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金縛りってなんでなるの?原因は?対策法はあるの?

深夜眠っていると目が覚め、体が全く動かない・・・そんな経験1度はあるのではないでしょうか?意識はしっかりしているのに体は動かないなんて恐怖しかないですよね。

 

そのまま寝落ちたり、大体は時間とともに治り安心するでしょう。友人等に昨日金縛りにあったんだよね~なんて話のネタにしてそのまま忘れることがほとんどだと思います。

 

 

幽霊??金縛りは心霊現象ではない?

金縛りの原因を深く考えたことはありますか?もしかしたらそれは体からのSOSかもしれません。今後、慢性化して毎日金縛りにあうかもしれません。そんなのは嫌ですよね。なぜ金縛りが起きてしまうのか。対策法はあるのでしょうか?

 

金縛りはなぜ起きてしまうのでしょうか?そもそも金縛りはどのような状況で起きるのか?よく想像されるのは金縛りが起きて幽霊が襲ってくる、というものでしょう。金縛りになった場合幽霊が出るのではないか、とパニックになった経験もあるのではないでしょうか。幽霊と金縛りは全く関係ないと科学的には考えられてます。

 

では幽霊が見えたというエピソードは嘘なの?と思いますよね。金縛りの時見えた幽霊等の形、音は脳がパニック状態を起こしたことによる幻覚、幻聴と言われています。あながち幽霊が見えたというのは嘘ではないかもしれませんね。

 

しかし幻覚、幻聴とわかっていてもそんなもの見たくないですよね。今までの金縛りは何もなかったけど次に金縛りにあった時何か見えてしまうかもしれません。今から金縛りにならないよう対策をしましょう。

 

金縛りの症状は?

金縛りの言語の由来は仏教用語から来ています。五大明王の中心、不動明王が持っている縄状の仏具「羂索(けんさく)」で身動きをとれないように体を縛り付ける修行の1つ「金縛(きんばく)」の訓読みから「金縛り」になったといわれています。由来からしても恐怖を煽ります。金縛りになった際にあげられる症状としては

 

  • 意識はあるのに体が全く動かない
  • 声を出すことや目を閉じることもできない
  • 体に何か乗っているかのような重さを感じる
  • 耳鳴りがやまない
  • 幽霊等を見る

 

恐怖を感じるようなものばかりで、実際に自分の身に起きたらびっくりするでしょう。幽霊が起こしているのではないとしたら金縛りはなぜ起きてしまうのでしょうか?人間は睡眠に入った際レム睡眠とノンレム睡眠を繰り返します。

 

眠った直後はノンレム睡眠で個人差はありますが、大体90分程度でレム睡眠に移るといわれています。その後、ノンレム睡眠とレム睡眠を繰り返して脳と体を休めます。脳に記憶を定着させたり整理するのもこの時間に行われます。

 

その際ノンレム睡眠とレム睡眠が逆になってしまうことから金縛りになります。ノンレム睡眠のはずなのにレム睡眠になってしまっていて脳は起きているのに体は眠っていてそのまま意識が浮上するため金縛りが起きてしまいます。

 

レム睡眠中は体が眠っていて息が浅くなっていたり短時間息が止まっていることがあるため金縛りの時に息苦しさを覚えます。また自分の意志では体が動かないため、自分の体の重さが倍のように感じられ何かに乗られているような感覚を生み出します。

 

そのような寝起きで脳が処理できないような状況を根拠づけるため、幻覚や夢に記憶をつなげ誰かがこのような状態を作り出した。と思い込んでしまうのです。それにより幽霊が見えた。人がいた。という状況が作り出されます。金縛りにあったときに見た幽霊はあなたが見た夢、幻覚だったのです。

 

原因は普段の生活?

特にいつもと変わったことはしていないのになんで金縛りにあうのでしょうか。それには生活スタイルや無意識のうちにやっていることに原因があるんです。

 

仰向けで眠る

一概に仰向けが悪いというわけではないですが睡眠で悩んでいる場合仰向けで眠ることはよくないと言われています。仰向けで眠ることにより舌などで喉を塞いでしまい息苦しさを覚えてしまう危険性があります。

 

また、睡眠バランスが崩れてしまう寝方といわれています。金縛りにあったときの再現VTRなどがほとんど仰向けなのもこれが原因かもしれないですね。

 

寝具があっていない

自分の睡眠スタイルに合っていない寝具を使っていると、体が休まらなかったり疲れがたまったりします。特に枕の高さがあっていないと呼吸がうまくできず、脳に十分な酸素がいきわたらなくなり睡眠のリズムが崩れてしまいます。

 

体に何か物などが乗った状態で眠ってしまう

ペットや物などを乗せたまま眠ると体が圧迫され、睡眠リズムを崩すきっかけになります。物だけではなくても体の上で組んでいる自分の腕などもよくありません

 

睡眠不足

睡眠時間が短かったりするとしっかり休まらず、睡眠リズムが崩れやすくなります。深夜帯活動したり仮眠をよくとる場合も良くないといわれ、10時間以上眠ってしまう場合も長時間レム睡眠とノンレム睡眠を繰り返すことになるので睡眠リズムが崩れやすくなってしまいます。

 

興奮した状態で眠る

旅行等の楽しみな行事の前興奮した状態で眠ると、脳が興奮してしまい十分に休まらず睡眠リズムが崩れてしまいます。旅行先で金縛りにあう場合、過度な興奮や期待感から睡眠リズムを崩し金縛りになると言われています。

 

ストレスや疲れがたまっている

日々の生活で必ずと言っていいほどたまるストレス、不安や緊張が不眠につながったりストレスから寝た感覚にならず睡眠のリズムが崩れやすくなってしまいます。体の疲れも同じです。普段あまり運動しない人がいきなり有酸素運動をしたり、スポーツをしている人でも過酷なメニューをこなすと金縛りにあいやすいといわれています。

 

ストレスや疲れなどは自覚していても有酸素運動や興奮からも金縛りになってしまうことはあるんです。金縛りになってしまう頻度が高い場合このような状況が重なって起きているかもしれません。以上のことを踏まえて金縛りにならないためにはどのようなことに気を付ければいいのでしょうか?

 

対策法は意外と簡単?

金縛りにならないためにできることは何でしょうか。原因と繋げて対策法を考えてみましょう。

 

寝方を変えてみる

普段仰向けで寝てる人は寝方を変えてみましょう。寝ている最中に寝相によっては仰向けに戻ってしまうかもしれませんが、寝入りの時に横向きになっていることが大切です。普段仰向けで寝る人がうつ伏せで眠ると余計に呼吸しづらくなってしまうため横向きから始めてみましょう。

 

寝具を自分にあったものにする

枕の高さを気にすることはないと思いますが、枕の高さにより呼吸がしやすくなって普段の睡眠がより良いものになります。1度自分にあった枕を作ってくれるところで枕を作ってもいいかもしれません。マットレス等の敷布団なども自分の寝相に合ったものにしましょう。敷布団や枕がしっかり自分に合っていれば仰向けで寝ても呼吸に支障は出ません。

 

リラックスした状態で眠る

興奮状態やストレスがたまったまま眠るのはよくありません。興奮状態を自分の意志でコントロールするのは難しいので旅行先であれば普段の生活に使っているものを持ち込んだりして普段の日常に近づけてみましょう。

 

何か楽しいことがあって興奮している場合は他のことを考えたりして気を紛らわせましょう。ストレスについては発散方法は人それぞれですがあまりため込まず吐き出すようにしましょう。

 

普段の何気ない積み重ねが体などの負担になっているかもしれません。1度自分と向き合ってみましょう。

 

金縛りは病気の可能性も??

金縛りは誰でもなるものです。霊感などは全く関係なく普段の生活での疲れやストレスの積み重ねが引き金になることが多いです。

 

  • 仰向けで寝ている
  • 寝具が自分に合っていない
  • 体の上にペット自分の手が乗っている
  • 睡眠不足
  • 興奮状態で眠りについた
  • 過度なストレスや体の疲れがたまっている

 

どれも普段の生活を少し気を付ければ改善できるものです。

 

  • 普段仰向けで寝てる場合は横向きに変えてみる
  • 寝具を自分に合ったものにする
  • リラックスした状態で眠りにつく

 

もし実際に金縛りになってしまったら慌てず深呼吸したり、指先や足先から徐々に動かしてみましょう。少しずつ力を入れるイメージを持てば自然と体が動くようになるはずです。

 

金縛りが慢性化しておきる場合ナルコプレシーという病気の可能性もあります。過眠病ともいわれていて、いくら夜寝ても日中起きていられないという物です。症状の中に金縛りや幻覚があります。どれだけ生活を変えても金縛りが続く場合は病院に行ってみましょう。

 

心療内科や精神科などで診察が受けられます。自分ばかりで悩むと余計にストレスをためてしまいます。誰かに話してみるのも効果的です。

 

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