肌が荒れるのは睡眠不足から?原因と対策が知りたい!
冬になり乾燥や、寒さから肌が荒れてしまう。肌荒れに悩む女性は多いと思います。しかしどれだけ保湿しても高いスキンケア用品を使ってもなかなか肌のくすみやしわ、むくみなどが取れず悩んでいませんか?その肌トラブル、もしかすると睡眠不足から起きているかもしれません。
睡眠不足が肌荒れに?
人間にとって必用不可欠な睡眠。しかし日頃の仕事で遅くまで仕事、ときには飲み会、早く帰れても家のことなどをやっていたら寝る時間をどんどん削ってしまうこともあるのではないでしょうか?睡眠不足は日中の作業効率を下げるだけではなく、女性の大敵肌荒れにもつながってしまうのです。
睡眠不足でできるだけ長い時間眠っていたいのに肌荒れから化粧乗りが悪く、いつもよりお化粧時間がかかってしまったら気分も下がりますよね。睡眠不足から目の下のクマが酷くなったり顔にできものができてしまった経験はあると思います、しかし何が原因でできてしまうか考えたことはありますか?
肌荒れを治したいからと言ってむやみに長時間睡眠をとってしまうと睡眠のリズムが崩れ、夜眠れなくなってしまい睡眠不足につながってしまいます。睡眠不足に必要なのは質のいい睡眠を決まった時間にとることです。寝ている間に肌は再生します。再生をするために規則正しく睡眠をとることが大切だと言えます。
原因はホルモンの乱れから
寝ている間に肌はどのような活動をするのでしょうか?睡眠中は成長ホルモンが出ています。成長ホルモンと聞くと、未成年の体の成長に関係があるようにも思いますが、大人になってからも分泌されます。この成長ホルモンは若返りホルモンとも言われていて、紫外線を浴びた肌の再生や皮膚の水分保持等、肌の若返りに効果があります。
このホルモンは人間が眠ってから3時間後に分泌されます。睡眠にはレム睡眠、ノンレム睡眠の2つがあり寝ている間に交互しながら体を休めます。体が起きていて脳がやすんでいるノンレム睡眠の時に成長ホルモンが多く分泌されます。
しかし入眠3時間後も眠りが浅くレム睡眠、ノンレム睡眠がうまく入れ替わってない場合はホルモンの分泌量が少なくなってしまい、肌がうまく再生されません。また睡眠不足が続いてしまうと倦怠感や眠気からストレスがたまってしまいます。睡眠不足からストレスがたまると男性ホルモンが分泌されやすくなってしまいます。
男性ホルモンは角質に繋がったり顔の油分を増やす働きがあります。それによりニキビができやすくなったり、化粧崩れの激しい顔になってしまうかもしれません。若いころに多少無理をしても肌がきれいだったのは成長ホルモンが多く分泌されていたからです。成長ホルモンは20歳を境に少なくなっていきます。少しの睡眠の乱れが肌荒れにつながってしまうのはとても怖いですよね。
睡眠の乱れが続いてしまうと一定期間で行われる肌の細胞の入れ替えであるターンオーバーに間に合わず古くて汚れた肌細胞が顔全体に残ってしまい、しわやたるみ、くすみなどに繋がってしまうのです。では睡眠不足から肌荒れで悩んでいる場合どのようなケアをすればいいのでしょうか?
肌荒れは少しづつ治すしかない
睡眠不足から肌荒れになってしまった場合どのように治せばいいのか。普段と同じように生活していても肌荒れが治るスピードが速まるわけではありません。肌が荒れてしまったら睡眠時間をしっかりとることも大切ですが早く元の状態に戻せるように肌再生の補助をしましょう。
(1)肌の保湿をしっかり
睡眠不足により肌のターンオーバーができず乾燥につながり、肌を守るバリア機能が弱くなってしまっています。肌のバリア機能が落ちていると日中のダメージや化粧品のダメージを受けやすくなってしまいます。肌のバリア機能を高めるのに乾燥は良くありません。
化粧水を何回かに分けてしっかり肌に馴染ませて美容液を使います、最後に保湿タイプの乳液で蓋をしましょう。スチーマーなどで毛穴を開いてから行うと吸収率が高くなります。
(2)食から肌改善
スキンケアだけではなく普段の食生活からもターンオーバーの手助けができます。肌荒れに悩んでいる場合食生活にも気をつかってみましょう。
- たんぱく質・・・皮膚を作るのに必要な栄養
→肉類、魚介類などの主菜に多く含まれる、他にも乳製品や卵などにも
- ビタミンA・・・ターンオーバーを助けて皮膚を健康に保つ
→レバー、うなぎ、緑黄色野菜
- ビタミンC・・・肌の活性化を助け、コラーゲンを作り出す助けをする
→柑橘類の果物、野菜等、水溶性なので調理せず生で食べるのが良い
- ビタミンE・・・肌の乾燥を防ぐなど、肌のバリア効果を高める
→アーモンド等のナッツ系、植物油
塩分を多く含みすぎるファストフードやインスタント食品は乾燥を促進させるだけではなく、ビタミンB等の肌に大切な栄養素を大量に使ってしまうので食べすぎには注意が必要です。お菓子なども糖分などの体に必要のないものをため込んでしまう危険があるので食べすぎには注意しましょう。
質のいい睡眠が対策に
対策法は分かっても1日2日で肌荒れは改善できません。出来れば肌荒れ知らずで、毎日化粧乗り良く生活したいですよね。睡眠をしっかりとっているのに肌荒れに悩まされていたり、規則正しい生活をしていてもうまく肌のターンオーバーされない場合はどうすればいいのでしょうか?
肌荒れ対策には睡眠時間ではなく、睡眠の質が大切なんです。睡眠時間が短くなってしまっても睡眠の質が良ければ肌は再生されます。浅い睡眠ではなく、ぐっすり眠れるようになるためには何をすればいいのでしょうか?
(1)お酒や、食事は睡眠3時間前に摂取しない
お酒には脳を覚醒させる働きがあり、睡眠を浅くする働きがあります。飲むときは遅くても3時間前には晩酌を済ませるようにしましょう。また寝る直前まで食べてしまうと寝ている際に胃が動いてしまい眠りが浅くなってしまいます。
(2)体内リズムを正すため、日光を浴びるようにする
人間は普段日光を浴びることにより脳が活性化され、夜暗くなると寝る時間だと認識し睡眠に入る準備をします。日光を浴びない生活が続くとと体内リズムが崩れ、正しい時間に眠気が来なくなってしまいます。
(3)寝る前のカフェインは避ける
コーヒーを飲んで眠気を覚ますこともあると思います。コーヒーなどのカフェインには覚醒作用があり眠気を飛ばしてくれます。しかし体内に持続する時間も長くその覚醒作用は働き続けます。15時以降は飲まないのが良いと言われていますが、習慣づいてしまっている場合は量を少しづつ減らしてみましょう。
夜更かしはほどほどに
肌の乾燥、しわ、たるみ、クマなどは肌の再生や入れ替えであるターンオーバーがうまくいかず起きてしまいます。ターンオーバーなどは睡眠時に行われ、睡眠の質が悪かったり睡眠不足が続いてしまうことにより起きてしまいます。肌荒れなどに悩んでいる場合は肌の再生を補助するような生活を心がけましょう。
- 保湿をメインに考えたスキンケアにする
- 肌に良いバランスのとれた食生活をする
- ジャンクフード、インスタント食品やお菓子などは控える
肌のターンオーバーを促進させるためには睡眠時間よりも質のいい睡眠が大切になってきます。入眠してから3時間後に肌再生に必要なホルモンが大量に分泌されます。その時に深い眠りに入っていることが大切になります。睡眠の質を高めるようにしましょう。
- お酒や食事は就寝3時間前に済ませる
- 日中日光をしっかり浴びる
- カフェインは控える
肌のためには22時までに眠ると良い、と言われたり夜更かしは肌に悪い!など色々な話を聞いたことがあると思いますが専門家によって意見は分かれます。もちろん夜更かしは、寝不足に繋がったりするため良くはありません。質のいい睡眠を規則正しくとることが大切です。毎日7時間は寝るようにしましょう。肌だけではなく体の健康にもつながります。