しつみん

質の良い睡眠をとって快適な生活を。

旅行先で一睡もできない。寝る方法はありますか?

寝慣れている自分のベッドと、外出先での睡眠は寝つきが違うという方、多いのではないでしょうか。

 

 

私は枕が変わると一睡もできない・・

毎日仕事をがんばっている自分へのご褒美として、友達と旅行へ。しかし、せっかく楽しみにしていた旅行先での夜になぜか一睡もできず、次の日は朝早くから観光予定なのに睡眠不足でボロボロに、そんな私が寝る方法はあるのでしょうか?

 

家族などで「枕が変わると眠れない」と言って、荷物になるにも関わらずカバンに一生懸命枕を詰めて持っていく人も、少なくないと聞きます。荷物が増えて移動中に大変な思いをしたり、旅行前に「夜に眠れなくなるのやだなあ」と憂鬱になったり、迷惑かけたら嫌だからとせっかくの旅行のお誘いを断ってしまったり、そうなって欲しくはありません。

 

お泊り旅行では夜にしっかり睡眠を取らないと、次の日に楽しむことができません。逆に気持ちよく眠ることができれば、朝食のバイキングもとてもおいしく1日活動的に過ごせるので、素敵な思い出を作ることができるでしょう。

 

旅行の夜に眠れなくなる原因

人間は環境が変わるなど、何か変化が起こる時にストレスを感じます。これは体の恒常性という機能が、人間の体や心の状態を一定に保つ働きがあるから変化を嫌がるのです。なぜ一定に保つかというと、怪我をした時や病気になってしまった時に体が何もしなければ、私たちは下手をすれば死んでしまいます。ダイエットが続かないのも恒常性の影響なのです。リバウンドや三日坊主が起こるのも、実はこのためなのです。

 

この恒常性の機能が、私たちの体の大切な生命活動を守るために、変化が起きた時にストレスを感じさせてくれるのです。なので、たまに「旅行先で寝れないなんて私、精神的におかいしのかな?」なんて悩んでる人がいますが、全く問題ありません。

 

環境が変わりストレス等や緊張で眠くなるのは、健全な人間であれば誰でも起こる可能性があるのです。ただそれ以外に原因がある場合もあるので、そちらをまとめてみました。

 

楽しみすぎて前日に寝てない

これは小学生の遠足前などでのあるあるですよね。次の日のことを考えると、ワクワクが止まらなくて眠れない。これは楽しみ過ぎて気持ちが興奮状態になっていて、神経が緊張している状態になってしまっているので、恐らく眠れないのでしょう。

 

移動中の新幹線やバスや飛行機でがっつり寝ている

旅行準備や慣れない早起きで疲れて移動中に爆睡。なんて結構よくあることだと思います。目的地に着いた時に思いっきり遊べるように、なんて体力を回復してるつもりかもしれませんが、ほぼ確実に夜眠れなくなります。

 

飲みすぎ食べすぎ

目的地に着いてホテルのチェックインまで時間があるから、ご当地名物たくさん食べちゃおう!なんて昼間からビールをガブガブ飲み、店から店を食べ歩き。もちろんしちゃいけないわけではありません。旅の醍醐味のひとつですからね。ただ飲みすぎ食べ過ぎは睡眠不足の原因になるので、夜に眠れなくなっちゃうかもしれませんよ。

 

旅行先でもぐっすり寝る方法

旅行で眠れなくなってしまう原因は、日常の不眠とはまた原因が違うんですね。しかし、原因がわかってしまえば改善の方法は、いくらでもあるのです。旅行を楽しむための快眠方法を調べてみました。

 

いつもと同じパジャマや枕を使う

眠れなくなる一番の原因は、「環境の変化」になります。確実なのは、できればいつも寝ている状態とできるだけ同じような環境を作ることなのです。なので肌に直接触れるパジャマや枕などを持っていければいいのですが、荷物になるから無理!という人もいるでしょう。

 

その場合は枕カバーだけや寝るようにはいている靴下だけでも普段使っている物を持っていくといいでしょう。枕の高さを合わせるだけでも、だいぶ変わってくると思います。

 

お風呂に浸かる

これは定番中の定番ですね。宿泊先に大浴場や温泉がついている場所も多いと思うので、普段はシャワー派の方もゆったりたっぷりのんびり湯船に浸かりましょう。日ごろの疲れも一緒に解消できると思います。海外でも最近はバスタブがついてる所も多いので、めんどくさがらずに浸かってみてください。

 

お風呂を出てのんびり過ごしている内に、心地よい眠気が訪れるでしょう。

 

アイマスクや耳栓を持参する

複数の友人と旅行に行った場合、就寝時間が各々バラバラになる場合があります。夜に散歩に行ったり、のんびり温泉に行ったり、歓楽街まで飲みに行きたいという人もいるでしょう。ある程度大人になると、複数で行動していても、ふと一人の時間が欲しくなるものです。

 

もしも自分が先に眠る際、照明の光やガールズトーク中の笑い声で起こされたらたまりません。そんな時に活躍するのが、アイマスクと耳栓です。アイマスクは光をしっかり遮断できるので、目をしっかり休ませることができます。薬局で使い捨てのホットアイマスクなどが持ち歩きに便利でしょう。

 

温かいアイマスクは目の血行をよくし、クマをなくす効果があります。目の疲れを取ることにより、脳の疲れも一緒に取る効果があるので、慣れない環境でのストレス解消にも同時に効果があるのです。耳栓は睡眠時の音を遮ってくれます。

 

寝てる間も脳は音を感じてしまうのですが、耳栓をすることによって脳に負担をかけずにすむので快眠に繋がります。耳栓やデジタルやシリコンタイプなど物よって遮音性が変わってくるので、事前に自分に合うものを試してみるのがよいでしょう。

 

アイマスクも耳栓も旅行の夜に初めて使用し、自分に合わなくて逆に眠れなくなったという例もあるので、事前準備はしっかりした方がいいと思います。

 

自分が好きな音楽や映画などのDVDを持って行く

自分な好きな音楽を聴いたり映画のDVDを旅先で観ることによって、脳が普段と変わらない生活を錯覚するので、リラックスできます。旅先のホテルや旅館で緊張がほぐれない時に役に立つと思います。

 

もしかして普段の生活から変えられる?

旅行中に楽しく過ごせるかは、実は普段の生活が大事になっていたりします。私たちは普段日常生活する上で、何も意識せずに、ただ同じ毎日を繰り返すだけになってしまっていることが多いです。そうやって日々を淡々と過ごしていると感覚が鈍ってしまい、自分が何が楽しくてどうしたいかわからなくなってしまう場合があります。

 

そうなるとどんどん無気力になってしまい、日々の生活や旅行も楽しめなくなってしまいます。普段から五感で自分が好きなことにリアリティを感じることによって、旅行の慣れない環境でストレスを感じても、瞬時に吹っ飛ばすことができます。

 

例えばおいしい物を食べる。きれいな景色を見る。美しい音楽を聴く。大好きな甘くて匂いを嗅ぐ。心地よい物に触れる。自分が普段から何が好きで何が心地いいのかわかっていれば、旅行中にこれらを実践しすぐにでも気持ちを切り替えられるようになるので、眠れなくなるようなこともなくなってくると思います。

 

あとはどんな変化も繰り返していれば脳が慣れてきて、徐々に抵抗がなくなってくるので、旅行の回数を重ねれば重ねるほど、自然と旅行先で眠れるようになってくるでしょう。

 

思いっきり非日常を楽しみましょう!

さあ旅行の準備はできましたか?ここまで読んでいただけたら、旅行先で一睡もできなくなるというのはなくなると思います。旅行で眠れなくなってしまう最大の原因は「環境の変化」です。私たちの心と体は「変化」というものをとにかく嫌います。

 

これは脳が意地悪しているわけではなく、私たちの命を守るためにこのような機能になっているのでしたね。なので旅行などで慣れない環境へ行くと、無条件でストレスを感じてしまいます。ただこのストレスは日常生活と変わらないような環境を、作れば緩和することができます。

 

日常生活と変わらない環境を作るためにできること

  • いつもと同じパジャマや枕を使う
  • お風呂に浸かる
  • アイマスクや耳栓を持参する
  • 自分が好きな音楽や映画などのDVDを持って行く

 

それでもよくならなくても、脳は何度も同じことを繰り返していれば変化に慣れるので、何度も旅行を経験していればいづれ免疫がつき、自然と眠れるようになるでしょう。これからも旅行で楽しい時間をたくさん過ごしてくださいね。

 

温泉といえば旅行の醍醐味ですが、普段の入浴でも温泉気分のようなリラックス感を味わうことができます。方法は簡単で入浴剤を入れるだけです。日頃の生活からスペシャルなものへと変えていってしまいましょう。

 

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