本的には栄養不足や血行不良、乾燥が考えられますから、ささくれを早く治すのには、必要な栄養を摂ることが効果的です。ささくれを治すのに必要な栄養素として、ビタミンA・ビタミンE・タンパク質などが挙げられます。

ビタミンAが含まれている食べ物

中でもビタミンは特に必要で、ビタミンAを摂取することで皮膚の代謝を活発にし、ささくれの予防や肌荒れ、口内炎にも効果があります。ビタミンAが含まれている食べ物としては、レバーや卵、チーズや人参などを油にも脂溶性ビタミンが含まれているため、ドレッシングやオイルを使って食べると良いですね。

ビタミンEが含まれている食べ物

ビタミンは血流をよくする働きがあり、指先に酸素、その他皮膚の代謝に必要なものを指先に送ってくれます。ビタミンEが含まれている食べ物としては、パプリカやアボカド、アーモンドやうなぎなどが挙げられ、脂肪が含まれている牛乳やチーズなどの乳製品と一緒に食べるとさらに効果が期待できます。

タンパク質が含まれている食べ物

皮膚はタンパク質で構成されているため、たんぱく質の摂取は必要不可欠です。タンパク質が含まれている食べ物としては、肉類や魚介類、大豆などに含まれています。また、コラーゲンもたんぱく質の一種であるため、手羽先や牛スジなどに多く含まれています。

バランスのとれた食事が一番

ビタミンA、Eやたんぱく質が必要なのはもちろんなのですが、それ以前にバランスのとれた食事をすることが大切です。バランスのとれた食事をすることで健康的になりますし、それに伴って皮膚も健康になります。ささくれの解消に必要な栄養素を意識しつつも、バランスのとれた食事をすることを心がけましょう。

1回1回の食事の栄養を気にしたくてもなかなか難しいので、栄養価の高い青汁を飲んで栄養素を一気に摂取しましょう。青汁は1日1杯飲むだけでも体に必要な栄養素を取り入れることができます。

普段から体の健康を気にしながら生活できればいいですが、なかなかそこまで意識するのは難しいです。「今日のご飯にはこの栄養をこの栄養があったから…」と考えて食事をする人は少ないです。しかしそれぐらい健康を気にしておけば間違いなく栄養不足になることはありません。青汁を飲んで必要な栄養素を沢山取るようにしておけば食事の中で栄養が足りてなくても大丈夫かもしれません。

青汁は毎日続けることで常に健康な体でいられるようになるので、1日2日でやめずに長く続けてみましょう。自分で購入をしにいくと忘れてしまうことも考えると通販で青汁を購入するのがとても便利ですよ。