長い睡眠時間が実は頭痛の原因になっていた
昔からしっかりと睡眠時間を取るようにいわれて育った人は多いと思いますが、自分の体に合っていないぐらいの長い睡眠をすると頭痛が起こってしまう人が増えています。睡眠時間は長くとった方がいいと思われがちですが、その長~い睡眠時間が自分の体調を崩す原因になっているかもしれません。
頭痛の原因が寝すぎってあり得るの?
頭痛を伴ったことがない!という人はほぼいないのではないか?というぐらい頭を痛い、と感じる人は多いです。頭痛の原因は様々で、風邪が原因の人もいればストレスが原因の人もいます。原因はわからないけど、いつも夕方ぐらいに頭痛が…という人も中にはいるかもしれません。
それに頭痛といっても痛くなる場所によって症状も違います。チクチク刺されているような痛みだったり、鈍器で殴られたような痛みが長く続く人もいます。原因が違えば痛みや痛む箇所も違うということなんですね。
しかし寝すぎて頭が痛い、という現象に見舞われてしまう人も少なからずいるのが現状です。逆になかなか眠れなくて苦労をしているという人からすると、贅沢な悩みだ!と思われるかもしれませんが、長い睡眠というのは一般的な「7~8時間」ぐらいの睡眠時間を指しているそうなんです。
7時間ぐらいの睡眠誰でもしてるよ!と思うかもしれませんが、7時間の睡眠が長いという人は根本的にショートスリーパーの人が多いのかもしれません。自分では気が付いていないだけでショートスリーパーさんは結構日本には沢山いて、あまり寝なくても日常生活に支障がなく動けるという人が多いです。
しかしそのショートスリーパーが長く寝ただけで頭が痛くなる、というのは一体何が原因なんでしょうか?
長い時間眠ると体が重いのはショートスリーパーだから?
基本的には7時間寝た方が良いところを自分の体に合わせて4時間ぐらいしか寝ていない、というだけでショートスリーパーの人も何ら変わりなく睡眠をとっています。
それに昔からずっと4時間程の睡眠というわけではないと思うんです。学生時代はしっかり7時間ぐらい寝ていた人が、仕事や生活環境から4時間しか寝ていない生活になってからずっとその時間、という感じでしょうか。
原因というわけではありませんが、生活リズムがそういったテンポで進むことによって4時間しか寝なくても平気なからだになってしまったのかもしれません。しかしどれだけ日にちが立ってもやっぱり4時間の睡眠じゃ、疲れが取れないという人も沢山います。
ショートスリーパー、ロングスリーパーは個人差があるので、なろうと思って簡単になれるものでは無いのかもしれませんね。実際時間を有効活用したい!ということでショートスリーパーの訓練をした人もいるらしいですが……。
普段は寝ている時間よりも長く寝ていて、起きたときに頭痛を感じるのであれば完全に寝すぎで頭が痛いということになります。寝すぎて頭が痛くなったならどうやって治すことができるのかちょっと疑問に思うかもしれませんが意外にも鎮痛剤で落ち着くことが多いです。
市販で売っている鎮痛剤でも病院で処方された鎮痛剤でも自分が普段使っていて、飲んで痛みを和らげてくれるものであれば大丈夫です。
睡眠を取る時に活発になる副交感神経が原因
寝すぎで頭痛が起こる原因は、副交感神経が活発になりすぎてしまうことが原因です。眠る時に活発になる副交感神経なので活発になってもいい気がしますが、なりすぎてしまうと、血管拡張のしすぎで他の部位を刺激してしまうから頭痛が起こってしまうんです。
普段からそれぐらいの時間寝ている場合はいいのかもしれませんが、いつもは4時間程度の睡眠しかとっていない人が急に長い時間眠るとそういったことが起こってしまうので注意が必要です。
もし生活環境が変わって、これから長い時間寝るようにするぞ!という人は日数をかけて睡眠時間を伸ばしていった方がいいかもしれませんね。あまりにも急に寝すぎてしまうと、毎日頭痛が続くという結果になりかねません。
頭痛がひどいと中々他のことに手が回らなかったり、症状がひどいと立っているのも辛いくすぐに休んでしまうということになりかねません。休める場所とかならいいですが、家のことをあれこれしているのにそんな状態だと全然家事も終わりが見えてこないですよね。
自分の生活を変えるというのはなかなか大変ですが、ゆっくり睡眠時間を伸ばしていくことで、長時間寝ても頭痛がしなくなる生活を手に入れることができるかもしれません。
寝返りが打てないと頭痛が起こりやすい
また長時間寝ているということはその時間ずっと同じ体勢をしているということになるので、筋肉が固まってしまったりして頭痛が起こっている可能性もあります。寝方悪い人は一度寝る時の体勢を意識してみましょう。
とは言えだいたいの人は眠っているときに寝返りを打つので7~8時間ずっと同じ体勢でいるという方が珍しいですが、寝返りを打てない状況になっているのであれば話は別です。
抱き枕を抱えて寝る人はもしかしたらその抱き枕が寝がえりを打つ邪魔をしているのかもしれません。抱き枕も使って眠りにつくと寝やすい人は多いと思いますが、眠りに入ってからもずっとかけているわけではありません。
寝返りを打とうとしたときに抱き枕が場所を取っていて、上手く寝返ることが出来ないと同じ体勢が何時間も続きます。そうすると頭痛だけでなく体を痛めてしまう原因にもなってしまいます。首筋を寝違えるのもそういったことが原因になっているのではないでしょうか?
寝ている間に首や体のあちこちを痛めて、寝すぎると頭痛が起きて、寝るという一つの行為もすごく大変なんですよね。しかし眠らないと人間の体はしっかりと機能することができなくなってしまうので、毎日自分の体に合った時間は寝るようにしましょう。
毎日アラームに起こされて眠い目をこすりながら起きているという人は、もしかしたら自分に合った睡眠時間分眠れていないかもしれません。そういう人は一度休みの日にアラームをかけずに眠ってみて、寝た時間~起きた時間を調べてみましょう。
しかし仕事のすぐ翌日とかだと疲れていたりするので、長期連休の真ん中の日などで行ってみるとより確実な時間がわかるかもしれません。
睡眠は自分の体に合っている分だけとりましょう
長い時間眠ってしまって頭痛が起きる原因がわかればそれを発症させないように工夫すればいいみたいですね。
- 血管が拡張して他の部分を圧迫している
- 筋肉がこわばってしまう
寝なさすぎは良くないですが、寝すぎもなかなか問題点が多いようですね。しっかりと自分の体に合った睡眠時間をわかっていることが寝すぎで頭が痛くなることを解消できるのではないでしょうか?
たまには長く寝たいな、と思ってもあまりにも長すぎるのは睡眠リズムも狂ってしまいますしあまりしないようにしましょう。短い睡眠時間ばかりでもし日中眠気が取れない場合は、少しだけの昼寝をするようにして、睡眠時間の調節を行いましょう。
もしくは短い睡眠を何度も行うという形で睡眠を取っている人もいるみたいです。しかしこれは仕事などで眠れる時間を少しずつとれる人にむいていますが、多くの人はそんなに細かく時間を取ることは難しいと思うので、夜にしっかり寝るようにしましょう。