頭痛がひどいので眠れない!5月の症状はこんな原因があった
頭痛がひどい人は夜に眠れなくてお困りではないでしょうか。5月くらいになると突然の頭痛を訴える人が増えるそうです。原因は何になるのでしょうか。
頭痛がひどいと眠れない
頭痛は今や国民病と呼ばれ、日本人の4人に1人が悩まされています。頭痛が起こる原因は人によって様々ですが、気圧のなどの影響でただ頭痛が起こっているか、病気が原因でその病気の症状の一つとして頭痛が起こっている場合があります。
前者は特に命に関わることはないですが、後者はもしかしたら重大な病気が隠されている可能性があるので、早めの治療が必要です。病院へ行く前に見分け方などはあるのでしょうか。まず一般的な頭痛持ちと言われる人たちの症状は種類がいくつかあります。
緊張性頭痛
毎日頭を締めつけられるような痛みが起こり、首や肩のハリやコリを感じることが多く、体のだるさやめまいなども同時に起こります。原因主に身体的なストレスと精神的なストレスになります。
長時間同じ姿勢でのデスクワークや睡眠不足、対人関係や仕事の悩みで不安を抱えてしまうと自律神経がうまく働かなくなってしまいます。ほとんどの頭痛の原因は緊張性頭痛です。
片頭痛
月に数回ほど起きる頭痛です。頭にズキズキとしたような痛みが起こります。場合によっては吐き気や嘔吐が起こったり、前兆で手足のしびれや目の前がチカチカすることがあります。
原因は女性の生理前後や遺伝などの身体的な理由だったり、激しい運動の直後の解放された時やアルコールを飲んでいる時に急に起こったりします。その他にもなんらかの原因で脳内の血管が拡張し、周りの神経を圧迫して痛みが起こると言われています。思春期から40代くらいと幅広い世代の方に起こり、前兆があったりなかったりします。
5月になると頭痛が起こる原因とは?
春になると頭痛がひどくなったり、この時期だけは頭痛が起こるという人がいます。時期的な原因があるのでしょうか?春に起こりやすいのは片頭痛と言われています。この時期は脳の血管が拡張する原因が多いようです。どんなものがあるのでしょうか。
気温や気圧が変化するから
春になると徐々に気温が上がっていきます。ところが朝夕の寒暖差が大きかったり、天気がくるくる変わりやすいです。そのため暑くなったり寒くなったりなどの気温の変化に適応できず、体が疲れてしまいます。
そうすると自律神経が乱れ、血管の収縮や拡張ができなくなってしまうのです。さらに低気圧がやってくると血管が一気に拡張するので、片頭痛を起こす人が増えるのです。
環境が変わるから
3月や4月は転勤や異動など仕事の環境が変わりやすいです。自分に何もなくても新入社員が入ったりと何かしらの変化は経験するでしょう。環境が変わると自然とストレスがたまっていきます。
ストレスがたまると体の不調や睡眠不足につながります。ストレスや睡眠不足が続くと脳内が酸欠になるので、酸素を補充しようと血管が拡張し、片頭痛が起こってしまうのです。
時期的な自然現象
人間の体は冬の間は筋肉を収縮させ、体温が下がらないようになっています。反対に春は筋肉を弛緩して体温が上がりすぎないように防いでいます。なので春になると自然と血管が拡張しやすくなるのです。
ところが不規則な生活をしていると代謝が悪くなり、筋肉の働きがうまく春使用に変わることができません。その影響で体の疲労がたまりやすく眠気やだるさ、食欲不振が起こったり、片頭痛やめまいの原因になるのです。
花粉症
3月を過ぎたあたりから花粉症に悩まされている人も少なくないでしょう。花粉症になると鼻づまりが起こるので酸欠になったり、鼻の粘膜に炎症が起こります。この状態になると片頭痛が起こりやすくなります。
頭痛に備える対策はあるの?
できれば辛い頭痛は避けたいものです。緊張型頭痛も片頭痛も日常生活に差し支えがなければ、自分で解消することも可能です。今後のためにも、事前に頭痛に備えておくことができる対策はどのようなものがあるのでしょうか。
緊張型頭痛の解消法
肩や首のコリが原因で起こっているので、コリをほぐすことで緊張型頭痛は解消しやすくなります。他にも体を温め血行をよくすることで、筋肉が緩みます。
日頃のストレスを解消させてあげることで体ががリラックスして、緊張がほぐれます。体を冷やしてしまうのは逆効果なので気をつけましょう。普段から体を動かしたり温めておくことは、緊張型頭痛の予防につながります。長時間のデスクワークなどは注意しましょう。
片頭痛の解消法
日常に支障がなければ自分で解消することも可能です。痛みが強い場合はまず病院へ行きましょう。片頭痛が発生している状態はストレスに対して敏感になっているので、体を休めることが第一です。なるべく静かで暗い場所を選び、光や音の刺激を受けないようにやすみましょう。
片頭痛の原因は血管の拡張なので、それを防ぐためにカフェインを取るという方法もあります。コーヒーやお茶などに含まれるカフェインは血管を収縮させる効果があるので、頭痛が治まる場合があります。飲み過ぎると眠れなくなるので注意しましょう。
他にも痛む箇所を冷やすことで血管の拡張を抑えたり、甘いものを口にすると症状が緩和される場合もあるので試してみてもいいかもしれません。入浴や運動などは血管を拡張させてしまうので、状況を見て行いましょう。
病気が原因で頭痛が起こっている場合がある?
緊張型頭痛や片頭痛は一般的な頭痛と呼ばれ、自分で解消できる場合もありますが、頭痛の症状によっては重大な病気が潜んでいる場合があります。普段から緊張型頭痛や片頭痛を持っている人は放置してしまいがちだと思いますが、命の危険があるので、自己判断しすぎないように注意しましょう。
くも膜下出血
主に頭痛や吐き気が起こります。頭が重いくらいの軽い症状だったり、殴られたような強い痛みを感じる場合もあります。吐き気や嘔吐、意識がなくなるような症状もあるので、違和感を感じたら病院へ行きましょう。
脳出血
突然の激しい頭痛や手足のしびれ、言語障害や視野障害、意識障害を起こす可能性もありますので気をつけましょう。
脳腫瘍
朝方に頭痛を感じ、起きると治まるのが特徴です。嘔吐や麻痺、けいれんなどの症状が起こります。
髄膜炎
ウイルスや細菌が髄膜に入り、炎症を起こした状態です。高熱やけいれん、意識障害などが起こります。後頭部に強い痛みを感じることもあります。治療が遅れてしまうと致命的になるので早めの判断をしましょう。
慢性硬膜下血腫
過去に外傷があった場合、徐々に血種ができて脳が圧迫されている状態です。若い人に頭痛が多く見られるようです。ケガをした経験がある人は注意しましょう。
ゆっくり休むためにも早めに頭痛を解消しよう!
頭痛は日本人の国民病で4人に1人がなっています。頭痛はいくつか種類がありますがたいていはこの二種類です。
- 緊張性頭痛
- 片頭痛
春以降に頭痛を訴える人が増えますが、季節的な理由はあるのでしょうか。
- 気温や気圧が変化するから
- 環境が変わるから
- 時期的な自然現象
- 花粉症
一般的な頭痛なら日常に支障がなければ自分で解消することができます。
緊張型頭痛の解消法
- 肩や首のコリをほぐす
- ストレスを解消
- 運動する
- 体を温める
片頭痛の解消法
- 光や音の刺激を受けないように体を休める
- カフェインを取る
- 痛む箇所を冷やす
- 甘いものを食べる
頭痛によっては重大な病気が潜んでいる可能性もあるので、念のため覚えておきましょう。
- くも膜下出血
- 脳出血
- 脳腫瘍
- 脳腫瘍
- 髄膜炎
普段から頭痛を持っている人は放置してしまいがちですが、命の危険がある場合もあるので、早めの判断を心がけましょう。頭痛が原因で眠れなくなってしまっては体の疲れも取れません。頭痛を解消してゆっくり休みましょう。