コンタクトをしたまま睡眠する生活ってダメなの?
メガネとは一味違うオシャレ感がでる、オシャレアイテムとしても特に若い女性には必要不可欠なコンタクト。どちらにもメリット・デメリットはあるかと思います。
コンタクトとメガネはどっちが使いやすく便利?
視力が悪くてコンタクトレンズをしている人は最近もの凄く増えていると思います。仕事から疲れて帰ってきたときにコンタクトをしたまま睡眠をとってしまう事ってありませんか?不規則な生活から寝る前に、コンタクトをとる暇もなく寝てしまうのはとっても目に悪いことなんです。
特に最近はオシャレの為に視力が悪くなくてもカラーコンタクトを付ける人がものすごく増えています。コンタクトはとても便利ですが、使い方を間違えると目の病気になってしまったり失明してしまうケースが後を絶えません。
昔から視力が悪い人はメガネをしていますが、メガネとコンタクトどちらがいいなどあるのでしょうか?どちらもいいところ悪いところはありますので、自分の好みの問題が大きいかもしれません。
メガネ
- 付けはずしが簡単
- 手入れが簡単
- フレームが壊れることがある
- 視力が悪くなるにつれてレンズが分厚くなってしまう
コンタクト
- オシャレがしやすい
- 度数が悪くなってもレンズの厚みに変わりがない
- なくしやすい
- 手入れが大変
- 定期的に買い替えが必要
どちらも良い点・悪い点があるので、自分に合っている方を使うことが一番いいと思います。しかし目の病気にかかる率が圧倒的に高いのはコンタクトです。特に眠っている時にコンタクトを付けている人は、朝起きてからコンタクトを外してなかったことに気が付きます。
目の乾燥や違和感からコンタクトをしたままだったことを思い出したり、起きたときに視界がかすんでいたりします。コンタクトがなぜ寝る時につけるのがよくないと言われているのかをしっかりしることができれば、今後コンタクトを付けたまま睡眠をとることができなくなると思います。
睡眠時にコンタクトをしてはいけないのはなぜなのか
コンタクトレンズをしたまま寝てしまうと目に酸素がいき渡らないため目が乾燥してしまいます。目の細胞は呼吸をするのである程度の酸素量が必要になります。しかし、コンタクトをしているとコンタクトによって酸素が目にいきわたる量が裸眼の時と比べてものすごく少なくなります。そして寝ている時は瞼を閉じているので、余計に眼球が酸欠になってしまうんです。
コンタクトをしたまま睡眠をとってしまうと、目の細胞が呼吸困難になってしまいます。目の細胞は分裂したり、減った分再生をするということがありません。しかし減ることはあり、減った分他の細胞の形が変わってしまったりしてバランスが崩れてしまうことで目に何らかの違和感が発生すると言われています。
睡眠って長い人で10時間近く、短時間睡眠の人でもおそらく3時間は睡眠をとりますよね。この長い時間ずっとコンタクトをしたままでいると、細菌がどんどん増えてしまう恐れがあるんです。コンタクトって基本的に目に入れる前に洗浄をすると思いますが、細菌を100%除菌することは難しいです。
目に付けて生活をしている間に外から他の細菌が入り込んでくることもあるので、その菌を目に入れたまま長時間過ごすと知らない間に目の中で繁殖が続いてしまいます。1回2回で失明にまではならないかもしれませんが、何度も続くことでどんどん失明しやすくなってしまうんです。
間違ったコンタクトの使い方は病気になりやすい
では目の中で菌が広がってしまうことで、どんな影響がでるのでしょうか?
- 乾燥
- 痛み
- 黒目の傷
- 痒み
- 異物感
- 瞼の裏が腫れてブツブツができる
などが考えられています。起きてコンタクトを外しても痛みや痒みが続いたり、ずっと目の中に何かがあるような感覚が起こります。目薬を点眼しても中々治らなかったり、視界がかすんでしまったりするので車の運転がしにくくなったりとても危険です。また目の病気にかかる場合も少なく無いんです。
結膜炎
瞼や白目を覆っている粘膜で、この粘膜が炎症を起こしてしまい痒みや痛みの症状がでます。原因としては粘膜にアレルゲン物質が付着し体がそのアレルゲンに反応して炎症が起きると言われています。これには一時の季節のみ発症する季節性アレルギー結膜炎と通年性アレルギー結膜炎に分かれることが多いです。
コンタクトを使っていると巨体乳頭結膜炎というものになる人が多く、コンタクトという異物に体が異常反応を起こして瞼の裏側にブツブツしたものができます。しかし人によってはブツブツしたものができず痒みや異物感の症状のみの場合もあります。
瞼の裏側をチェックしてみてブツブツがないからといって結膜炎が発症していないわけではありませんので、目に違和感がある場合は早めに眼科に行くようにしましょう
眼瞼下垂
瞼を上げる時に使う眼瞼挙筋という筋肉やそれに繋がる神経がなんらかの事情で異常を起こし瞼が下がってきてしまう病気です。眼瞼下垂は先天性のものが多く遺伝でなってしまう人もいます。しかし最近では美容整形で眼瞼下垂を治す方法などもあるらしく、そういった治療を受けている人も多いのではないでしょうか?
原因は様々ですが、コンタクトレンズを長い期間使用している人はだんだんと眼瞼下垂になることがあるということが言われています。異物を目に入れて何回も瞬きを繰り返すことで普段瞬きをするよりも摩擦が大きくなることから筋肉の力が弱まってしまったりするのではないかなど色々な説があります。
眼瞼下垂は自力で治すことが難しいので、眼瞼下垂の症状があったらすぐに病院へ行くようにしましょう。こういう大きい病気に繋がることもあるのでコンタクトを使うときは慎重に扱うようにしましょう。
コンタクトを使うときは守るべきことを守ろう
眠っている時にコンタクトを付けたままでいると色々な病気や失明に繋がってしまうケースがあるので、使用期限は必ず守るようにしましょう。またコンタクトをしたまま寝てしまい、菌が繁殖してしまったコンタクトはまだ期限内だとしても買い替えた方がいいかもしれませんね。
眠っている時でも眼球は動いているので、たまにコンタクトが瞼の裏側にズレてしまうことがあります。瞼を引っ張ってみてコンタクトが自分でとれる場所にあればいいですが、もし奥に入り込んでしまったりすると中々自力でとることは難しくなってしまいます。
コンタクトが目の奥に入ってしまったという理由で病院に行くのってものすごく恥ずかしくないですか?そんなことを防ぐためにもコンタクトを外してから睡眠をとるようにしましょう。
また眠る前に角膜修復をしてくれる目薬などを点眼するだけでコンタクトによる疲れ目を癒してあげる事ができます。コンタクトをつける生活をしていると角膜を傷つけてしまうことがよくあります。ですが視力が悪い人はコンタクトなしでの生活をするのは難しいですよね。そのためにもしっかりとコンタクトの洗浄をしたりして手入れを怠らないようにしましょう。
毎日の生活を見直してコンタクトの手入れ時間をとろう
睡眠時にコンタクトを付けていると眼病になる恐れがあることから、コンタクトを外しておくように心がけるようにしましょう。
- 乾燥
- 痛み
- 痒み
などはコンタクトをしていると必ずと言っていいほどに直面する問題だと思います。しかしこれらを悪化させるのも自分自身の手で行っている手入れが一番重要です。手入れを怠ると病気にもなります。
- 結膜炎
- 眼瞼下垂
などの病気になるといわれており、なかなか治りにくい病気もあります。目は一生もので、見えなくなってしまったら今まで通りの生活を送ることは困難になってしまいます。代えのないものを自分のなまけた生活習慣でなくしてしまうことは絶対に避けましょう。
慣れている人ならばコンタクトを外すぐらいは10秒でできます。洗浄の時間を入れても2分あればできます。その2分さえももったいないと思ってしまうほど睡眠をとっていないのであれば、毎日の生活習慣から見直していく必要があるかもしれません。