しつみん

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不眠症を治すために原因を探ってみてわかったこと

なかなか寝付けないなどの不眠症で悩まれている方はいませんか?睡眠障害の中でも特に多い不眠症を放置したままにすると、日常生活に支障をきたすことがあります。この機会に不眠症と向き合い、慢性的な「なかなか寝付けない」を治す為に原因を探してみましょう。

 

 

不眠症でこんな経験はありませんか?

  • ベットに横になっても、まったく眠気が来ない
  • ベットに入ってから30分から1時間も寝付けず、横になっている
  • なかなか寝付けないから、だんだん不安や心配な気分になる
  • もしもこのまま眠れなかったらどうしよう?
  • 寝るのが遅くて、朝起きれなかったらどうしよう?仕事に遅刻してしまうかも?

 

あまりにも寝れないときは、起きれないときのリスクを考え、寝ずに仕事に行くなんて日もある方がいるかもしれません。このような睡眠の問題を抱えていた方、または現在進行形で経験されている方は意外と多いかもしれません。

 

厚生労働省の過去の調査によれば、日本人の5人に1人は睡眠に問題を抱えた経験があるらしく、現在も問題を抱えている人が3分の1人にも及ぶという調査結果も出ているそうです。原因は人によって様々ですが、過去も現在も睡眠に問題を抱えている人は一定数いたと思われます。

 

特に現代社会では生活が大きく変化しているため、睡眠に問題を抱えやすい環境になりつつあるかと思います。けして不眠症は、ごく一部の特別な人が抱えやすい問題ではなく、今の時代では誰もが同じような問題を抱えやすい傾向にある、まさに現代病といえる症状であります。

 

今まで不眠症に悩まされてきた方は、「自分が(性格的に)だらしないないから」とか「自分が精神的に弱いからだ」なんて思われた方がいるかもしれませんが、それは100%事実だとは言い切れないかもしれません。不眠症をもたらす原因を知ることで、全く異なる認識を持つことができるかもしれません。

 

不眠症による寝つきの悪さを解消するため、短期的な解決方法としてお酒や薬などに頼ることもあるかもしれません。症状がひどい場合には短期的な解決方法として、ときには必要な手段かもしれません。

 

しかし、長期的に考えれば自身の身体に良い影響をもたらさないことは、周知な事実かと思います。それでは不眠症を解決せずに放置した場合にどんなことが起こりうるか?

 

主に朝起きた後、特に日中の仕事に大きな影響があるかと思います。

 

  • 日中、仕事中に原因不明の頭痛に悩まされる。
  • 何故か仕事中だるくなる、倦怠感を感じることが多い。
  • 日中、急な眠気に襲われ仕事に集中することができない。

 

症状は人によって違いはありますが、長い目で考えれば不眠症がご自身にとって良い影響を与えはしないことは理解できるかと思います。すぐに不眠症を治すことは薬などに頼らない限りは難しいかと思いますが、継続して原因の改善を取りんでいけば、少しずつ問題は改善されていくはずです。

 

睡眠障害の代表、不眠症を治すには?

睡眠障害の中で一般的に知られているが不眠症です。その不眠症を治す際にまずは知っておきたいことが、不眠症はいくつかに分類できることです。症状別で大きく4つに分けると、入眠障害、中途覚醒、早朝覚醒、熟眠障害があります。

 

入眠障害

入眠障害は、ベットに入って寝ようとしてもなかなか寝付けない症状です。この入眠障害に悩まされる人は多く見られるようです。寝るまでにどれくらい寝付けないと、入眠障害といえるかというと、約1時間も寝付けない時間が続く場合は入眠障害といえるそうです。

 

中途覚

中途覚醒は寝ても夜中、目が覚めてしまう症状です。特に年配の方に多く見られる傾向があるようです。経験がある方が多いかと思いますが、お酒を飲むと寝つきがよく、すぐに寝れる場合がありますが、そのあと数時間で目が覚めてしまう症状です。

 

早朝覚醒

早朝覚醒は中途覚醒と同じく十分な睡眠をとる前に目が覚めてしまう、それが朝型に起こる症状です。こちらも同じく年配の方に多く見られる傾向があるかと思います。本当はもっと寝ていたいけど、朝早く目が覚めてしまう。しかし、また寝るわけにはいかず、朝早くから活動することになります。

 

熟睡障害

熟眠障害は十分な睡眠をとっているにもかかわらず、朝起きた際にまだ寝たりない感覚や、寝ても疲れが取れていない感覚に陥る症状です。いつも寝たりなさを感じているため、週末の休日などは寝だめしてしまう傾向があるようです。

 

上記に挙げた4つの不眠症の症状の中で、今回は特に「ベットに入ってもなかなか寝付けない」という状況を引き起こす入眠障害を取り上げたいと思います。

 

入眠障害の原因は?

入眠障害の原因として多いのが精神的な悩み、不安を抱え、ストレスを過度に感じてることです。入眠障害で悩む方の多くは年配の方より若い人に多く見られるようです。比較的に若い人の方が年齢的な経験不足により、精神面で不安定になりやすいことが関係しているようです。

 

特に性格的な面で、悩みや不安を抱えやすい、ストレスを感じやすいことが入眠障害につながる傾向があるようです。いわゆる神経質な性格の方は良くも悪くも、細部に敏感に反応する特性があるかと思います。

 

場合によっては、その特性が良い方向に活かされることもありますが、ときには悪い結果をもたらす要因ともなりえます。些細なことでも、繊細であるがゆえに物事を大きく捉え過ぎてしまい、他の人であれば大したことはないと流すことができる物事でも、人によっては過度な不安や心配、ストレスの種になることがあります。

 

そんな方は夜ベットで寝る際に、解消されていない不安や心配事がふと頭によぎってしまい、気になって眠れなくなってしまうことがあります。またはすぐ寝れないからこそ、30分や1時間寝れない時間に「あ~でもない、こ~でもない」くよくよと思い悩んでしまうはめになることも。

 

そのときに「早く寝ないとまずい」「もう~時間しか寝れない」という思考になると、ますます負の連鎖でストレスを感じ、余計に寝れない状況を自分で作り出していまいます。

 

ストレスによる入眠障害を治すには?

入眠障害を引き起こす要因として大きな割合を占めるストレス。このストレスを解消し、ぐっすり寝つけるにはどうすれば良いか?今夜からできるストレス軽減を紹介したいと思います。過度なストレスが性格的な特性によるものあれば、簡単に治すことができないと思います。

 

ただ自分自身の性格を正しく理解したうえで意図的に、できることから対処していけば良い傾向に向かうと思います。大切なことは、寝ることに対する意識、イメージを少しずつ変えることです。

 

自分自身の中に,夜寝るさいに「なかなか寝付けない」、「寝れるか不安」、「朝起きれるか不安」という思い、経験が蓄積されると、脳に悪いイメージとして認識付けされてしまう可能性があります。本来は、寝ることは一日の疲れをリセットし、身体を癒してくれる活動です

 

その活動を行う場所がベットであり、大きく言うと寝室になります。なので寝室、ベット、寝ることは自身にとってプラスのイメージであるのが本来であるかと思います。その正しいイメージ、もとの認識に脳の情報を書き換えるために今日から簡単にできることは3点あります。

 

  1. 眠くなるまでベット、寝室に入らない。
  2. ベットに入りながらスマホや本を見ない。
  3. もし仮に寝れなかったとしても、再度同じことを繰り返す。

 

1、「眠くなるまでにベッド、寝室に入らない」は、先に挙げた「寝室、ベット、寝ること」のイメージを書き換えるために、たとえ寝る時間になったとしても、眠くなければ寝室に向かわない、入らないということです。

 

2、「ベットに入りながらのスマホや本を見ない」は1と同じ理由です。

 

ポイントは「~ながら」という並行しながら2つのことを行うことを避けるところです。もし寝室で、ベットの上で横になりながら本やスマホを見てしまえば、その場所は本やスマホを見る場所と脳が錯覚してしまい、本来の寝るという活動の妨げにつながります。

 

また別の面でいうと、最近よく耳にする機会が多くなりましたが、スマホのブルーライトが睡眠の妨げになります。本を読んだり、スマホを見続けてしまうと、逆に脳を活性化してしまうので、結果的になかなか寝付けない状況を作り出すことになります。もしスマホや本を見たければ、寝室以外のリビングで見るようにしましょう。

 

そして最後に、3の「もし仮に寝れなかったとしても、再度同じことを繰り返す。」もし仮に寝れなかったとしても、自分を責めず、「まだ寝たくないだけだ」と簡単に割り切って再度同じことを繰り返しましょう。「自分は寝れる」ただ「今がそのタイミングではないだけだ」と切り替えましょう。

 

ちょっとした工夫で原因は改善できる!

日々、忙しい仕事に追われている方には、手間で面倒な解決方法は逆にストレスかもしれません。しかし、上記に挙げた3点はストレスを感じず、ちょっとした工夫程度のレベルですので、誰でも今日からできることかと思います。

 

長年かけて根付いた「なかなか寝付けない」という症状が簡単に改善されないと思いますが、できることから少しずつ試していただければ良い兆しは現れると思います。

 

ゆくゆくは寝ることに対する良いイメージに切り変えることができれば、次の日の朝も気分よく起きることができ、日中の仕事も集中して取り組むことができます。そして夜はすぐに寝付けて、ぐっすり睡眠を取ることができる、そんな良いサイクルが生まれてくれれば最高です。

 

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