しつみん

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睡魔の原因って?ストレスも原因のひとつだった…!

「しっかり寝たはずなのに、、、」「寝ても寝てもなぜか眠い、、、」と昼間にもかかわらず感じたことはありませんか?睡魔が生じる原因は様々で、寝不足やストレスなど比較的軽度なものから、ナルコレプシーなどの病気なものである可能性があります。

 

 

睡魔が襲ってくる原因

睡魔が生じる原因はいくつかあります。

 

寝不足

睡魔の原因で軽いものとしては寝不足が挙げられます。寝不足で翌日強い眠気が昼間に生じた経験は誰でもあるかと思います。残業で帰りが遅くなったり、夜遅くまでスマートフォンを触ったりして、夜遅くまで起きてしまうと、寝不足で昼間に睡魔が生じます。

 

1日や2日程度の軽いものならすぐに解消することができますが、寝不足の状態が長く続くと不眠症などの睡眠障害になる可能性があるので、注意が必要です。

 

ストレス

会社の人間関係などでストレスが溜まってしまうと睡眠を抑制してしまい、夜中に目が覚めたり、眠れなくなってしまい睡眠不足になってしまう場合があります。そうなると昼間に睡魔が襲ってくることになります。

 

会社員の方だと日中仕事をしているため、寝てはいけないという状況がさらにストレスを蓄積してしまい、さらに眠れなくなってしまうという悪循環に陥る可能性もあります。眠気の症状が軽めの場合であれば、ガムを噛んだり15分ほど仮眠をとる、外で光を浴びながら背伸びをする、コーヒーを飲むなどしてみると解消される場合があります。

 

アルコール

「寝酒をすると良く眠れる」という方がいますが、お酒を飲んでから寝るのは睡眠の質を浅くしてしまいますし、健康にもよくありません。

 

お酒を飲むことによって脳がマヒ状態になり、体温が一時的に上がるため眠りやすくなるのですが、それと同時にアルコールに含まれているアセトアルデヒドという有害物質によって眠りを浅くし、夜中に目が覚めてしまったり、呼吸が浅くなって無呼吸状態になってしまう可能性があります。

 

寝すぎ

睡眠時間をしっかり取っているにもかかわらず、目覚めがスッキリしなかったり昼間に眠気が生じるけど病気も特に心当たりがない、という場合は単なる寝過ぎかもしれません。人間の体に必要な睡眠時間は決まっているため、必要以上に寝てしまうと逆に睡眠の質が悪くなってしまい、再び眠気に襲われてしまいます。

 

そのため長時間寝ても眠くてまた長時間寝て、、、、、と悪循環に陥りやすくなってしまいます。逆に睡眠時間が短くても睡眠の質が高ければ、十分な睡眠を取ることができます。寝過ぎによってずっと眠い状態を改善するには、睡眠時間を短くすることです。

 

「でも眠いんなら寝たほうが良いんじゃないの?」と思う方もいるかも知れませんが、それだったら長時間寝たら解決しているはずです。睡眠の質は変動的なため、睡眠時間を減らして無駄な睡眠を減らせば眠気は解消されるはずです。

 

生活リズムが逆転していると・・

寝不足がひどかったり、夜中にずっと起きていたりすると生活リズムが逆転し、夜に起きて昼間は眠るという状態になってしまいます。そうなると日中にはとても強い睡魔が生じるので、起きているのは困難です。昼夜逆転していると心臓病やガン、うつ病などの病気になりやすくなりますし、記憶や思考が低下しやすくなってしまいます。

 

人間はもともと日が出ている間に行動し、日が沈んだら休むサイクルが体内でできているため、昼夜が逆転した生活を送るのは決して良いとは言えません。昼夜が逆転した生活を治すには生活リズムを少しずつ整えるしかありません。

 

いきなりガラッと戻すことは難しいですから少しずつ変えていきましょう。寝る時間と起きる時間を少しずつずらしていったり、日中に寝ても構いませんから、太陽の光を寝る前に浴びるようにしましょう。太陽の光を浴びることで体内の生活リズムを整えさせることができます

 

また、すぐに変わらないからと言ってイライラしないようにしましょう。イライラすることでストレスが溜まって、寝れなくなる原因になってしまいますから極力気にしないようにして、続けていくようにすることが大切です。

 

その睡魔は病気の可能性も

もしかしたらその眠気の原因は眠気によるものかもしれません。

 

ナルコレプシー

ナルコレプシーとは睡眠障害のひとつで、きちんと睡眠をとっているにもかかわらず、昼間に起きていることが困難になるくらい強い眠気が生じます。

 

症状としては耐えきれないほどの眠気により、突然眠ってしまう睡眠発作や、笑ったりすることにより突然全身の力が抜けてしまう情動脱力発作。寝始めた段階で幻聴や幻覚などの症状を起こす入眠時幻覚や金縛りなどがあります。

 

ナルコレプシーの原因ははっきりとは解明されていませんが、オレキシンという神経伝達物質が不足することでナルコレプシーが発症するとされています。治療法としては睡眠をきちんと取ることが大前提です。ただし寝過ぎはよくありません。そのうえで、病院で診察してもらい眠気を抑制してくれる薬などを処方してもらって対処するようにしましょう。

 

ただこれで確実に治るという保証はないので注意してください。

 

睡眠時無呼吸症候群

睡眠時無呼吸症候群とは寝ている時に呼吸が止まる病気です。呼吸が止まってしまうと体内に酸素が供給されず、睡眠の質が浅くなってしまいます。睡眠の質が浅くなることで、昼間に眠気を感じてしまいます。睡眠時無呼吸症候群の原因は気道を塞いでしまうことが原因で、肥満の方だけでなく顎が小さい方にも発症しやすいです。

 

また、睡眠時無呼吸症候群は睡眠の質が浅くなるだけではなく、高血圧や心筋梗塞、脳血管疾患や糖尿病などの合併症を引き起こす可能性もありますから、心当たりのある方は病院で診察してもらいましょう。

 

女性に多い不眠症

不眠症はその名の通り眠れないことです。生活リズムが安定せず、深夜に目が覚めてしまったり疲れが取れずすっきりしないなどの症状が続いて、昼間に眠気や集中力が続かなかったり体調不良になってしまうこともあります。

 

不眠症は女性に多く、その原因は女性ホルモンとの関係によるものです。女性ホルモンの働きにより、女性は月経周期のリズムが整い、それによって身体の妊娠や出産の準備が整います。このように女性ホルモンには大切な役割があるのですが、女性ホルモンの分泌量が変化することによって睡眠の質も変化してしまうんです。

 

そのため、女性は不眠症になりやすいのではないかと言われていて、女性ホルモンが減少する40代以降になると睡眠障害が起こりやすくなります。

 

不眠症を解消するには生活リズムを正すようにして、太陽の光をたくさん浴びること、なるべく同じ時間に起きるようにすること、ウォーキングでも良いので軽めの運動をすることなどで解消することができます。症状がひどい場合には、病院で診察してもらいましょう。

 

睡眠の質を向上させて睡魔を撃退しよう!

睡魔の原因もひとつとは限らず、色々ありますね。再度おさらいして今後に役立てていきましょう。

 

睡魔の原因として

  • 寝不足
  • ストレス
  • アルコール
  • 生活リズムの逆転
  • 寝すぎ

 

原因が病気である場合

  • ナルコレプシー
  • 不眠症
  • 睡眠時無呼吸症候群

 

を紹介しました。

 

日中に睡魔が生じるのはほとんどの場合は、睡眠の質が悪いことが大元の原因である場合が多いですから、思い当たることがあれば自分で対処できるのであれば対処したり、できないのであれば病院で治療してもらうようにして、睡眠の質を向上させれば、日中の睡魔は解消されるはずです。

 

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