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アイマスクは意味がない!使い方次第で効果はあるの?

眠るときにアイマスクをしている人は意外と多いです。昼間の移動中の時なんかに使っている人もいるでしょうし、夜眠るときはアイマスクがないと眠れないという人もいるのではないでしょうか。アイマスクのをする目的は光を遮断すること、ですが本当にアイマスクによって光が遮断されて睡眠に効果があるのでしょうか。

 

 

アイマスクは本当はあまり意味がない

「いやいや、効果あるでしょ。アイマスクで目を隠しているんだもん」と思う人もいると思います。確かにアイマスクによって目から入る光は遮断できているかもしれません。しかし、光を感知するのは実は目だけではなく、皮膚も光を感知します。

 

目の網膜にあるロドプシンという物質によって光を感知することができるのですが、皮膚の細胞がロドプシンを作ることが確認されています。そのため、明かりがついた状態でアイマスクをして、目に入る光を塞いで眠っていても皮膚が光を認識しますから、あまり意味がありません。

 

目を隠すことによって意識的には暗くなるため、効果があるように感じてしまいますが、皮膚でも光を感知してしまうわけですから、マスクによる効果はありません。

 

そもそも光の影響って?遮断する意味はある?

現代では電球が発明されたことで、夜でも光に照らされ明るい状態で生活するようになりました。ですが、夜に光を浴びることは睡眠に悪影響をもたらします。光を浴びるのは睡眠に良くないというのは誰でも何となく知っていると思います。

 

夜に光を浴びてしまうと体内時計が狂ってしまい睡眠サイクルが崩れていしまう上に、眠る際に必要なホルモンであるメラトニンが減少していしまいます。本来であれば、夜眠るときにメラトニンが分泌されることによって眠気を感じて眠りやすくなります。また、メラトニンによる効果はそれだけではありません。

 

  • 免疫力の向上
  • 血圧の正常化
  • がん細胞や腫瘍の抑制
  • DNA保護力の向上
  • 骨粗鬆症のリスク低下
  • アルツハイマー病のリスク低下
  • 頭痛などの痛みの緩和
  • 甲状腺機能の改善

 

など睡眠を促すだけのホルモンではなく、メラトニンは健康を保つ上で非常に重要なホルモンでもあります。そのため、夜眠るときには明かりを全て消してしまうことが一番です。

 

光を遮断することは意味があった!

睡眠を阻害しないためには光を完全に遮断する必要があります。光は皮膚でも感知することができると先ほども書きましたが、豆電球程度の小さな光でも皮膚は光を感知して睡眠を阻害してしまいます。

 

そのため、豆電球をつけて眠るという習慣がある人も多いかと思いますが、眠りを阻害させてしまいますから、消す必要があります。「いやいやそれはちょっと」という人もいるかも知れません。確かに今まで電気をつけて眠っていた人、がいきなり部屋を真っ暗にして眠るのはかなり勇気がいると思います。

 

そんな場合は照明の色を変えましょう。色にはそれぞれ温度があり、この温度が高いほど人の体に影響を与えます。色の中でも温度が最も高いのは青、温度が最も低いのは赤です。色のイメージ的には真逆のようですが、確かに豆電球は赤とは言わないまでもオレンジですよね。

 

赤色の証明を使うことで、体内時計の狂いとメラトニンの減少への影響が小さいということがわかっています。キャンドルとか火を見ると落ち着きますよね。あれも赤色ですから効果があることがわかりますね。

 

照明の光だけを遮断しても効果は薄い

睡眠を阻害する光は部屋の照明だけではありません。スマホやパソコン、街灯や車のライトも睡眠を阻害する光を放射します。これらから出るブルーライトは睡眠を大きく阻害してしまいます。

 

スマホやパソコンからブルーライトが出るというのは誰でも知っていると思います。しかしブルーライトは街灯や車のライトに使われているLEDにも含まれています。そのため、部屋の光だけではなく、よっぽどの田舎でない限り現代ではどこでも車が通ったり、街灯が設置してありますから、外の光に対しても遮断する必要があります。

 

外の光を遮断するためには遮光カーテンを使うと良いです。遮光カーテンはほとんどのカーテン売り場で売られていますから、簡単に入手できます。

 

「ちょっとくらいの光くらい良いんじゃないの?」と思うかもしれませんが、人間の体はかなり高性能ですが、それと同時に繊細であるため、ちょっとの刺激を受けるだけでも影響を受けてしまいます。

 

スマホやパソコンも最近ではかなり高性能なものが多いですが、高性能であるがゆえにダメージを受けてしまうと故障してしまうのと同じようなものです。特にこどもの場合は影響を受けやすいため、子供の為を思うのであれば迷わず買いましょう。

 

将来的に近視になった子供は電気をつけたままで寝た場合は55%、豆電球をつけてネタ子供は34%、真っ暗で寝た子供は10%という実験結果がでているため、軽く見てはいけません。

 

朝に光を浴びるのは意味がある!

先ほど光を夜に浴びるのは睡眠に悪影響だということを書きましたが、朝起きるときには人間には光は必要不可欠な存在です。人間は昔から日が昇った時に活動し、日が沈んだら休むという生活サイクルを送っていて、現代の人間もそう作られているためそういった生活が本来は適しているんです。

 

そのため、朝に日の光を浴びることで生活サイクルが整って目が覚めて活動的になります。また、朝に光を浴びることで先ほども登場した睡眠に必要なホルモンであるメラトニンの元となるホルモンであるセロトニンが分泌されます。

 

さらに、セロトニンが分泌されることで幸福感や満足感をもたらすため、うつ病などの人にも効果的です。セロトニンを分泌させるのは自然の光が一番で、部屋の証明など人工の光では不十分です。一般的な屋内の光の量は晴れた日の太陽の光の1/100程度しかありません。

 

たとえ曇りの日でも、屋内の人工の光に比べて10倍明るいため、一日屋内で人工の光を浴びて過ごしていても睡眠のは不十分です。

 

また日中にオフィスで働く人の睡眠の質を調査した研究では、職場に窓がある環境で働く人に比べて職場に窓がない環境の人が浴びる光の量は137%少ない上に一日当たりの睡眠時間も46分ほど短かったということがわかっています。

 

睡眠の阻害を防ぐのには、アイマスクでは効果はない

目だけではなく皮膚も光を認識しますから、光を防ぐのにはアイマスクでは意味がありません。現代では夜も光によって明るく照らされていますが、夜に光を浴びてしまうと睡眠に必要なホルモンのメラトニンが減少してしまいます。

 

メラトニンには睡眠を促す働きだけでなく、免疫力の向上やがん細胞や腫瘍の抑制など健康を保つのに重要なホルモンでもあります。そのため夜に光を浴びることは睡眠だけでなく、健康をも阻害してしまうといっても過言ではないかもしれません。

 

また、豆電球程度の小さな光でも皮膚は光を感知して睡眠を阻害してしまいますから、豆電球をつけて眠るという習慣がある人も、電球を消す必要があります。また、電球だけでなくスマホやパソコン、街灯や車のライトから出るブルーライトも睡眠を阻害する光を放射します。

 

そのため部屋の光だけではなく、外の光に対しても遮断する必要があります。外の光を遮断するためには遮光カーテンを使うと良いです。

 

「ちょっとくらいの光くらい良いんじゃないの?」と思うかもしれませんが、特にこどもの場合は、将来的に近視になった子供は電気をつけたままで寝た場合は55%、豆電球をつけてネタ子供は34%、真っ暗で寝た子供は10%という実験結果がでているため、軽く見てはいけません。

 

そのため、光を遮断することを目的としてアイマスクを使っても意味がありませんから、部屋の光をすべて消して、遮光カーテンで外の光を遮断する必要があります。そうすることで光による睡眠の阻害を防ぐことができます。

 

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