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肥満は睡眠不足が原因!肥満は睡眠を阻害する?

肥満は万病のもとであり、睡眠にも影響を及ぼします。肥満は睡眠不足になるというのはよく聞きますが、逆に睡眠不足が肥満の原因になることもあります。

 

 

肥満は万病のもと

太ると内臓や神経にも負担をかけてしまい、生活において必要とされているホルモンの分泌を妨げてしまいます。それに太ると得することってあまりないですよね。見た目も決して良いとは言えませんし、もしかしたら肥満が原因で片思いの人や恋人に振られるということもあるかもしれません。

 

また、肥満によって太れば太るほど病気になる確率も高まります。太ることで高血圧をはじめ、糖尿病や心筋梗塞、睡眠時無呼吸症候群など様々な病気を発症する可能性がありますから、肥満は万病のもとです。

 

日本は世界に比べて肥満率は低いですが、国が豊かになったため昔よりも遥かに太る人が増えているように感じます。国が豊かになることは良いですが、それによって健康を害しては元も子もありませんから、健康を害するほどの肥満は少しでも早く改善したほうが良いですね。

 

ホルモンの乱れが睡眠を阻害する

肥満によって特に影響が出るのはコルチゾールというホルモンです。コルチゾールは増加すると血糖値が上昇し、さらに免疫力が低下してしまいます。コルチゾールはストレスを感じた時に分泌されるストレスホルモンと呼ばれていて、太り過ぎの人は食事をした後に、コルチゾールの分泌が51%増えてしまいます。

 

普通の人であればコルチゾールの分泌量は5%程度なので、過度な肥満は大幅にコルチゾールを増やす原因だと言えます。コルチゾールが多く分泌されることで、ストレスが溜まりやすくなりますから睡眠に影響を及ぼすことは間違いありません。

 

ストレスが溜まることで、自律神経のひとつである交感神経が優位になります。眠るときは本来もう一つの自律神経である副交感神経が優位になり、リラックスして眠りにつきやすくなるのですが、交感神経が優位になることで目が覚めてしまいますし身体が緊張状態になって、眠りが浅くなってしまいます。

 

また、ホルモンの量や働きは加齢によって変化していくため、若い間は無茶をしてもなんとかなったりしますが、加齢によって段々ホルモンが減ってくると、より悪影響を及ぼしやすいです。ホルモンは食事や運動によって正常に働かせることが可能ですから、若い今のうちから体に気を使っておくことが必要です。

 

肥満の原因は睡眠不足?

太ることによって睡眠に悪影響が出るということはさっきも書きましたが、逆に睡眠に問題があるため、肥満をもたらすということもあります。食事によってお腹がいっぱいになると、レプチンという満腹であることを知らせるホルモンΩ泌されるのですが、睡眠不足になることで体内からレプチンが大幅に減少してしまいます。

 

レプチンは分泌されることで食欲を抑制する役割をしているため、睡眠不足によって身体的にも精神的にも疲弊していると、脳が正常に体を保とうとしてカロリーを求めはじめるため、食べ物の誘惑負けやすくなってしまいます。

 

また、睡眠不足になることで脳で優先順位をつける機能が低下し、この状態になることで本能的に生存を優先するため、身体によくない食べ物であっても好んで選びやすくなります。

 

そのため、肥満でなおかつ睡眠不足の状態でダイエットをしようとしても失敗に終わる可能性は高いですから、肥満で睡眠不足の状態であればダイエットではなくまずは睡眠の改善から優先したほうが良いかもしれません。

 

脂肪より糖質を制限する

「ダイエットするならまず脂肪を制限しよう」考える人もいるかもしれませんが、誓言するのは脂肪ではなく糖質にしたほうが良いです。脂肪は脳や神経を動かすのに欠かせない存在であり、脳のほとんどは脂肪でできているため、脂肪は制限せずにちゃんと摂るようにしましょう。

 

アメリカの雑誌の研究結果では、低糖質と低脂肪の食事を半年間続けた結果、低糖質の食事をとったほうは低脂肪の3倍近く体重が痩せたそうです。糖質が体内に入ることでブドウ糖になって血液に含まれていきます。その際にインスリンというホルモンが分泌され、血糖値を下げてくれるのですがそれと同時に脂肪を溜めていってしまうため、より太り痩せにくくなってしまいます。

 

そのため、糖質を制限することでインスリンの分泌量も減りますから脂肪を溜めにくく、痩せやすい身体を作ることができるようになります。そのため、ダイエットをするのであれば糖質制限ダイエットをするのが良いですね。

 

糖質制限ダイエットは言葉の通り、糖質が多く含まれている炭水化物や甘いものは控えるようにする代わりに、糖質が少ない肉類や魚介類、野菜などはいくらでも食べて良いというものです。なのでダイエットでついつい控えがちな焼肉などを食べても何も問題ありません。

 

睡眠の質を保ちダイエットする

どうしても眠れない場合は糖質が低いものを食べる

眠る前に食べ物を食べてしまうと、胃腸が食べ物を消化しようと働き始めるため、眠っている状態でも胃腸が働いていますから、眠りが浅くなってしまいます。また、血糖値の高い食べ物を食べると血糖値が急上昇してしまい、その後急降下するため眠気が消えてしまいます。

 

胃腸が食べ物を消化するのにはだいたい3時間程度の時間がかかってしまうため、眠る3時間前には食べないことが理想ですが、「いきなりそれは難しい」という人もいるかもしれません。その場合は眠る1時間前くらいに糖質が低いものを食べるようにしましょう。

 

胃が消化を行っている状態で眠るわけですから、睡眠の質は低下してしまいますが、糖質が多いものを食べるよりは眠気は消えにくいため、眠りやすくはあります。深い眠りにつくためには眠る3時間前で食事を済ませることが一番良いですね。

 

満腹感を高める

満腹感を知らせてくれるホルモンであるレプチンは、睡眠の質を高めることによって睡眠の質を高めることができます。また、ビタミンやミネラルなどの微量栄養素をたくさん摂取するようにすることでもレプチンが生成されるため、空腹を感じなくなり栄養素も満たされるため、痩せやすくなります。

 

インスリンを抑える

インスリンは糖質を抑えると同時に脂肪を溜め込んでしまうホルモンです。一日の最初に食べる朝食はインスリンを抑えるものにすると、より痩せやすくなります。タンパク質や野菜、アボカドやココナッツなどから脂肪を摂取することでインスリンを抑えやすくなります。

 

肥満を改善して睡眠の質を保つ

肥満は万病の元です。太ることで様々な病気になるリスクが高まりますし、睡眠にも悪影響を与えます。人間は食後にコルチゾールというストレスホルモンが分泌されるのですが、太っている人はこのコルチゾールが51%も分泌されてしまい、より睡眠の質を下げてしまいます。

 

コルチゾールを含め、人間の体で生成されるホルモンは加齢によって変化しますから、若いからと言って無視せずに、今のうちから気を使っていくようにすると良いですね。

 

また、睡眠不足によって肥満をもたらすこともあります。睡眠不足になると満腹を知らせるホルモンであるレプチンが減少してしまうため、食べ物の誘惑に負けやすくなってしまいます。そのため太っていて睡眠不足気味という人はダイエットをしても失敗する可能性は高いです。

 

睡眠の質を高めつつ痩せるには糖質を制限すること、満腹感を高めるためビタミンやミネラルなどの微量栄養素を摂取すること、脂肪を溜め込んでしまうインスリンを抑えるタンパク質や野菜などを摂取することが良いです。

 

いきなり痩せることは難しいですし、リバウンドしやすいですからこれらに気を使って睡眠の質を保ちつつ徐々に痩せると健康的ですね。

 

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