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花粉症で眠気に襲われる!?春の睡魔に要注意

 

花粉の季節になると何人もの人が花粉症に悩まされるようになり、会社のあちこちでくしゃみが聞こえてきます。マスクをする人も増えて、眠気と戦う人も沢山になります。春は温かい日差しで眠気も増すのに、花粉で更に眠くなってしまうことがありますが、くしゃみや目のかゆみよりも眠気が勝ってしまうなんて事あるのでしょうか?

 

 

花粉は四季で違うけど症状はだいたい同じ!

眠気を感じてもその場で簡単に寝れない事は多く、睡魔と戦うことになる花粉症の人は沢山いますがそもそも花粉症の症状に眠気ってあるのでしょうか?

 

実際花粉症の症状の一つとして眠気を感じることはあり得ますが、そこまで酷い症状になることはあるのでしょうか?今はまだ花粉症でなくても誰もがいずれ花粉症になるかもしれないので、来年にはなるかもしれないあなたもしっかりと花粉症のことを知っておきましょう。

 

日本には四季がありその四季ごとに飛んでいる花粉も違います。一年中花粉症に悩まされてる人もいれば春だけ、秋だけという季節だけ花粉症になってしまう人もいます。花粉症は治らないのかもしれませんが、治療を続けていれば症状がだんだん和らぐケースもあるみたいなので、あきらめずに治療することも大切です。

 

しかし花粉の季節になるたびに毎回眠気と戦わなくてはいけないのは結構大変です。それも1日2日ではなく何ヶ月にも続いてなるものなので、どんどん睡眠不足にもなってしまいます。花粉症で眠くなる原因は1つではないので今回は主に眠くなると言われている原因と対策をお話したいと思います。

 

睡眠不足が募りに募って眠気を感じてしまう

花粉症で鼻づまりを起こしている人は沢山いますが、この鼻づまりが原因で夜になると眠れなくなってしまうぐらい酷い症状だと日中に眠たくなってしまうことが増える可能性はあります。日中に眠くなるというのは花粉症でなくても誰にでもあることかもしれませんが、花粉症で夜に眠れない場合睡眠不足になっている場合があります。

 

鼻づまりがひどく呼吸がしにくいと自然と寝つきが悪くなります。寝つきが悪い中やっと眠れても、なかなか深い眠りにつくことが出来ず起きたときにしっかり眠ったような気がせず疲れも取れていない…ということもあります。

 

睡眠の質が悪くそれが続くと睡眠不足になってしまい、日中眠気を感じることが増えてしまいます。しかし完全に眠れていないわけではないですし、これだけなら昼休憩でしっかりと仮眠を取るようにすればある程度眠気は抑えられるかもしれません。

 

しかし眠気に襲われる原因はこれだけではなく他にもあるので、仮眠をとっても眠気が収まらない場合もあり得ます。普通の睡眠不足であれば多少仮眠を取ることで良くなる傾向にありますが、睡眠不足だけが原因ではないとすると厄介かもしれませんね。

 

睡眠不足は花粉症でない人でも毎日の睡眠時間が短ければ日中に眠たくなることがあるので、しっかりと睡眠時間をとるようにしましょう。睡眠の質が下がっても沢山寝てれば問題ないと思うかもしれませんが睡眠時間が短く睡眠の質が高い方が毎日の作業効率もあがります。

 

鼻づまりがひどくて眠れない場合は鼻づまりを解消できるように鼻腔を広げるテープや温かいタオルを鼻にのせて鼻通りをよくしてあげましょう。簡単にできることですが、寝つきが良くなるだけでも睡眠時間はかわるし深い眠りにも入りやすくなります。

 

花粉症の症状に対抗する免疫物質のなか原因が…

睡眠の質を高めても体の中から眠気の元になっている成分が出ている場合はどうしようもない気もしてしまいます。体の中から眠気がでてしまう、というのはよく耳にする言葉であるのは「副交感神経」ではないでしょうか?

 

眠気が出るというわけではないですが、睡眠に必要になるリラックス効果を感じさせてくれるのは副交感神経が働いているから、とよく聞くと思います。

 

これと同じような感じで、アレルギー(花粉)に対抗して体の中が免疫物質を分泌します。風邪を引いたときも体の免疫力が菌と戦って風邪を治してくれるので、免疫力は人間の体にとって必要なものです。

 

しかしこの免疫力が仇になってしまい眠気を誘ってしまっている可能性もあるんです。医学博士の三島和夫先生によると、免疫物質の中に眠気を感じる物質が含まれていて、アレルギー症状が出る度に免疫物質が体から分泌されて眠たくなってしまう可能性があるということでした。

 

花粉症は花粉を体内に取り込む度にアレルギー症状を高めてしまうので、息を吸うだけで鼻づまりがひどくなってしまいます。特に花粉の多いところや花粉がとどまっている街中にいる場合は注意が必要になります。

 

花粉症に対抗するための免疫力が、眠気の原因になってしまっているなんて驚きですよね。だからと言って免疫力を自分の意識下で下げたり分泌を止める事はほぼ無理ですし、免疫力が下がってしまうと花粉症だけでなく風邪など他の感染症にもかかりやすくなってしまいます。

 

免疫物質が分泌されるだけで眠くて仕方ない!という状況になることは少ないですが、花粉症の症状がひどい人などはありえなくはないです。できるだけ花粉を吸い込まないようにして、免疫物質をむやみやたらに分泌しなくてもいいようにするといいかもしれません。

 

(監修:三島和夫(国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所))

 

春に近づくとテレビCMでも目にするような薬が眠気に繋がる

花粉症の人はほとんど薬を常用しているとおもいますが、これが原因で花粉症で眠気を感じている人は多いのではないでしょうか?花粉症の薬は今では本当に沢山あり、病院で処方してもらえるものから市販で簡単に手に入るものまでさまざまです。市販で手にはいるものはCMでも名前を聞くものもあります。

 

しかし病院で処方されていても市販で購入できるものも、眠くなる成分が入っているものが少なからずあります。最近では眠くならない!という文字がパッケージに書いてあったりして飲んでも眠くなりにくい薬も販売されていますが、効き目に個人差はあります。眠くならないと書いてあっても多少眠くなってしまう人もいるかもしれませんし、眠くならない代わりに花粉症の薬としての効果が薄い物も…。

 

薬を飲んでいるのにちゃんと効き目がなければ困ってしまいます。眠くなってしまうけど効果があるもの、眠くならないけど効果が薄い物の2択で薬を選ぶ人は多いのではないでしょうか?自分は効くけど友人には効かなかったなどもありますし、自分に合う薬を探すのも一苦労です。去年は効いたのに今年は薬が効かないなんていう言葉も耳にします。

 

一番いいのは病院で処方してもらうことかもしれませんが、自分に合う薬を見つけられるまで色々とためしてみるのもいいかもしれません。ただ薬は花粉症でなく鎮痛剤などでも眠くなるものはあるので、薬を飲んで眠くなるのは仕方ないと目をつむってもいいかもしれませんね。できるだけ眠くならない薬を見つけるに越したことはないですが。

 

毎日の対策で眠気がなくなるように継続!

花粉症で眠くなるのには3つ程大きな理由がありました。

 

  • 鼻づまりで眠りを妨げられている→鼻づまり治療が必要
  • アレルギーの免疫物質→免疫物質の分泌を必要以上にしないよう花粉対策をする
  • 眠くなる成分の薬の服用→眠くならない成分の入っているものに変える

 

花粉を吸い込まないようにするにはマスクをしっかりするようにしたり、毎日簡易的な歯ブラシやコップ(トラベル用のものなどでOK)を持つようにして、うがいや歯磨きを定期的にするようにしましょう。

 

歯にも花粉は付着するので注意しましょう。うがいをするだけでも結構変わってきます。薬については合う合わないが分かれるので、自分の体に合っているものやこれぐらいの眠気なら耐えられると思う薬を選ぶようにしましょう。

 

治らないと言われている花粉症を和らげれるようにしっかりと自分の体と相談しましょう。合わない薬を飲んで体調を崩したりしたら元も子もないので気を付けましょう。

 

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