しつみん

質の良い睡眠をとって快適な生活を。

長生きできる睡眠時間とは?短いのはよくないの?

人生はまだまだこれからだけど、どうせなら長生きをしたい。睡眠時間が短いのは体によくないって聞くけど本当なの?人間はいつかは必ず亡くなってしまいますが、将来は結婚して子供をたくさん産んで孫に囲まれて、できるだけ長生きして幸せに過ごしたいという気持ちの人が多いと思います。

 

 

やっぱり長生きしたい

睡眠時間は人間の寿命に大きく影響してきます。できる限り、健康的で長生きするにはどれくらいの睡眠時間を確保するのがいいのでしょうか。人間は昼間に行動して、夜になると寝る生き物です。睡眠中に体の休息や細胞の修復、記憶の再構成などを行っています。

 

また睡眠中は成長ホルモンが分泌されるので、体の成長や傷の治癒にも直接関わってきます。睡眠不足がストレスを引き起こすというデータも出ているので、睡眠不足になるとこの機能のバランスが崩れて昼間の体に悪影響が出てしまいます。睡眠時間はしっかり確保したほうがよさそうな気がしますね。

 

日本は今、超高齢社会になっています。それだけ長生きをしている人が多いのです。長生きの秘訣や睡眠時間との関係も知りたいです。短い睡眠がよくないのであれば、単純に睡眠時間を長くすればいいのでしょうか?睡眠時間が短いのと長いのとでは体にどのような影響があるかもまとめて調べてみました。

 

睡眠時間が短いのはいけないの?

近年特に若い人は仕事や学業、遊びなどで睡眠時間がどんどん短くなっているように思います。中には睡眠時間が短くても平気なショートスリーパーという人種もいるのでなんとも言えないところではありますが、睡眠時間が短くなると実際のところどうなってしまうのでしょうか?

 

睡眠時間が短いのは寿命に影響する

睡眠時間の長さが寿命に影響するのは間違いないそうです。睡眠と死亡のリスクについての研究をしているカルフォルニア大学の研究では通常の睡眠が6.5~7.4時間の人の死亡率が最も低く、それよりも短いと死亡率が高いというデータが出ています。他の調査でも睡眠時間が短いと死亡リスクが高くなるというデータが出てるので、早くから気をつけておいたほうがいいでしょう。

 

睡眠時間が短いと肥満になる

睡眠時間と肥満も関連があります。スタンフォード大学の調べでは睡眠時間が6~7時間の人が最も肥満度が低く、それより短いと肥満度が高まります。睡眠時間が短いとグレリンという物質が分泌され、これは食欲を増幅させる物質になります。そして反対にレプチンという食欲を抑える物質の分泌が少なくなるのです。なので睡眠不足が続くと太りやすくなってしまうというリスクがあります。

 

集中力が低下する

睡眠が短いと脳が休息できずに脳が記憶を整理できなくなるので、集中力が下がります。徹夜をすれば飲酒をした時と同じような状態になってしまうのです。睡眠不足になると集中力の低下が原因で大事故に繋がる可能性があるので、適切な睡眠時間を確保することが大切になってきます。

 

生活習慣病の危険

充分な睡眠を取っていれば寝てる間に交感神経の活動が低下するので血圧は下がります。睡眠時間が不足してしまうと交感神経が活発なままになるので、血圧や心拍数下がりません。このような状態が続くと血圧が高いままになってしまうのです。また睡眠不足になると血糖値の上昇うを抑える機能が低下するので、糖尿病の発症リスクが高くなってしまいます。

 

メンタルへの影響

不眠を経験すると、しなかった人に比べてうつ病のリスクが高くなります。心療内科でうつ病の原因を調べたところ、睡眠障害が1番多いというデータもあったので、睡眠とうつは関連性が強いと言えます。

 

睡眠時間が短い人の中にも、すっきり目覚められて日中の生活にまったく影響がない人もいます。この中のすべてが当てはまるわけではありません。自分の適切な睡眠時間を把握しておきましょう。ただ睡眠時間が短く睡眠不足になってしまった場合は様々な影響が出てくる可能性もあるので注意してください。

 

たくさん寝ればいいというわけではない

では反対に長く寝た場合には寿命や健康にとってメリットはあるのでしょうか?

 

寝すぎても寿命が縮む

睡眠時間が短いと死亡リスクが高くなるというのは先ほど伝えたと思います。では逆に長ければ長いほど長生きができるのでしょうか?

 

実は睡眠時間が平日平均9時間以上になると7時間睡眠の人に比べて死亡リスクが上がるというデータが出ています。人によって適した睡眠実感は変わるので確実に7時間がいいという根拠はないそうなのですが、長く寝れば長生きできるというわけではないようです。

 

睡眠時間が長いと脳の機能が低下する

体調が悪い時は睡眠時間を長くとった方がいいですが、それ以外で長時間眠るのはかえって体や脳に悪影響なのがわかっています。

長時間眠ることによって浅い睡眠が増えるので脳が疲れた状態になってしまうのです。また長時間横になるので体の血流や悪くなったり、脳に栄養や酸素がいかなくなってしまうのです。寝すぎが認知機能の低下にも繋がるので、食事や運動と一緒でやりすぎはよくないようです。

 

寝すぎは肌荒れの原因になる

寝すぎると自律神経やホルモンバランスが乱れるので、ニキビや肌荒れの原因になります。また長期間横になると血流が悪くなり目の下のくまや肌のくすみの原因にもなるんです。寝すぎることで体内時計が狂ってしまうので、肌を老化させる物質を抑えるメラトニンが少なくなり肌が老化する可能性もあります。キレイな肌には睡眠が大切なイメージがありますが、寝すぎは逆効果になるんですね。

 

睡眠不足に関しては多くのデータが揃っていますが、寝すぎに関しては詳しいデータがそこまでなかったりします。平均睡眠時間を6~7時間にするのが長生きにも健康にもよさそうではありますが、睡眠に関してはやはり個人差があるので、自分の適切な睡眠時間を把握しておくのがいいでしょう。

 

長生きしてる人の共通点

日本には今百歳を超える人が6万人以上もいると推計されているそうです!百歳を超える人は、昭和の時代に比べて年々増加傾向にあります。そしてその8割が女性になります。これだけ長生きの人が多い日本ですが、やはり百歳を超えている方は長生きの秘訣をお持ちなのでしょうか?

 

幸福感が高く、ポジティブな人が多い

百歳以上生きてる人に共通していることとして、幸福感が高く自分の人生を肯定的に捉える人が多いようです。確かに百歳超えたおばあちゃんがテレビ番組に映ると、すごく元気で明るく笑いが絶えない人が多いように感じます。とても楽しそうに今を過ごされてますよね。

 

最近は百歳を超えても手に職を持っている人が多く、現在も元気に仕事をされているそうです。百歳になってもただぼーっとしてるだけではなく、散歩したり階段を上り下りしたりとできる範囲で行動してる人もいるみたいですね。日常生活を前向きで過ごすことは長生きの秘訣のようです。

 

ストレスをためない食事

日本人で長生きされている人はやはり「和食」を好む人が多いです。和食は魚や豆腐・納豆・みそなどの大豆食品、お茶など栄養バランスがよくてカロリーも低く、生活習慣病の予防になっています。和食が現在の健康長寿を支えているのではないかとも言われています。ただ百歳生きている人の中には毎日朝からお肉をたっぷり食べたり、甘いものが好きという方もいるので一概には言えませんが、ストレスをためずに好きなものを食べるというのが長生きの秘訣かもしれません。

 

現代の和食はさらに栄養バランスを考えて作られているものが多いので、和食中心の食生活が長生きに繋がるのは間違いないです。

 

医療制度が充実している

日本には様々な保険があり、加入を義務づけられていますが保険に加入しておくとケガや病気など万が一のことがあった時に保障があります。健康診断を1年に一回受けられますし、いざという時の医療費が高額だった場合でも負担を軽減できる制度も用意されています。

 

他の国に比べれば貧富の差も少なく医療制度が整っているので、たいていのケガや病気が起こっても大丈夫なようになっているのです。

 

長生きするために今からできること

長生きするために睡眠時間は大きく関係しています。睡眠不足になると体はどうなってしまうのでしょうか?

 

  • 睡眠時間が短くなると死亡リスクが高くなる
  • 睡眠時間が短くなると肥満になる
  • 集中力が低下する
  • 生活習慣病の危険
  • メンタルへの影響

 

では逆に睡眠時間が長いとどうなるのでしょうか?

 

  • 寝すぎても寿命が縮む
  • 睡眠時間が長いと脳の機能が低下する
  • 寝すぎは肌荒れの原因になる

 

睡眠不足に関しては多くのデータが揃っていますが、寝すぎに関しては詳しいデータがそこまでなかったりします。平均睡眠時間を6~7時間にするのが長生きにも健康にもよさそうではありますが、睡眠に関してはやはり個人差があるので、自分の適切な睡眠時間を把握しておくのがいいでしょう。

 

日本は百歳を超えても元気な人がたくさんいます。百歳を超えている方に共通するのは、よく食べよく動き前向きなことです。日本社会の体制が充実しているという部分もありますが、恵まれた環境の中でも精神的にも肉体的にも自立していることが明るく楽しい長生きの秘訣になるのではないでしょうか?

 

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