寝起きに起こる寝コリの解消方法とは?ギックリ首とは違うの?
寝コリという言葉を聞いたことありますか?起きた時に首や肩、背中や腰がガチガチに固まっているような感じがしたら、それは寝コリかもしれません。解消する方法はあるのでしょうか?
起きたら体に異変が・・・寝コリの正体とは?
寝起きに首や肩が凝るのは筋肉が固まってしまっているからです。一時的なものだと放置してしまっている人も多いですが、寝コリを放っておくと疲労がどんどん蓄積されて、慢性的に体が凝っている状態になってしまいます。
せっかく長い時間睡眠を取っていたとしても、凝りのせいで逆に体が疲れてしまい、あまり寝た気がしなくなってしまう場合があるのです。慢性的な凝りが続けば眠るのも辛いですよね。次のチェックに当てはまる人は寝コリの可能性があります。
- 長く睡眠を取っているのに、起きた後とても眠い
- 午前中から睡魔に襲われることがある
- 朝の歯磨きや着替えをしている時など、体を硬く感じたり、痛んでいるように感じる
- 起きた時に胃腸に不快感を感じることがある
- 怖い夢や、嫌な夢を見てしまうことが多い
- 寝ている間に歯ぎしりの習慣がある
- 午前中に外出をする時に足に違和感や不快を感じることがある
- 枕や布団が自分の体に合っていない気がする
- 晴れの日の太陽の明るさを不快に感じてしまう
当てはまってしまう数が多ければ多いほど、寝コリになっている可能性があります。この状態で眠ってしまうと体が余計に疲れてしまうのです。
眠っていても体が凝ってしまうのはどうしてなの?
人間が睡眠を取るのは体の疲れを取り、傷ついた部分を修復するためです。本来眠ることによって体の疲れや傷、体力などを回復しているはずなのに、どうして寝コリが起こってしまう人がいるのでしょうか。
寝具が合っていない
枕や布団が自分の体に合っていない場合、それだけで寝コリが起こってしまいます。睡眠の質は7~8割が枕で決まると言われているので、睡眠時にとても重要なアイテムになってくるのです。枕や布団によっては寝返りが打てなくなり、血の巡りが悪くなってしまいます。
寝返りが打てない
寝返りを打つことで血流がよくなり全身に血が巡るので、それによって寝ている間に体の疲れを回復させてくれる効果があります。寝返りを打てば打つほど凝りも解消されていくのです。
筋肉の緊張やこわばり
同じ姿勢を取り続けていると筋肉の緊張やこわばりが起きやすいといいます。最近は主婦の人でもパソコンでインターネットなどを見て長時間猫背になってしまったり、テレビを観る時も同様ですね。筋肉が緊張することによって血の巡りが悪くなります。緊張して硬くなった筋肉を刺激してしまうと脳が痛みを感じることにより、さらに筋肉が緊張して凝りが悪循環が起こるのです。
血流が悪い
血流が悪くなるのは枕や寝返りが打てないことが原因になってきます。女性の人だと知れ以外に冷えやストレスが考えられます。冷えやストレスは血管を収縮させてしまうので、より体の血の巡りが悪くなります。その結果酸素や栄養が不足し、疲労物質が排出できなくなるので凝りや痛みが発生してしまうのですね。
寝コリの解消の仕方や予防方法はあるの?
寝コリが慢性化してしまった場合は、なんだか抜け指すのが難しそうですね。ある程度慢性化してしまた場合でも解消する方法はあっるのでしょうか?事前に予防できるならその方法も知りたいです。
寝具を変える
枕や布団は睡眠を快適にするための重要アイテムになってきます。布団は寝返りを妨げないものであれば特に問題はないでしょう。枕は高さと広さと硬さが重要になってきます。
高さは横になった時に鼻から胸へまっすぐ一本線を通るようなものを選び、仰向けになった時は首が布団に対して15度になるようにしましょう。寝っ転がって首に負担がなければ問題ないです。すぐ買い変えるのはもったいないので、微調整はバスタオルを重ねて行ってもいいと思います。
低反発のものは枕に頭が沈んでしまい寝返りが打ちにくくなるので、柔らかすぎず硬すぎない平らなものがいいでしょう。枕の幅は寝返りを打ちやすいよう少し大きめにするのがちょうどいいと思います。
お酒や夜食の食べ過ぎに注意する
遅い時間にお酒を飲んだり夜食を食べ過ぎてしまうと、内臓に負担がかかってしまいます。内臓が寝ている間も休まず働くことになるので、そのせいで筋肉が緊張してしまう可能性があるのです。そして翌日首や肩、背中や腰の凝りや胃腸にも影響が出ます。
寝る前のお酒は寝ている間の寝返りの数を減らしてしまいます。寝返りが打てないと寝ている間の姿勢が悪くなり、寝コリに繋がるのです。なので寝る直前のお酒や食事のとり過ぎは控えたほうがいいかもしれません。
安心できる照明を使う
夜になり部屋の電気を明るくし過ぎていると、目に入る光の刺激でストレスが溜まりやすくなります。家事が落ち着いたら、間接照明に切り替えてみてもいいかもしれません。目に入る光が少なくなるとリラックスしやすくなります。
照明を変えてもスマートフォンやPCをそのまま使ってしまうと、ブルーライトの影響であまり意味なくなるので、設定でブルーライトをなるべく減らしたりするのがいいでしょう。
ストレッチやマッサージを行う
凝りは放っておけばどんどん硬くなり悪化していきます。そうなる前に日頃からストレッチやマッサージの習慣を取り入れて筋肉をゆるめておくことで悪化を防ぐことができるのです。運動の習慣を身に着けておくのも大切です。
とにかく体を温める
体が冷えると筋肉が緊張しやすくなるので、凝りやすくなってしまいます。肩や首、背中や腰を事前に温めることによって血管が拡張し、血液と熱が全身に巡りやすくなるので筋肉も自然とほぐれるようになります。外側から温熱シートや入浴などで温めてもいいし、温かい飲み物やスープなどを飲み、体の内側から温めてみてもいいでしょう。
冷える場所が少ない場合は温熱シートを使い、箇所が多い場合は湯船につかってゆっくりと体を温めましょう。体をしっかり温めリラックスすることで快眠効果も期待できますね。
寝コリとギックリ首は違うの?
首に違和感を感じて、またいつもの寝違えや凝りかなあと思ったら、いきなりグキっとなったことある人はいますか?首がいきなりグキっとするのはギックリ首です。なんだか似たような症状なので混合しがちですが、実は少し違います。
寝違えは起きた時に首の違和感を感じてから、少しづつ痛みが強くなりますが、ギックリ首の場合は何もしていないのに突然ズキっと痛みを感じます。動かそうとすると痛みがどんどん強くなってしまうのです。ぎっくり首は何らかの原因で首が炎症すると起こります。この炎症が、強い痛みの原因になっているのです。例えば車で追突されたり、人とぶつかってしまったり、運動不足でなで肩や猫背の人がなりやすいようです。合わせて冷え性や寝不足の人はさらにギックリ首になりやすくなります。
ギックリ首は炎症が原因なので、マッサージやストレッチ、入浴を行うと印象が悪化します。なのでギックリ首の場合は対処法として氷やシップで冷やし、絶対安静してください。寝コリが慢性化し悪化してしまうとギックリ症状が起こってしまうみたいなので、事前の寝コリ予防が大切になってきます。
事前の予防がとっても大切だった
今まで多少の首や肩の凝りが起こっても放置していたという人もいたと思います。しかし放っておくことで症状が悪化し、疲れや不眠の原因になってしまう可能性があります。元々の原因からおさらいしていきましょう。
- 寝具が合っていない
- 寝返りが打てない
- 筋肉の緊張やこわばり
- 血流が悪い
寝コリを事前に防いだり慢性化させない方法はあるのでしょうか?解消方法があるならぜひ知っておきたいですよね。
- 寝具を変える
- お酒や夜食の食べ過ぎに注意する
- 安心できる照明を使う
- ストレッチやマッサージを行う
- とにかく体を温める
寝コリだと思ったら、慢性化が原因で悪化したギックリ症状の可能性もあります。ギックリの原因は炎症になるので寝コリと同じようにマッサージや血流をよくする入浴などをしても逆効果です。すぐに炎症を冷やして体をやすめましょう。原因は様々ですが、寝起きの凝りで悩まれている人は多いです。寝コリは日中や翌日の睡眠にも影響するので早めに解消して、また健康な生活を送りましょう。