朝一の口臭が気になる?寝起きの口内対策とは?
前日にしっかり歯磨きをしたはずなのに、起きた時の口臭が気になることはありませんか?寝起きの口臭への対策はあるのでしょうか。
寝起きの口臭が気になるのはどうしてなの?
自分のことは自分でわからないことが多いですが、他人に口臭を指摘されたら誰でも嫌ですよね。逆に他人の口臭が気になって会話に集中できないなんてこともあるでしょう。身だしなみの一部として口臭を気にするのもエチケットなんですね。朝は一番口臭がきつくなる時間と言われています。これは何か理由があるのでしょうか?
口臭の原因としてはタバコやニンニクを食べたり、胃が悪いからとよく言われますが、ほとんどは口内の汚れや歯周病が原因になるそうです。口臭には大きく分けて「生理的口臭」と「病的口臭」と「外的口臭」それに「精神的口臭」があります。
生理的口臭は誰でも起こる口臭になります。寝起きや緊張した時や運動をした時、空腹時などに唾液の量が減ると口の中が乾燥し、口臭が発生してしまいます。病的口臭の主な原因は虫歯や歯周病などによるものです。他には糖尿病や胃炎など、病気が原因となって発生する口臭です。歯の磨き残しが原因で起こり、口臭の原因のほとんどが病的原因になります。
外的口臭はタバコを吸ったり、お酒を飲んだり、ニンニクやニラを食べた後に一時的に発生する口臭のことです。精神的口臭は口臭を気にしすぎてしまい、ストレスが原因で口内の唾液の量が減ってしまい、口の中の乾燥が原因で口臭が強くなることがあります。
気にしすぎもよくないので、自分の口臭を心配しすぎないようにしましょう。他にも女性は妊娠中や月経時に女性ホルモンのバランスの影響で唾液が減り、口臭が発生してしまう場合もあります。
口臭が発生するのは主に舌に原因があった
歯周病や虫歯は口臭の原因のほとんどにはなりますが、実はにおいの元は舌についた舌苔(ぜったい)からくると言われています。あっかんべーをすると舌の白くなっている部分が確認できると思います。舌苔とは舌ついているコケのようなもので、これは食べカスや角質、細菌の死骸やかたまりなんですね。
私は舌が白いけど大丈夫なの・・?と心配になる人もいると思いますが、舌苔は誰にでも多少はついてるので安心してください。舌苔は舌の表面の中央部に溜まりやすいです。口臭もいろんなにおいがありますが卵が腐ったようなにおいも野菜や魚がくさったにおいも舌から発生してるんです。
舌苔がつきやすくなるのがタバコやコーヒー、アルコールなどです。取り過ぎると舌苔が厚くなってしまう場合があります。体調不良により自浄作用が低下して舌苔が厚くなる場合もあるので、日頃の体調管理も必要になってきます。
本来は唾液が分泌されるので、いくらかにおいは抑えられるのですが、起きた直後は唾液が少なくなり口の中が乾燥するので口臭が強まるのです。舌苔が厚く溜まっていて、舌がほとんど真っ白くなっている人は寝起きの口臭が強まる可能性があるので注意してみてください。
朝食を抜くと口臭が悪化してしまう!?
実は朝食を食べないと、口臭がひどくなる場合があるそうです。朝食を食べることにより、唾液がしっかり分泌されます。唾液には自浄作用や殺菌作用があるので、口内の細菌の働きを抑えてくれる効果があります。特に寝起きの口内は唾液が少なく乾燥しているので、細菌が増えやすくなってしまいます。
朝食を食べることが効率よく唾液を分泌させ口内をキレイにしてくれるコツなのです。食べ物をよく噛んで食べると、唾液の分泌がさらによくなり口臭の予防になります。最低でも30回以上は咀嚼するのがいいでしょう。早食いは唾液の分泌が少なるので気をつけたほうがいいでしょう。食後にお茶を飲むとカテキン効果で口臭を少なくしてくれます。
もし朝食を取らずに空腹の状態が続いてしまうと、口臭の原因が悪化する可能性があります。これは唾液の分泌が少なくなるだけでなく、空腹の消化器官が胃がからっぽになるとにおいの元となるガスが発生し、このガスが血液に吸収されて呼吸とともに排出されるとすっぱいにおいの口臭の原因になるのです。
最近は忙しくて朝食を取らない人も増えていますが、毎日しっかり朝食を食べたほうが口臭の予防になるのですね。今までよりも少し早めに起きて、朝食をしっかり食べてみるのもいいかもしれませんね。
朝一番にできる口臭対策
働く女性の8割の人が口臭関係の問題で悩んでいるそうです。自身の悩みから男性上司の口臭など、悩みがあっても何をしたらいいかわからないという人も多いようです。口臭が原因で周りの人との人間関係を壊さないためにも、仕事へ行く前に口臭の対策をしてみましょう。起きた後すぐから日中にできるものもありますのでみてみましょう。
歯磨きを見直す
口臭の原因は磨き忘れた食べカスが原因で発生します。この機会に、歯磨きの仕方を見直してみるのもいいかもしれません。
歯磨きは1日5回するといいと言われています。まず朝起きた直後、朝食を食べた後、昼食を食べた後、夕食を食べた後、就寝前です。奥歯や親知らずなどは特に磨き残しが多く、歯垢や虫歯になりやすいです。歯磨きがあまり得意でない人は、電動歯ブラシを使うのいいと思います。安価なものでも効果があり、奥歯の磨きにくい部分もブラシを当てるだけでしっかり食べカスが除去できます。
水分を取る
口臭は口内の唾液の量が大きく関係してきます。唾液が多ければ多いほどにおいは軽減されるんですね。唾液をたくさん出すにはどうしたらいいのでしょうか?
答えは簡単で水分をたくさん取ることです。水をたくさん飲むだけで口内が潤うのです。水以外にお茶はカテキンに口臭予防効果があるのでお茶でもいいでしょう。水分をマメに取ることは健康にも美容にもいいですし、簡単ににできるので試しやすいと思います。飲み過ぎには注意しましょう。うがいをするだけでも効果がありますよ。
舌のクリーニング
舌についている白いコケのような舌苔も口臭の原因です。舌苔はクリーニングで量を減らすことができます。薬局などにも舌専用のブラシが売っていますし、歯医者や口臭科、舌クリーニング専門歯科など専門機関でクリーニングすることもできます。
保険は適用外ですがそこまで高額ではないので、早くなんとかしたいという人は通ってみてもいいかもしれません。舌専用ブラシは朝の歯磨き前に歯磨き粉はつけずに、力を入れないよう丁寧に舌を磨きます。数回洗浄して終りです。1日1回までが限度になりますのでやりすぎには気をつけましょう。
ガムを噛む
ガムをかむといいと呼ばれているのは理由がいくつかあります。
一つ目はキシリトールのガムは虫歯の予防や口臭の予防にガムが適していること。二つ目はガムを噛むと唾液の分分泌量が増えること。三つ目は虫歯の原因になるミュータンス菌に効果があることです。日中ずっと噛んでいるわけにはいかないと思いますが、通勤時や休憩時間などに試してみてもいいでしょう。ガムの種類はキシリトールがいいでしょう。
気になる口臭を解決して円滑な人間関係を!
身に覚えがないのに、周りとの人間関係がギクシャクしてきた!という人は自分の口臭がどうなっているかを疑ってみてもいいかもしれません。寝起きは特に口臭がきつくなってしまう時間帯になります。口臭も原因が様々になってきます。
- 生理的口臭
- 病的口臭
- 外的口臭
- 精神的口臭
口臭のほとんどは歯周病や口内の汚れが原因で起こります。そして口臭のにおいの元は舌についた舌苔と呼ばれるコケのようなものが原因となります。舌苔は食べカスや細菌の死骸により舌が白くなることです。口内が乾燥することにより、舌苔からにおいが発生します。ある程度は誰でもついているので心配しすぎないようにしましょう。
寝起きは特に口臭がひどくなる時間になるので、しっかりと朝ご飯を食べて唾液を分泌し、口臭を防ぎましょう。長時間の空腹は口臭の原因になります。口臭対策にもいろんなものがあるので、再度おさらいしておきましょう。
- 歯磨きを見直す
- 水分を取る
- 舌のクリーニング
- ガムを噛む
口臭の悩みがなくなれば周りとの人間関係も自然とよくなり、朝からさわやかな気持ちで仕事に行けるでしょう。一度自分の口臭を見直してみてはいかかでしょうか?