胃もたれしてムカムカする…。即効で治す方法はあるの?
飲み会で食べ過ぎて胃もたれしてしまうことありませんか?年末になると飲み会が多くなって、ついつい飲み過ぎ食べ過ぎで胃もたれしてしまいがちです。食べ過ぎに限らず、夏バテやストレスで胃がもたれてムカムカすることもありますよね。即効で治す方法はあるのでしょうか?
胃もたれは何が原因?
胃もたれは食べ物が胃の中で消化されず、残ってしまうことで起きます。起床後や食後の2~3時間の間に胃が重く感じたら、胃もたれを起こしている可能性が高いです。また、胃もたれと同時に別の症状が起こった場合には病気の可能性があります。
胃もたれと同時に嘔吐や下痢、頭痛や腹痛などの症状が起こる場合は、ウイルスに感染していることがあります。嘔吐や下痢の場合には、ウイルスに感染してしたことによる胃腸炎の可能性があり、細菌を外に追い出そうと、体が対抗し嘔吐や下痢などの症状を引き起こします。
感染ではなく、食べ過ぎや飲み過ぎで胃もたれと同時に起こる嘔吐や吐き気の場合は、特に問題はないので、暴飲暴食をしなければ治ります。
胃もたれの原因は食事だけではなかった
胃に負担のかかる食生活
暴飲暴食はもちろん、油っこい食べ物や刺激が強い食べ物は消化に時間がかかり、胃に負担をかけます。胃に負担をかけることは胃もたれを引き起こす原因になります。
喫煙
喫煙によって胃酸などから胃を守ってくれる働きを持つプロスタグランジンが減少します。それによって、粘膜が壊れてしまい胃の機能が低下してしまいます。さらにタバコに含まれているニコチンは毛細血管の収縮作用と自律神経を乱す働きがあります。
毛細血管の縮小作用によって、胃の粘膜にある毛細血管へ流れる血液が減り、酸素欠乏症になります。自律神経を乱す働きによって、胃を繋げている十二指腸の間にある幽門括約筋のバランスを崩してしまい、胆汁が胃に逆流して胃の粘膜を傷つけます。そのため、胃粘膜の抵抗力が下がり、上手く消化ができなくなってしまい胃もたれの原因になります。
飲酒
お酒に含まれているアルコールも胃の働きに影響を及ぼします。アルコールは内臓にとって刺激が強いため、飲むと胃粘膜がダメージを受けてしまい胃の運動機能が低下し、胃もたれにつながります。
ストレス
ストレスがかかると交感神経と副交換神経のバランスが崩れ、胃の機能が低下して胃粘液の分泌が少なくなることによって胃もたれを引き起こします。
また、胃もたれだけでなく胃にある血管が傷ついたり、胃潰瘍ができる原因にもなります。溜まったストレスを解消しようとお酒やタバコに走ったり、暴飲暴食をするのはさらに胃に負担をかけ悪循環になります。
胃の機能低下
胃の機能低下は主に加齢によるものがほとんどですが、冷え性の人などは血行が悪いために胃腸を含め、内臓にも影響することがあります。胃腸が冷えていると便秘や下痢、胃もたれなどになる原因にもなり最悪の場合ガンになる危険性もあります。加齢の場合、胃酸や胃粘膜の分泌量は年齢とともに減っていくため、必然的に胃を守る機能が低下します。
健康的であれば食後2~3時間程度で消化されますが、加齢により胃の働きが低下し消化が追いつかないため、胃もたれを起こしやすいです。脂肪分が多いものや辛いものの取りすぎは、胃にかなり負担をかけてしまいますので、特に注意しなければなりません。
即効性のある治す方法「飲み物」
炭酸水
炭酸というと刺激が強くあまり胃に良くない印象がありますが、炭酸によって胃の働きは活性化され胃液の分泌が促進されます。脂っこい食べ物や大量に食べる場合は胃もたれ後でも効果的ですが、事前に炭酸水を飲むと胃がよく働くのでよりオススメです。ただあまり飲みすぎると胃を刺激し過ぎてダメージを与えてしまうので、注意が必要です。
温かいココア
ココアには『オレイン酸』『リノール酸』が含まれており、胃酸の分泌を少なくするため胃もたれなどの症状にかなり効果的です。コーヒーにも似た効果があるようですが、ココアはコーヒーの倍以上効果が高いそうです。冷たい状態で飲んでも効果的ですが、温めることで胃の働きも良くすることができるので効果的です。
りんごジュース
りんごには消化を助ける働きがあり、胃もたれにはかなり効果的です。市販のりんごジュースでも効果はありますが、生のりんごをすって作ったりんごジュースの方が効果は大きいです。りんご以外にも複数の野菜や果物を混ぜてミックスジュースにしても良いですね。
先ほども書きましたが、温めた方が胃の働きも良くなるので温めて飲んだ方が、より効果的です。
牛乳、または豆乳
牛乳と豆乳には胃酸を中和してくれる効果があり、予防にも効果がありますが、胃もたれした際にも効果的です。カロリーを気にしている場合は豆乳を飲むことをオススメします。
何度もしつこくなってしまいますが、温めたものを飲むようにしましょう。「胃もたれの原因」の部分でも「冷え性の人は胃の機能が低下する」と書きましたが、胃が冷えることによって胃の働きが弱まってしまいます。それなら簡単な話、胃を温めることが大切なんです。
青汁
青汁は胃の保護や胃の負担を軽減してくれる効果があり、胃もたれや吐き気が起きにくくなります。ストレスを緩和したりアルコールを分解する効果があるので、食べ過ぎ飲み過ぎの後に飲むのもいいでしょう。腸にも優しいので胃もたれだけでなく様々な不調を改善してくれます。
ホットミルクやココアは馴染みがあって飲んだことがある人が多く、逆に青汁は飲んでいる人が少ないというイメージがあります。しかし最近では青汁ユーザーが増えてきているんです。青汁も苦いものが全てではなく、すっきりとした緑茶や抹茶のような感覚で飲めるものも沢山あるんです。
その為青汁を飲む人が増えていて、特に一度飲んだことのある、オーガニックフルーツ青汁という青汁はフルーツを使っているので従来の青汁のような苦みが少ないんです。この青汁は温めて飲むことが出来るので、胃もたれだけでなく腸の不調にも効果があります。
温めて飲む事によって青汁本来の栄養素だけでなく、体を労わることもできる一石二鳥の青汁が気になって自分で飲んで青汁の効能を試してみた記事も書いてみたので読んでください。
食事以外で胃もたれを解消する場合は?
1.入浴
入浴することによって胃を含め体が芯から温まりますし、交感神経と副交換神経のバランスが整いリラックスするので、胃の回復には効果的です。ただ食後にすぐ入浴すると胃もたれが悪化する可能性があるので、食後30分から1時間以上は入浴しないように注意しましょう。
2.ツボを押す
胃もたれに効くツボを指圧するのも効果的です。胃もたれに効果的なツボは5種類ほどあります。
- 内関(ないかん)
手首の中央にあるシワから肘の方向に指を3本をあてます。その3本の指より1本分下の部分が内関です。内関は胃もたれや食欲不振などの消化器官に効果的です。
- 足三里(あしさんり)
膝の少し外側にあるくぼみから指4本分下のすねより若干高い位置が足三里です。胃もたれや嘔吐などの改善や血行促進に効果的です。
- 陽陵泉(ようりょうせん)
足三里より少し外側で指1本分上の位置が陽陵泉です。胃の症状全般に効果的です。
- 胃兪(いゆ)
背中にあるツボで、みぞおちのちょうど真後ろの位置にあり、背骨の指1本分左右にずれた位置が胃兪です。背中のツボですが、親指が届く範囲の位置にあるので自分で押せます。胃や神経痛などに効果的です。
- 中脘(ちゅうかん)
へそとみぞおちの中間部分に位置するツボで、へそから指4本分上の部分が中脘です。押すときは指3本軽く当てて、中指の腹が当たるようにすると効果的です。
胃もたれの最終手段!それは…
胃もたれになった時、ほとんどの人は胃薬を飲むかもしれませんが効き目はあっても健康的とは言えませんので、上記のことをやってみて治らない場合最終手段ですが、胃薬を飲みましょう。胃薬を飲むだけ、温かい飲み物を飲むだけ、ツボを押すだけだと効果は薄いかもしれませんが、並行して行うとかなり効き目があるはずです。
- 胃もたれに効く飲み物を飲む
- 入浴
- ツボを押す
軽い程度の胃もたれなら耐えられますが、かなり酷いと何もする気にならないくらい強烈ですよね。胃もたれの原因や治し方について書いていきましたが、結局は胃の消化力を上回る量の食べ物や刺激の強い食べ物を食べなければ良いだけの話です。
たくさん食べることが好きな人や辛いものが好きな人は全く食べないのはきついかもしれませんが、食べる頻度を減らすことはできるはずです。たまには付き合いで食べたり飲んだりすることもありますよね。
そんな時は青汁を飲んだり入浴やツボ押しで体を癒してあげることで、翌日の胃への負担もだいぶ軽減されると思います。健康な体があってこそいろんなものを食べることができるので、これからは胃を含め体を大切にするようにしませんか?