目が痛い原因は日焼け!?寝れないのは乾燥ではなく紫外線のせいだった
最近日差しが強くなってきましたよね。日焼け対策はしていますか?まだ夏じゃないしいいや!と思っているかもしれませんがこの時期の紫外線は結構強いんです。目が痛いから寝れないなんて日はありませんか?乾燥のせいと思ってしまうかもしれませんがもしかしたらそれは日焼けのせいかもしれません。
目の痛みで寝れない…これって何?
白い肌になるためにも出来れば日焼けはしたくないですよね。こまめに日焼け止めを塗ったりアフターケアはしっかりすると思います。しかし目のケアを行っている人は少ないです。紫外線は体全体から吸収します。目から紫外線を吸収してそれが肌の日焼けに繋がることもあるんです。
日焼けには二種類あって、日光を浴びると肌が赤くなって元に戻る場合とそのまま色素沈着して黒くなってしまうパターンがあります。二つの違いはメラニンの多さで決まります。
日光を浴びた時に皮膚を守るためにメラニンが生成されます。このメラニンが肌を黒くさせる働きがあります。このメラニンの多さによって日焼けしやすいかしにくいかが決まります。
メラニンが少ない人は皮膚を守ってくれるものがなくなるので火傷のように赤くなり、皮膚がめくれてしまいます。ですがは肌が黒くなりにくいです。逆にメラニンが多い人は皮膚を守るためたくさんのメラニンを生成することができます。肌は黒くなりやすいですが皮膚は守られます。
どちらがいいということはありませんが、日光そして日焼けは体に良くないものだと分かったと思います。では最初に戻ります。目からも日焼けするというのはどういうことなのでしょうか?美白のためにしっかり対策をしているつもりでも実はできていないかもしれません。
目から日焼けして肌が黒くなる?
日焼けにはメラニンが関係するのは分かったと思います。皮膚は紫外線を吸収しないように肌を黒くしてあなたの肌を守ろうとしてくれているんです。メラニンが生成されないと、紫外線の影響をもろに受けてしまい皮膚がんや肌の炎症を起こしやすくなってしまうんです。では肌を守るために日焼けするのにどうして目が日焼けするのでしょうか?
目はとてももろく紫外線にはとても弱いんです。強い紫外線を浴びると角膜にダメージが蓄積され炎症を起こします。炎症を起こすと目が危険を感じて、脳にもっとメラニンを作るように指示を出してしまいます。なので日焼け止めを塗っていても関係なくメラニンが多く再生され肌も黒くなってしまうんです。
また、肌と違い目にたまった紫外線は日とともになくなるわけではありません。ダメージは蓄積されていきます。その影響によって白内障になる確率も上がってしまうんです。
コンタクトをしている人は菌が入りやすく、よく角膜炎になる人が多いですが紫外線の蓄積でも角膜炎になってしまう場合があります。角膜炎になってしまうと日常生活にも影響がでてしまうのでできればなりたくはないですよね。
目に紫外線を浴びているという感覚はあまり実感しづらいとは思いますが、常に浴びていると思ったほうがいいでしょう。そこまで過敏になる必要はないとは思いますが日差しが強い日は対策をして方がいいかもしれませんね。長時間日光を浴びたことから目が痛んでしまって眠れなくなってしまっているのかもしれません。
目の日焼け対策はどうすればいい?
次に目の紫外線予防方法について紹介します。肌の日焼けであれば日焼け止めを塗ったり日光を浴びないようにすれば良いですが目はどのようにすればいいのでしょうか?
(1)サングラスをかける
基本的に肌の日焼けと一緒で紫外線を吸収しないようにするのが一番の予防になるでしょう。ただしかけるサングラスはなんでもいいというわけではありません。サングラスと言えば黒くて目が見えなくなるようなものを想像しますよね。ですがそれは逆効果なんです。
暗いところだと目は刺激をうけなくなるので瞳孔が開きやすくなります。猫の目を想像してもらえればいいと思います。目が大きく開くので日光を取り入れやすくなってしまうんですね。
日光を直接浴びなきゃ日焼けはしないと思ってしまいますが、日焼けしにくくなるだけで日光のダメージを浴びないというわけではありません。しっかりUV対策をする必要があります。
サングラスは少し薄目の色で、レンズにUV加工が施されたものを選ぶようにしましょう。出来れば大きめのサイズのものを選んで目をしっかり守ると効果的です。目だけにこだわるとサングラス以外のところが日焼けてしまう、サングラス焼けになってしまう時もあるので顔の日焼け対策もしっかりと行いましょう。
(2)帽子、日傘で影を作る
日本人はあまりサングラスの文化がなく、少し恥ずかしいと思う人が多いです。ちょっとならいいかもしれませんが対策のために毎日サングラスをしていてイメージがついてしまうのも嫌ですよね。そういう時は日光を浴びないように日陰を作りましょう。つばの広めの帽子やしっかりUV対策のついている日傘を選びましょう。
ただ常に暗いところにいるということなので瞳孔も開きやすくなっているのでいきなり強い日光を浴びないようにしましょう。ダメージが倍になってしまいます。
目が痛いのを放置するとどうなるの?紫外線が原因の目の病気
先ほど目からの紫外線のダメージを放っておくと病気につながるという風に書きましたが具体的にどのような病気になるのかを紹介します。目は毎日使うものですから大切に使ってこれからも健康な状態を保ちたいですよね。目が痛くて眠れないという場合はしっかり病院に行って悪化しないようにしましょう。
(1)紫外線角膜炎
強い紫外線に長時間角膜が晒されると起きてしまうものです。違う名前として「雪目」というのも有名です。この雪目は雪景色やゲレンデ等雪で日光の照り返しをもろに受けてしまい、目がチカチカしてしまうものです。長時間になると目に異変が起きるようになります。
この紫外線角膜炎の症状としては、目のかゆみ、充血、目ヤニ、涙、視力の霞みがあります。長時間安静にして放置すれば良くなりますが、一回なってしまうと癖づいてしまい定期的になってしまうので気を付けましょう。あまりにも酷くなると目の痛みにもつながります。
目が弱っている状態なので触ってしまって菌が入ると悪化してしまい治るのも遅くなってしまいます。目に異変を感じたらあまり触らないようにしましょう。
(2)白内障
白内障とは目の中にある水晶体というレンズのような役割をしているところが濁ってしまうことにより、ものが霧かがって見えるようになったりピントが合わなくなってしまう病気です。
基本的に失明したりするものではありませんがものが見えづらくなり、悪化すると色別も難しくなるのでいいものとはいえません。大体が老化とともに現れるものですが、近年目を酷使する人が多く若年化してきているのも事実です。
白内障の原因の一つとして紫外線があります。他にも喫煙や糖尿病も白内障になりやすくなると言われています白内障は細かく分類するともっと多くの症状、タイプがあるので少しでも気になることがあれば病院に行くのが賢明かもしれません。
(3)翼状片(よくじょうへん)
簡単に言うと白目が黒目に侵入してくる病気です。目頭側から黒目が浸食されていきます。これが起きたからといっておおきな症状が現れるわけではありません。充血や目の乾きくらいですが、鏡を見るとすぐ分かるので自覚は早いです。悪性のものではありませんが悪化して白目が瞳孔に近づくと視力の低下に繋がってしまうので手術が必要になります。
手術をしても再発する可能性が高いです。原因の多くが長時間の日光が原因とされていて漁師や農家などの日を遮らず照り返しの激しい職をしていた人が歳をとるとこの病気になりやすいです。若いうちは発生しないので対策をせずに紫外線を浴び続けると将来翼状片になってしまうかもしれません。
日差しの強い日は要注意!将来の自分を守るために対策を
夜、目が痛くて眠れないときは紫外線による日焼けが原因かもしれません。春夏秋冬関係なく常に紫外線は降り注いでいます。日差しが強い時はしっかり対策するようにしましょう。
目から日焼けしてまうのは目に紫外線が吸収されることにより、体が脳に肌を守るためにもっとメラニンを作るように働きかけ、メラニンが肌をまもるため色素沈着して肌が黒くなっていきます。
肌だけではく目も紫外線の影響を受けやすいのでしっかり目も日焼け対策をしましょう。
- サングラスをかける
- 大きめの帽子、日傘を使用する
サングラス、日傘共にUV加工がしっかりされているものを使用しましょう。目からうける紫外線を放置すると目の病気になってしまうこともあります。目は紫外線のダメージを蓄積するので将来的に病気になってしまうこともあるので気を付けましょう。
- 紫外線角膜炎
- 白内障
- 翼状片
強い日光に当たってしまったなと思ったら目をしっかり休めるため冷やしたり、目をできるだけ使わないようにしましょう。日光を浴びるのが絶対に良くないというわけではありません。
人間は日光を浴びることで体内時計をリセットさせます。なので日焼けが嫌だからと言って日陰ばかり歩いたり、外に出ないようになると体内時計が乱れてしまい、夜寝つきが悪くなってしまう場合もあるので気を付けましょう。
あくまでもとても日差しが強い時に何も対策をしないというのは危険ということです。夏は日焼け対策をしたりしますが春や秋はなかなか忘れてしまいがちですよね。そんな時は飲むサプリで日焼け対策をしてみましょう。