まくらで睡眠は決まると言っても過言ではない!肩こりにならない枕を選ぶには?
毎日の睡眠の良し悪しを決めるのは、実は枕って知っていますか?
枕が肩こりや首こりの原因かも
自分に合っていない枕を使っていると肩が凝ったり首を痛めたりしてしまうんです。とはいえ種類も沢山ありどんなものが人気なのかわからず、とりあえずで枕を使っている人は大勢です。
毎日7時間もの間自分の体を支えてくれるものなのに、適当に決めたらもったいないとは思いませんか?同じ7時間を睡眠に使うのであれば、自分の体に負担のかからない枕で気持ちのいい睡眠をとったほうが朝も毎日スッキリ起きられます。
睡眠の質を上げるために睡眠前にすることやしてはいけないことなど試してみるのもいいですが、自分の体に合っている枕を使うだけでも結構変わってきます。まず今使っている枕はどういうものでしょうか?
ウレタン材質のものやそば殻のものなど様々で、柔らかいものや硬いものなど自分の好みのものを使っている人は多いと思います。睡眠時には枕の硬さや材質も重要ですが、高さがあっていないと肩や首を痛める原因になってしまうんです。
自分の体にぴったり合う枕を使って眠るとまず入眠が変わってきます。体に違和感がなく眠りにつくことが出来るので寝つきがとてもよくなり、スッと眠れるようになります。寝つきが悪くなやんでいる人は枕があっていないという可能性はあります。また枕なしで眠る人もいると思いますが、枕なしで寝ても体に問題はないのでしょうか?
枕の種類で寝つきが変わる
結果的には枕を使って寝た方がいい、と言われています。人間は平らなところで横を向いて睡眠をとろうとするときに自分の腕を頭の下に敷いていることが殆どです。これはその体勢が自分の体にとって無理のない体勢になるから、腕を頭の下に敷いているんです。ということは枕があったほうが自然な体勢で眠れるんです。
しかし使った方がいいとは言え枕があると寝にくい人がいる事も事実です。なので枕の有無は好みで決めてしまってもいいと思います。ただ体的にはある程度の高さがあったほうが眠りにつきやすいので、自分の体に合う枕を試してみたら枕があったほうがいいという考えに変わるかもしれませんね。
人間の首は基本的にS字に湾曲していて、頭の重さを首全体で支えられるようになっています。真っ直ぐな状態の首だと頭を支えるのに向いていないので首が痛くなったりする原因になります。しかし睡眠をとる時は真っ直ぐな状態の首の方がいいのかもしれないと考えられるようになりました。寝ている時に負担のかからない姿勢というものがあります。
- 首がリラックスをしている
- 首の神経が緊張していない
- 呼吸がしやすい状態
というものが考えられています。首がリラックスするというのは首に余計な力が入っていないことが重要です。余計な力が入ってしまうと、同時に首の神経も緊張してしまうので血流が悪くなったりして、首凝りの原因になってしまいます。
また気管が詰まらないように呼吸の通り道をしっかりと作ってあげることも大切です。このことから寝ている時はS字湾曲のある状態ではなく、真っ直ぐの首であったほうがいい眠りにつくことが出来ると言われています。
人気の高い枕の素材はなに?
では枕にはどんな種類があるのでしょうか?
低反発ウレタン
一時期からとても人気の出ている材質で、枕だけでなく敷き布団などにも使われていることが多く、柔らかい感触で首や頭にフィットするので好んで使っている人は多いのではないでしょうか?しかし、通気性が悪く夏場など沢山汗をかくときに使用すると、汗の臭いが籠ったりするので季節によって使いどころを選ぶ枕です。
パイプ
ストローのようなものを細かく切ったもので、子ども用の枕の材質によく使われているように思います。キャラクターの枕カバーの中身は細かいストローになっているものが多いです。
水で丸洗いできることから寝汗をかいても衛生的で素材も柔らかい物と硬い物などに分かれているので誰にでも使いやすいことで人気です。耐久性が高く通気性も良いのですが、吸湿性がなく中で音がするため音に敏感な人は寝付きにくいかもしれません。
羽根
フェザーとダウンがありますが、フェザーの方が多いように思います。羽根性のものはふわふわとしていてとても柔らかいので寝たときの感触がとてもいいです。しっかりと手入れをしていれば復元力もあるので長くふわふわとした感触を維持することができます。
湿気を吸いやすく逃がしやすいという性質なので湿気が籠ることもありません。すこし独特なにおいがあるのでそれが苦手な場合は使用を控えた方がいいかもしれません。ネット販売だとにおいまではわからないので、羽根の枕を買うときは実際に店舗で購入したほうがいいかもしれません。
また羽根アレルギーを持っている人が使用するとアレルギー症状がでることがありますので、自分に該当するアレルギーがないかをしっかりと確認しておく必要があります。この3つの素材は人気も高く使用している人が多いのではないでしょうか?
他にも沢山の種類の枕がある
人気の3つのものを使用したけどしっくりこない、という人も中にはいると思います。ですが人気があるものが必ず自分に合うわけではありません。他の枕の種類も見てみましょう。
そばがら
おばあちゃんの家などにいくとこの素材の枕を使っている家はあると思います。昔からよく使われている素材で、吸湿性や放湿性に優れています。ひんやりとした感触を楽しむこともできるのでジメジメとした暑い夏によく使われています。
しかし、いくら放湿性があるとはいえ湿気が全くたまらないわけではありません。そばがらは湿気がたまるとダニやカビが繁殖しやすいといわれているので、定期的にしっかりと日干しをしなければなりません。
また食品アレルギーの中にそばアレルギーがありますが、そばがらでもそのアレルギー症状はでるので要注意です。
ポリエステルわた
合成繊維なのでアレルギーなどが出にくく、やわらかい素材なので枕よりもクッションなどに使われていることが多いです。繊維がちぎれにくいので耐久性に優れています。
しかし合成繊維なので素材自体の吸湿性などがないことから、毎日使う枕にするにはちょっと乏しい気がします。洗濯もできるので衛生的にはいいと思います。
ラテックス
天然素材のゴム製のもので、高反発の枕によく使われている素材です。穴が開いているので通気性がよく、素材自体に抗菌作用があるので清潔に保てます。ゴムアレルギーを持っている人やゴムの臭いが苦手な人には使いにくい枕かもしれません。ある程度の硬さと柔らかさを兼ね備えているので、寝具としてはとても使いやすいと思います。
シルク
蚕の繭をわたのようにして使っている素材です。シルクのパジャマなどは良く耳にしますが、枕としても使われているのには驚きです。吸湿性に優れていて枕の中で偏ったりしにくいですが、へたりやすく使える器官が短いので耐久性に少し難があります。何度も買い替えたり、手入れをしなければならないことからあまり使っている人を見かけないかもしれません。
ウール
羊毛素材を使っているもので、温かいので毛布なので使われていることが多いです。吸湿性が高く復元力もありますが熱がこもりやすく夏場に使うには不向きかもしれません。また加工されているとは言えウールなので、ダニやカビの繁殖が気になるところです。
極小ビーズ
手触りのいいクッションなどでおなじみの極小ビーズの素材です。この素材はとても肌触りがよく柔らかいので枕にも使われていますが、熱がこもりやすく柔らかすぎる細かいビーズなので枕としての安定感がありません。しっかりとした安定感で眠りたい場合はあまりこの素材を使わないほうがいいかもしれません。
人気よりも自分の体に合うものを探そう
沢山の枕を見てみましたが、気になるものを見つける事はできたでしょうか?ニトリのような大型量販店に行けば枕は沢山売っているので実際に見て購入を決めるといいかもしれません。
- 苦手の臭いのするものではないかどうか
- アレルギー反応が現れないか事前に調べておく
- 硬いものと柔らかいものどちらがいいかだけでも考えておくと決めやすい
など枕を探しに行く前にチェックしておくといいかもしれません。自分に合う枕を探していい睡眠をとれるようにしましょう。