【迷わず心療内科へ】心因的な睡眠不足の解消法
私が睡眠不足になったわけ
36歳女性、校正者です。私が睡眠不足になったのは、友人が亡くなったのがきっかけでした。友人が自殺する以前から睡眠リズムが崩れやすいという体質があり、慢性的に睡眠不足気味ではありましたが睡眠の質は良く、一度寝付けば目を覚まさずに朝の目覚めも快適でした。
しかし、友人の一件があってからとたんに眠れなくなりました。友人は自殺でした。職場の対人トラブルがきっかけで、列車に飛び込んだのです。私よりずっと若く、将来有望な研究者の卵でした。「人の役に立ちたい」といつも言っていた友人が亡くなったことで、私にとって未来の希望が一気に無くなったように感じました。
それから不眠症に陥ってしまいました。いくら眠れない夜でも午前1時ごろにはうとうとしはじめていたのですが、午前3時になっても、午前4時になっても目がさえて眠れません。
それも辛かったのですが、より精神的にきつかったのは中途覚醒がひどくなったことです。夜中に息が苦しくなる夢を見て、何度も目が覚めました。おかげでその頃の平均睡眠時間は2時間に満たなかったと思います。
慢性的な睡眠不足は、体の異常となってあらわれました。仕事中に血圧低下で倒れ、胸部痛で救急車で運ばれて一時期は全く仕事をできなくなりました。
色々やったけど心療内科が一番だった
眠れるために、色々努力をしました。
- 寝る前にホットミルクを飲む
- グラソースリーピングウォーターを飲む
- 部屋を完璧に暗くしてみる
- 眠る直前のお風呂をシャワーに変えてみる
- 寝る前にヨガ
- マインドフルネス
けれども、どれも効きませんでした。悩んだあげく友人に相談したところ、心療内科の受診を勧められました。予約をとり、1ヶ月後に受診しました。そして今までの経過を話したところ、睡眠薬を処方され、定期的に臨床心理士さんのカウンセリングを受けることになりました。
これが、とても効きました。まず、寝付きが格段によくなり、一晩中まんじりとして眠れなかったものが、以前と同じぐらいの時間に眠れるようになりました。そして臨床心理士さんと面談で友人のことについて話すことにより、心の傷が回復したのか、夜中に息苦しくなることもなくなり中途覚醒の頻度も減っていきました。
今ではたまに中途覚醒することもありつつも、普通に仕事がこなせるぐらいにまでなりました。
原因が心因性だと思うなら、まず心療内科へ行くべき
感想としては原因が心因性だとはっきりしているのなら、まずは心療内科に行くべきです。心療内科にかかるまえに色々試してみましたが、結果的にどれもこれも時間とお金の無駄でした。
病院で処方してもらえるだけあり、睡眠薬はびっくりするほど良く効きます。
ですが、心療内科は人によって相性があるそうです。それを踏まえた上で相性のいい病院を探し、問題解決に向かうのが睡眠不足解消の近道であると思います。
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