とにかく辛い!生理前後の眠気やイライラは変えれるの?
女性に生まれて早十数年、毎月訪れる「生理」といえば、眠気やイライラで、もういっぱいいっぱいになってしまっていないでしょうか?それ以外にも腹痛や肌荒れ、食欲が止まらなくなったり、体が熱っぽくだるくなって仕事に身が入らないなんて声もよく聞きます。
お仕事以外だと具合が悪くて泣く泣く彼氏とのデートを断ったり、温泉に入るのを我慢したりと踏んだり蹴ったりな感じがします。
また生理が来てしまった・・
女性の体は赤ちゃんを産むために、卵巣を持って生まれてきます。思春期になり赤ちゃんができる体になると女性ホルモンの働きで、赤ちゃんをつくるために必要な卵胞が排出されるようになります。これが「排卵」になります。
排卵が起こると赤ちゃんを育てる為に子宮の裏側の子宮内膜が膨らみ、赤ちゃんが育つ為のお布団になります。妊娠が起こらなければ新しい内膜がつくられるように古い内膜が壊されて、血液と一緒に流れ落ちるのです。
これが「生理」になります。毎月しっかり生理来ているということは、赤ちゃんができる為のお布団が毎月しっかりつくられているということです。「生理」は赤ちゃんをお迎えするのに大切な体の機能なんですね。
眠気やイライラの原因は〇〇だった
生理前や生理中に困るのが眠気やイライラ。いつもなら気にならないようなことも烈火のごとく怒ってしまったり、朝から晩まで眠くて眠くて仕方なかったり、これは生理前から生理後まで起こる現象になります。
眠くなる原因
「生理前が特に眠くなる」なんて方は多いんじゃないでしょうか?生理前に眠くなりやすいのは体温の変化が関係しているんです。生理と次の排卵までの間は卵胞ホルモンが分泌され、体温が下がる時期になります。逆に排卵から生理の間は黄体ホルモンが分泌され、体温が高くなるのです。
人間は体温が下がると眠くなり、体温が上がると眠くなりやすいので、生理前は体温が上がりやすく寝つきが悪くなり日中に眠くなるのです。
イライラする原因
卵胞ホルモンや黄体ホルモンは心に影響を及ぼし、気分を憂鬱しすると言われています。排卵後は自律神経のバランスを保つ卵胞ホルモンの分泌が増加するので、感情をつかさどる視床下部がコントロールを失い、イライラしやすくなると言われています。
また生理前は気持ちを不安定にさせる黄体ホルモンの分泌量が増えるので、憂鬱やイライラになりやすいと言われています。眠くなったりイライラする原因はホルモンバランスの影響が大きく関わってくるのですね。
ホルモンの影響と言われると、自分でコントロールする方法がわからないのでどうしようもない気がします。こういう時は体に逆らってがんばっても余計に辛くなってしまうので無理せずに休みましょう。
生理前にもイライラする・・みんなが悩んでるPMSって何のこと?
PMSという言葉を聞いたことありますか?PMSとは「月経前症候群」と呼ばれ、生理が始まる1~2週間くらいに起こる心や体の不快な状況を言います。生理前になると眠くなったりイライラしたり腹痛が起こるような症状です。これは生理を経験している女性のほとんどが体験しています。PMSの症状は生理前になると軽くなるので、生理中に起こる症状とはまた別のモノになるのです。
PMSの症状はかなり幅広いです。
- イライラする
- 胸が張る
- 腹痛
- 肌荒れ
- 眠気
- 憂鬱
- 頭痛
- 食欲増進
- 攻撃的になる
- 集中力の低下
- 肩こり
- 微熱
などなど・・これはほんの一部で、他には「口内炎ができる」や「お酒が飲めなくなる」など十人十色になってきます。PMSだけでも150~200種類以上あると言われているそうです!「そういえば、生理前に無性に〇〇が食べたくなるな・・」なんていうのはPMSのサインかもしれませんね。
PMSはどうしてなるの?
これは排卵後に女性ホルモンが急激に変化するのが関係しているらしいのですが、明確な原因はまだわかっていないそうです。
PMSは特に「精神的な影響が大きい」
PMSは精神面での症状が強く出る方が多く、特にイライラやうつっぽくなったり、無気力になったりと精神的に不安定になりやすいです。PMSの期間に体や心にストレスがかかってしまうと更に悪化してしまう傾向にあるので、リラックスできるように心がけましょう。
PMSは性格による影響も出やすので、真面目で几帳面な人や我慢強い人に神経質な人などは、PMS期間中に強く症状が出る傾向があります。いきなり性格を変えるのは大変だと思うので、気分転換できるような趣味などを用意しておくのがいいと思います。
生理前後のストレスをやわらげたい!!
イライラや眠気など、PMSや整理中の症状が強くでてしまうと仕事も大変ですよね。仕事に支障が出ないように、こっそりと症状をやわらげるような方法を調べてみました。
体を動かすしてストレス発散!
ウォーキングやヨガなど軽めの運動であれば体の血行をよくし、自律神経のバランスを整える効果があるので、PMSや生理中の症状をやわらげることができます。日常的にスポーツをされてる方は、生理痛などで悩んでるイメージはあまりないですよね?
出血量が多くて貧血気味や体調がよくない場合は無理をせずに休みましょう。
ゆっくり休む
会社によっては生理休暇を認められている場所もあります。女性の社会進出が増えている時代だからこそ、生理が辛くてもがんばって働かなきゃいけないなんてナンセンス!辛いようなら、思いきってお休みすることも大切です。
生理中は女性ホルモンの影響で体のあらゆる場所に症状が出てくるのですが、特に自分の体や心の弱い部分に影響が強く出ると言われているので、とにかく休養が必要です。眠気が強いのは、いつもがんばっているあなたの体を休ませてあげたいのかもしれません。
好きなことする
生理中にイライラしてしまう方は、普段から我慢しすぎてしまってる場合が多いです。生理前後でここぞとばかり爆発してしまうのですね。
まずは自分を満たすことから始めましょう。とは言っても普段我慢しすぎている方は、好きなことをしようとしても「自分が何が好きだったか思い出せない・・」なんて場合が結構あります。なんでもいいのです。おいしいものを食べる。ペットと遊ぶ。散歩する。映画を視る。など気になったことは今できる範囲でなんでもやってみましょう。普段から自分が満たされている感覚になれば、生理前後もあまり精神的には左右されなくなってきます。
鉄分やたんぱく質を取る
生理中に貧血になる女性は多いです。大豆やレバーなど鉄分やたんぱく質の多い商品を取りましょう。足りない部分はサプリでも補うことができます。
ビタミンやミネラルはPMSを緩和する効果もあるので、バランスのよい食事を積極的に取っていきましょう。
体を温める
生理中に体を冷やすことと、体を締め付けること、お酒を飲む、タバコを吸ってしまうのは避けたほうがいいでしょう。これは血管が収縮してしまったり血行を悪くさせてしまうので、生理の症状を重くしてしまいます。
逆に体を温めると血行が促進され、生理痛をやわらげる効果があるのです。生理中の入浴は出血が多いと気になる所ですが、清潔なお湯であれば入浴自体に問題ないので、しっかりとお湯に浸かり体を温めていきましょう。
もしこれらを試していても日常生活への支障が改善されない場合は、産婦人科を受診しましょう。同じ女性として様々な相談に乗ってくれるので心も軽くなると思います。ホルモンバランスを整える治療法があるので、効果も早いかもしれません。思わぬ病気が隠れている場合もあるので症状が辛い場合は無理せず受診しましょう。
生理は月に一度自分と向き合える大切な日です
お仕事をされている方は、生理前後の症状が顕著に出てしまうと本当に辛いと思います。眠くなったりイライラしてしまうと困ってしまいますよね。
眠くなる原因
生理と次の排卵までの間は卵胞ホルモンが分泌され、体温が下がる時期になります。逆に排卵から生理の間は黄体ホルモンが分泌され、体温が高くなります。人間は体温が下がると眠くなり、体温が上がると眠くなりやすいので、生理前は体温が上がりやすく寝つきが悪くなり日中に眠くなるのです。
イライラする原因
排卵後は自律神経のバランスを保つ卵胞ホルモンの分泌が増加するので、感情をつかさどる視床下部がコントロールを失い、イライラしやすくなると言われています。毎回こうならないように、眠気やイライラとうまく付き合っていく方法はあるのでしょうか?
- 体を動かすしてストレス発散!
- ゆっくり休む
- 好きなことする
- 鉄分やたんぱく質を取る
- 体を温める
生理は将来赤ちゃんを迎えるために起こる、女性にとって大切な通過儀礼です。生理の症状を通して自分の体の状態を客観的に知ることもできますし、日頃から自分の心と体をより大事にしていきたいという気持ちが芽生えてくることでしょう。
生理になることを否定するのではなく、受け入れていくことで考え方が変わり、自身の体の状態もよりよく変化させていくことができると思います。