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一瞬の居眠りは我慢しなくてもいい!マイクロスリープ睡眠法とは

大事な会議中や運転中に強い眠気に襲われて、カクっとなってしまったことのある経験って誰にでもありますよね。授業中に居眠りをしてしまった過去が1度や2度じゃないって人も中には…。TPOをわきまえる事はもちろんですが、このカクっとなってしまう現象が起こったら我慢せずに睡眠をとるようにしましょう。

 

 

TPOをわきまえて居眠り!?

少し目を閉じていただけなのに思っていたよりも時計の針が進んでいたり、数秒意識を飛ばしていたと思ったら数分の居眠りをしてしまったという話をたまに聞くことがあります。つまらない会議中やなかなか進まない仕事中にものすごく眠たくなってしまって、一瞬だけ睡眠をとってしまうことをマイクロスリープと言います。

 

このマイクロスリープは、睡眠不足が続いている人に「そろそろ睡眠をとるように」と体がサインをだすものだと言われています。しかし最近ではこのマイクロスリープを自分で起こして一瞬で頭を切り替えることができると言われています。

 

どこでも居眠りをしてもいいというわけではないので、いつマイクロスリープ睡眠をするかというのは大切になってきます。もちろん居眠りはしないに越したことはないかもしれませんが、どうしても眠気に抗えないときは一瞬居眠りをするだけで作業効率はアップします。

 

危険な場所ではマイクロスリープを我慢しよう

マイクロスリープ現象が起こるのは睡眠不足や過眠症、精神的な疲労などが原因と言われていますが確実な原因ははっきりとしていない症状です。自分では寝てはいけないと思っていても、勝手に瞼が落ちてしまって無意識の中で寝てしまうので、マイクロスリープ現象を起こしている人は寝ているという自覚がない人が多いです。

 

マイクロスリープというのは一瞬意識がなくなってしまうので、場所によっては危ない事件が起こる可能性があります。例えばよくあるのは車の運転中にカクっと意識が飛んでしまうことです。普段から車の運転をしている人はわかると思いますが、ちょっとよそ見をしているだけで事故の確率はとてもあがります。

 

視界に入っているから大丈夫、ぐらいの気持ちで少し横を向くだけでも危険です。それが数秒の間意識が飛んでしまうマイクロスリープ現象は運転中ではとても危険なんです。他にも電車のホームで電車を待っている時なんかはとても危険です。

 

朝寝不足を感じながら通勤の為に電車に乗ろうとホームで立っているときにカクっとなってしまうことがある人は要注意です。フラフラと足元がおぼつかないと倒れてしまったり、最悪の場合はホームに転落なんてことも可能性としてはありえます。

 

電車に乗ってしまえば手すりにつかまりながらマイクロスリープを起こしている人はよく見かけますが、ホームでは意識をしっかり持つようにしましょう。

 

また仕事で大きな重機やプレス機のようなものを扱う人も注意しましょう。プレス機のような機械は基本的にセンサーが付いていてそれに反応すると、機械が停止するような作りになっていますが絶対とは言い切れません。トラブルや事故は起こるものだと思っておきましょう。

 

このようにマイクロスリープはTPOをよく選ぶものなんです。ただTPOを選ぶと言っても、無意識のうちに起こることなので自分で制御することは難しいかもしれません。しかし原因は睡眠不足や過眠症であることが高いと言われているように、全く解明されていないわけではないので、思い当たる原因がないか考えてみましょう。

 

短時間で簡単な睡眠法で眠気を吹っ飛ばす

しかしマイクロスリープを起こしたときって一瞬で気が付くことが多いですが、気が付いた後は結構すっきりしていることが多いですよね。気分もすっきりしているし、さっきまでの眠気が嘘のように頭がさえていたりします。

 

最近ではマイクロスリープは、短時間の疲労回復にもってこいの睡眠法と言われているんです。睡眠法といってもしっかりと寝るわけではないので、睡眠と言えるかどうかは難しいところですが一瞬意識を手放しているので、一応睡眠ということになっているんですね。

 

一瞬の睡眠法で疲労回復ができて頭がさえるなら、わざわざ居眠りを我慢するよりも作業効率はあがるので、意識的にマイクロスリープをした方がいいです。しかしマイクロスリープを意識的にしようと思うのであれば注意する点があります。

 

起きる時間を決めておく

睡眠をとる前にしっかりと起きる時間を決めてそれを考えながら眠るようにしましょう。起きる時間を決めると言っても15分後とかでは仮眠になってしまうので、「2分後」とか「今15時だから15時3分には起きる」など細かく考えるようにすることがコツです。睡眠前に考えていることは潜在能力として頭の中に残るので、しっかりと時間を決めておくようにしましょう。

 

椅子に座って寝ること

基本的にしっかりと何時間も寝るわけでない仮眠や昼寝でも、寝転がって寝る事が殆どですが、マイクロスリープが起こるということは体が睡眠を求めているということです。そんな時に本格的に寝る体勢になってしまったら、確実に熟睡してしまいます。

 

マイクロスリープを一瞬してしまうということは、その時は寝てはいけない状況ということです。眠いと感じたらすぐに眠ればいい話なので、家でのんびりしている時にマイクロスリープが起こることはほとんどありません。

 

外出時や仕事中のように寝てはいけない場面だからこそマイクロスリープが起こるので、仮眠をしている程の時間がない人などにぜひ試してほしい睡眠法です。

 

毎日しっかり睡眠をとった方が体にはいい

またマイクロスリープをするときは座って行うことも大事ですが、人目も配慮するようにしましょう。仕事中に堂々と眠ることが出来る人は中々いません。居眠りをしているのがバレてしまったら、怒られてしまうことは確実ですよね。

 

ものすごい強い眠気を感じながら仕事をすることも大変なので、それを乗り切るためにも、ほんの少しの休憩をとって数分で頭をすっきりさせましょう。

 

居眠りや仮眠、昼寝のような普段の睡眠とは別でとる睡眠は悪いことではありません。自分の体が睡眠を求めているのであれば、それに従って睡眠をとるようにしましょう。マイクロスリープが起こるということは、寝不足が原因の場合が考えられるので根本から変えない限り毎日眠気と戦わなくてはならないということです。

 

基本的にしっかりと睡眠をとっていればマイクロスリープが起こることは少ないので、元々短時間睡眠で生活している人は、こういったマイクロスリープをすることで普通の生活をしているのかもしれません。

 

マイクロスリープに向き不向きはないので、必要だと思ったら自分で判断して睡眠をとるようにしましょう。できれば横になって15分程の仮眠をする方が効果的ですが、そうとも言っていられないことが日常生活には沢山あるのでそういうときには効果的な睡眠法だと思います。

 

居眠りを我慢せず睡眠をとるために必要なこと

マイクロスリープをすることで、作業効率があがるのは実際に体験してたことがある人も多いのではないでしょうか。極端に眠くなるということはそれだけ体に睡眠が足りていないということなので、普段から注意が必要です。

 

  • マイクロスリープは睡眠不足や過眠症などが原因で起こることがある。
  • 仮眠が取れる状況の場合は15分ほどの仮眠をとるようにする。
  • 起きる時間を自分でしっかりと決めてから睡眠をとること。
  • 寝転がると熟睡の可能性があるので座って行うこと。

 

マイクロスリープを意識的にするのであれば守るべきこともあるので、これを忘れないように短い時間で眠気を吹き飛ばすようにしましょう。再三ですが睡眠不足を治したら無意識でマイクロスリープが起こることはほとんどなくなります。眠るのが勿体ないとか言わずにしっかりと睡眠をとるようにしましょう。

 

夜何時間もしっかりと眠っているのに、常にカクっとなってしまったり異常な眠気を感じる場合は、ナルコレプシーなどの睡眠障害の可能性があるかもしれません。そういう場合は一度医師の診断を受けてみるのも一つの手かもしれません。

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