しつみん

質の良い睡眠をとって快適な生活を。

いびきの治し方!男性だけでなく、実は女性にも多い?

いびきは睡眠中に呼吸と一緒にでる雑音のことを言い、男性の方がいびきをかく割合が多いですが女性も10人に1人の割合でいびきをかく人がいます。本人には全く自覚はなくても、音量があまりにも大きいと周りにかなりの迷惑をかけてしまいますし、自覚があったとしたら少し恥ずかしいですよね。

 

 

いびきは女性より男性に多い?

脂肪や筋肉によって空気の通り道の気道が狭くなることにより、いびきがでます。狭い起動に空気が流れることによって、空気の抵抗が大きくなり呼吸をしたときに鼓膜が振動し、大きないびきが生じます。

 

男性の人の方がよくいびきをかいてるイメージがありますが、実は女性でもいびきに悩まされる人は多いです。起動が狭くなる原因は人それぞれであるため、いびきをかく原因もそれぞれです。ということで、今回はいびきの原因や治し方について書いていきたいと思います。

 

いびきの原因

脂肪

太ることで首回りや舌に脂肪がつくと気道が狭くなります。寝るときに舌が重みにとって喉の奥に落ち込んでしまい、気道がさらに狭くなってしまい、いびきをかきやすくなります。太っていなくても運動不足などによって、首周りに脂肪が付くこともあるので太っていないからといって安心してはいけません。

 

また、首の周りに筋肉がついていなくても、舌を支える筋肉が衰えていると喉の奥に舌が落ち込んでしまい、気道を狭くしてしまいます。寝るときはあおむけにならず横向きに寝ると、舌が喉の奥に落ち込まないのでいびきは解消されます。また、マウスピースや鼻マスクなどで気道を確保してもよいでしょう。

 

ただこれらは改善されたわけではないため、改善するにはダイエットなどで脂肪を落とさないといけません。

 

鼻づまり

鼻が詰まっている場合は、口で呼吸を行います。寝ているときに口呼吸を行っていると、鼻で呼吸するときよりどうしても起動が狭くなってしまうため、空気抵抗が大きくなりいびきの原因になります。

 

鼻づまりが軽度、または一時的なものである場合は、ドラッグストアなどで鼻腔拡張テープを鼻に貼ると、鼻の通りが良くなりいびきが改善されます。その他にもいびきを防止してくれる薬を使用してもよいでしょう。それでも治らない場合や、症状が重度である場合は耳鼻咽喉科で診察してもらいましょう。

 

扁桃腺が大きい

肥満でもなく、鼻が詰まっているわけでもないのにいびきが出るという場合は、扁桃腺の肥大が関係している可能性が高いです。

 

扁桃腺は喉の奥にあるリンパ組織で、普通は幼少期に大きくなり中学生の頃には徐々に小さくなっていきます。しかし扁桃腺の大きさの程度は個人によって違うため、稀に大人になっても大きいままであったり、細菌やウイルスによって再び大きくなってしまう人もいます。

 

鏡で見るとわかりますが、口を大きく開いて喉の両側から突き出している部分が扁桃腺ですが、大きい人の場合は扁桃腺が真ん中でくっついてしまうほど大きいです。扁桃腺が大きくなることによっても気道が塞がれてしまい、いびきの原因となるのです。

 

顎が小さい

顎が小さいこともいびきをかく原因です。現代の食生活では食べやすさが重視され過ぎてしまい、固い食べ物をあまり食べないために噛む力が弱くなってしまい、それにより未発達で顎が小さいまま成長してしまった人が増えています。

 

噛む力が弱いために顎の力が弱いため下を支えることができません。そのため睡眠時も下を支えられず、喉の奥にしたが落ち込んでしまい起動が狭くなります。

 

顎が小さい人は顎が通常より奥に交代していることが多いため、日頃から気道が狭くいびきをかきやすいです。子供の頃から柔らかいものばかり食べている人や、顎が小さいと思う人は一度自分がいびきをかいていないか確かめたほうが良いですね。

 

アルコール・睡眠薬

一時的ではありますが、アルコールや睡眠薬でいびきが生じることがあります。飲酒によってアルコールを摂取すると、筋弛緩作用が働くため、全身の筋肉が緩んでしまいます。全身の筋肉が緩むことにより、睡眠時に舌が奥に落ちてしまい気道が狭くなりいびきをかきやすくなります。

 

体内にアルコールが入ることにより、血管が拡張され粘膜が腫れることによって鼻づまりを起こしやすくなります。そのためさらに気道が狭くなりいびきの原因となるのです。アルコールによるいびきは一時的なものなので特に心配はありません。

 

また睡眠薬もリラックス効果がありますが同時に筋肉の緊張をほぐす作用も強いため、いびきの原因となります。

 

いびきの治し方

鼻呼吸をする

全く鼻で呼吸できない場合を除いて、鼻で呼吸するトレーニングをする必要があります。日頃から口で呼吸している人は寝るときも自然と口呼吸になりがちですから、ガムを噛んだり飴をなめたり意識して鼻で呼吸するようにしてみましょう。

 

寝るときにも口呼吸防止用のテープで口を塞ぐと良いです。鼻で呼吸することはいびきの改善につながるだけでなく、鼻が雑菌やホコリのフィルターになるため病気の予防にもなります。

 

枕を変える

枕の高さを変えることにより、気道が広がりいびきが改善されます。大人の頭の重さは5キロ前後がほとんどなので、その重さを支えてくれる枕は非常に重要です。

 

高すぎても低すぎても、首が曲がってしまうため起動が狭くなってしまいます。身体が自然に横向きにすることができる枕が適正な高さの枕です。もちろん枕の適正な高さは個人によって違うので、自分にあった高さの枕を選びましょう。

 

口や舌を鍛える

口の周りの筋肉を鍛えることで、睡眠時に舌を支えられるためいびきの改善になります。

 

  • 舌を前に出す
  • 舌を回す
  • 舌を上下左右に動かす
  • 口をすぼめる
  • 口を吊り上げる

 

各10秒ずつ行いましょう。

 

痩せる

太っている人は痩せることのみがいびきを改善する方法です。太っていなくても首周りに脂肪がある人も同じです。

 

  • 食事は栄養過多にならないようにバランスよく食べること。
  • 食べるときはよく噛むこと。
  • 無理のない適度な運動をすること。

 

他にも日頃の生活習慣を見直して少しずつ改善していくことが大切です。

 

病院で治療する

なかなか解消されない場合は、病院へ行って一度検査を受けてみるのも一つの手です。扁桃腺の疾患や鼻炎などが原因でいびきが生じている場合もあるので、その場合には病気を治療する必要があります。

 

いびき自体の治療は耳鼻咽頭科、呼吸器科、神経科、歯科、内科など様々ですので、病院へ行く場合は一度電話で確認したうえで診察してもらいましょう。症状が特にひどい睡眠時無呼吸症候群などの場合には、専門医を選ばないと治療できない場合もありますので注意が必要です。

 

女性ホルモンが多いといびきをかきにくい?!

冒頭で女性は10人に1人の割合と書きましたが、60代に限定すると男性は60%、女性は45%と女性の割合が大きく増えます。これは女性ホルモンが原因です。女性ホルモンは舌を支える筋肉であるオトガイ筋を緊張させる作用があるため、気道を広く保つことができ、それによって男性より女性のほうがいびきをかきにくいのです。

 

しかし女性ホルモンは更年期から分泌の量が激減してしまうため、気道を広く保つことができず、いびきをかく女性が増えてしまいます。この場合はオトガイ筋を鍛えることによって、気道を確保することができるため、いびきを解消させることができます。

 

自分で対処できない場合は…

いびきの原因のほとんどは自分で対処すれば解消できるので、思い当たる原因があればそれを改善する方法を試してみて下さい。

 

  • 鼻呼吸をする
  • 枕を変える
  • 口や舌を鍛える
  • 痩せる
  • 病院で治療する

 

あまりにひどい場合や、該当するものがなく理由がわからない場合は病院へ行って診察してもらうといいかもしれません。

 

カテゴリー