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胃が痛い!みぞおちの痛みや吐き気がする原因

日頃の生活の中で急に胃が痛い!となることはありませんか?みぞおちのあたりがキリキリした経験がある方は意外と多いですよね。あまりに痛みがひどいと、何も手につかなくなってしまいます。ちょっとしたストレスだと思い放ってませんか?実は胃の痛みに伴い、吐き気や下痢などの症状があった場合は、病気の可能性もあります。

 

 

胃が痛い!みぞおちがキリキリするのはなぜ?

胃の痛みの原因に多いのは、食生活やストレスと言われています。特に日本人は近年の食生活が欧米化しているので米や野菜などの消化のよい食事から、肉などの脂肪や塩分や味の濃い食事に変化してしまい、体質に合わずに体や胃に負担がかかってしまっているようです。

 

ストレスでの胃の痛みは食事や運動、睡眠などの普段の生活習慣の乱れが原因となっています。なので胃痛が発生したら普段の生活習慣を見直すのがいいでしょう。ストレスが続くことで胃だけでなく別の病気になってしまう危険もあるので注意が必要です。

 

吐き気などの症状が伴う原因は?

胃痛とともに吐き気や下痢などの症状が伴うこともあります。これはなぜ起こるのでしょうか。食べ物を口に入れると、食道を通って胃に入り十二指腸に流れていきますが、これは蠕動と呼ばれる筋肉の運動により行われます。

 

しかし、何かしらの原因によってこの蠕動が逆に働いてしまい、食べたものが胃酸とともに逆流してしまい、それによって吐き気をもよおします。吐き気を伴う胃痛の場合は、食べ過ぎや飲み過ぎの際に感じることが多いのですが、この場合は食べ過ぎや飲み過ぎによって胃に負担がかかり、胃の粘膜に炎症が起こるためです。

 

胃痛とともに吐き気を伴う主な病気

  • 急性胃炎
  • 逆流動性食道炎
  • 消化性潰瘍
  • 虫垂炎、腹膜炎

 

胃やみぞおちの痛みは病気の可能性

胃やみぞおちに痛みを感じたときは病気の可能性があります。胃の痛みを感じた場合の、可能性として挙げられる病気とはどんなものがあるでしょう。

 

  • 機能性ディ
  • 消化性潰瘍
  • 胃炎
  • 胃アトニー
  • 胃アニサキス症
  • 胃粘膜下腫瘍
  • 胃がん
  • スペプシア
  • 胃痙攣

 

こういったものが該当します。また、みぞおちに痛みを感じた場合には次のような病気にかかっている可能性があります。

 

  • 胃炎
  • 消化性潰瘍
  • 逆流性食道炎
  • 食中毒
  • 胆石症
  • 急性膵炎
  • 心筋梗塞
  • 急性虫垂炎
  • 心身症

 

これだけ様々な病気にかかる危険性がありますから、胃やみぞおちに痛みを感じた場合には注意が必要です。できるだけ早めに病院へ行って診察してもらうことをおすすめします。

 

胃やみぞおちの痛みの代表的な病気

胃炎

胃炎は日常で胃痛やみぞおちの痛みの最も多い原因で、胃炎には急性胃炎慢性胃炎の2種類あります。急性胃炎の主な原因は、食べ過ぎや飲み過ぎです。いきなり食べる量を減らすのは難しいかもしれませんが、少なくとも味の濃いものや刺激の強いものを摂取するのは控えるのようにしましょう。

 

また、熱すぎるものや冷たいものも極力控えるようにしたほうが良いです。胃やみぞおちの痛みがひどい場合は慢性胃炎である可能性があります。慢性胃炎の主な原因は禁煙や過度の飲酒であり、年齢を重ねるほど慢性胃炎になりやすくなります。また、慢性胃炎は一度かかると再発しやすい傾向があります。

 

胃潰瘍

みぞおちに強い痛みを感じたときには胃潰瘍の可能性が高いです。胃潰瘍は食事中や食後にみぞおちの痛みや吐き気、腹痛など症状が現れます。主な原因はストレスであり、ストレスがひどいと胃潰瘍どころか胃に穴が開くこともあります。

 

胃潰瘍の場合であれば薬で治療することができますが、穴が開いてしまうと手術をせざるを得ません。

 

胃がん

胃やみぞおちに強い痛みを感じた場合、胃がんの可能性も考えられます。胃がんは日本の男性の死亡数第2位、女性の死亡数第3位の病気です。初期症状は胃炎と同じなので、診察を病院で受けるまで気づきにくい病気でもあります。

 

特にたばこを吸う方は胃がんになる確率がかなり高くなりますので、喫煙者は病院で診察してもらうようにしましょう。喫煙者でなくても胃やみぞおちに頻繁に痛みを感じる場合はただちに病院へ行きましょう。

 

軽い症状の予防や対処法とは。

病院へ行って診察してもらうのが一番良いですが、自分でできる対処法もあるので書いていきたいと思います。

 

胃薬を飲む

痛みを止めるなら市販の居薬や痛み止めを購入して対処しましょう。胃痛は日本人は特に多いので、家に置いててもよいかもしれません。備えあれば患いなしですからね。

 

絶食する

食事しないことで胃は食べ物を消化しようと働かずに済むため、休むことができます。痛みを感じているときに食べ物を口にしてしまうと、胃に刺激を与えることになるため、さらに症状が悪化してしまう可能性があります。

 

また胃に痛みを感じていなくても適度な絶食であれば胃の疲れをとることができますし、老廃物を出し切ることができます。絶食することで消化、吸収の働きを止めて排泄に身体のエネルギーを使うため胃や腸のリセットにもなりますし、デトックスにもなります。

 

「完全に何も口にしないのはちょっと、、、」という方は食事を食べ物ではなく、野菜ジュースや生姜紅茶など健康に良いドリンクに置き換えてやってみると、良いかもしれません。

 

入浴する

胃の痛みの改善には入浴も効果的です。42℃以上の熱いお湯につかるのが良いです。5分湯船につかり5分休憩を3回程度繰り返しましょう。高い温度の湯船に入浴すると胃液の分泌を抑えてくれるので、胃酸も少なくなるので胃の痛みを軽減できます。

 

しかし胃の痛みの原因がストレスである場合には、お湯の温度は高温ではなくぬるめの温度にしましょう。お湯の温度をぬるめにすることでリラックス効果を得ることができ、ストレス解消になるため、胃の痛みを軽減できます。

 

胃の痛みの原因がストレスでなくても、日中は高い温度で短時間湯船に浸かり、夜はぬるい温度でゆっくりと浸かるのが良いでしょう。

 

胃を休ませる

横になっても大丈夫な環境であれば、毛布などで体を冷えないようにして横になり、楽な体勢で身体を休ませましょう。場合によっては数十分で痛みが解消される場合があります。

 

衣服を緩めたり、パジャマなど楽な服装で横になるなど楽な体制をとりましょう。また、急性胃炎の場合は程度にもよりますが、胃を休めて安静にしていれば数日で治ります。スポーツドリンクなどを飲んで水分補給をしたり、胃を休めるためあまり食べ物を食べないようにしましょう。

 

深呼吸してみる

深呼吸も効果があります。姿勢を伸ばしてゆっくり深呼吸することで、血行が促進され痛みが緩和されます。リラックス効果もあるため完全にではありませんが、効果的です。

 

ツボを押す

胃に効くツボを押すことで胃の痛みを緩和させることができます。どこでもできるツボなので試してみる価値はあります。

 

合谷(ごうこく)

手の甲の親指と人差し指の骨の合流する部分から少し人差し指寄りを触ってみると、くぼんでいる部分があります。これが合谷です。合谷は万能ツボと呼ばれていて、全身の痛みを和らげる効果があります。

 

合谷を押すとその刺激が脳に伝わり、脳内にエンドルフィンというモルヒネ同様の脳内麻痺が起こり、脳が感じている胃の痛みを麻痺させて和らげます

 

押し方には注意が必要で、合谷のツボは骨の下深くに神経が通っているため、くぼんだ骨の部分を親指で力を込めてグーッと押すか、くぼんだ骨の下の部分を押すように骨の外側から押さないと脳に刺激を与えることはできません。

 

胃兪(いゆ)

胃兪は背中のほぼ腰の高さで、背骨から指2本分横の位置にあり左右に2点あります。お腹の張りや胸焼け、胃痛や胃炎などに効果があります。腰を掴むように親指を胃兪に当てて、数分程度気持ちよく感じる程度に押します。

 

急な胃痛にも焦らず対処しよう!

急に胃痛やみぞおちが痛くなったら怖いですし不安ですよね。胃の痛みは全て病気が原因というわけではないので、焦らず対処しましょう。

 

胃の代表的な病気

  • 胃炎
  • 胃潰瘍
  • 胃がん

 

胃が痛いときの対処法

  • 胃薬を飲む
  • 胃を休ませる
  • 絶食する
  • 入浴する
  • ツボを押す

 

胃やみぞおちの痛みによる病気は日本人は特に多く、死亡する原因にもなります。少しでも気になる症状がある場合は、なるべく早く病院で診察してもらいましょう。合わせて普段の生活習慣も見直していけばさらに改善されるでしょう。

 

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