4月前後で喉が痛い原因は?寝る時の辛い症状を抑えるにはどうしたらいいの?
4月になると気温も少しづつ温かくなってきて過ごしやすくなってくる人も多いでしょう。しかしこの季節になると喉が痛いという症状を抱える人もいます。特に寝る時起きた後のヒリヒリした感じや違和感はとても辛いです。喉が痛い原因は何なのでしょうか?
寝る時に喉が痛い原因は
就寝前後の喉の痛みのほとんどの主な原因はウイルスや細菌によるもので、寝ている間に私たちの喉を襲います。最近やウイルスなどよって喉の痛みや腫れが、風邪や扁桃腺炎といった症状なるのです。特に扁桃腺は炎症が起こりやすく、さらに悪化してしまうと慢性化しやすくなったり、扁桃腺と切除が必要になる場合もあるので注意が必要です。
飲食時に喉に痛みや違和感があったり、発熱や頭痛がある場合は扁桃腺炎の可能性があるので早めに病院を受診したほうがいいかもしれません。他にもアルコールやタバコ、乾燥や寒さなどの部屋の環境や、声を使い過ぎてしまっていたりすると喉の調子を崩しやすくなります。
喉が痛いと飲食時や誰かと話すときに喉の痛みが気になってしまい、普通に生活するのも大変になってしまうと思います。この時期特有の喉の痛みも含めて、原因や対処法を詳しく見ていきましょう。
4月前後だけ症状起がこるのはどうして?
喉が痛いと風邪かな、と考える人が多いと思いますが、なかには鼻水やくしゃみや熱によるだるさなどのような風邪特有の症状がまったく出ない場合もあります。春先になると、喉だけヒリヒリして痰が出るという症状だけ訴える人もいるのです。なぜこの時期だけ起こるのでしょうか?
春先の喉の痛みで考えられる原因はまず花粉症です。花粉症と風邪の違いは鼻水や喉以外の症状があるかどうかと症状が起きる期間です。花粉症の場合であれば症状は2~4月の間だけ起こり、発熱もありません。
なので喉が痛いだけで期間が限定されているのであれば花粉症の可能性が高いです。花粉と喉にどのような関係があるのでしょうか?
喉の粘膜が炎症を起こす
花粉症で有名なスギやヒノキは人間の体内に入ると体の抗体が反応して花粉症の症状を発症します。花粉症を発症すると体の粘膜が炎症を起こしやすくなるのです。喉も粘膜で覆われているので、花粉が入ることによって炎症を起こす場合があるので、喉のヒリヒリした痛みが起こってしまいます。
口呼吸になって炎症を起こしやすくなる
花粉症になると鼻がつまりやすくなり、口呼吸になりがちです。特に睡眠中に口を開けて寝ていると喉が乾燥しやすくなり、乾燥すると炎症を起こしやすくなるので寝起きは特に喉が痛くなります。
花粉症歴が長いと喉が痛くなる
花粉症は発症してから年々症状がひどくなるという人が多いそうです。最初は鼻や目のかゆみだけだったのが、次の年には喉の痛みも増えたといったようなケースです。元々あった症状はパワーアップしてる可能性があるので、自覚がある人は早めに病院へ行きましょう。
寝る前や起きた後の辛い喉の痛みの改善方法は
毎年この時期だけ喉の症状が起こるという人は、花粉症かもしれません。喉が痛くてなかなか眠れなかったり、起きた時に喉が痛くて辛かったりという時のために普段から行えるケア方法をまとめてみました。
花粉が体に入らないようにする
まず第一に行うのが花粉がこれ以上喉に入らないようにすることです。花粉が体内に入れば入るほど症状は悪化します。なので外出の時はなるべくマスクをして、外から帰ったらうがいや手洗いをしましょう。マスクをすることにより口内の乾燥を防ぐこともできるので、かかさず行いましょう。
免疫力を低下させない食生活をする
免疫力を高めるには規則正しい生活が大切です。運動する習慣や睡眠をしっかりと取るなどもそうですが、特に普段食べるものが大切になってきます。花粉症のアレルギー反応を抑えるのには腸内の善玉菌を増やすのがいいと言われています。
善玉菌を増やすには食物繊維を多く含む食べ物を取るのがいいでしょう。例えばヨーグルトや根菜類、甜茶などがいいそうです。逆にアルコールや肉類はアレルギーを悪化させてしまう場合があるので、花粉症の時期は控えたほうがいいかもしれません。
乾燥しないように室内を整える
乾燥してしまうと喉の痛みはよりひどくなってしまいます。外出時のマスクや家に帰ってから加湿器をつけるなどの工夫が必要です。
市販の薬を飲む
今すぐに辛い症状を少しでも緩和したいという人は、薬局などで売っている市販の薬を飲むのもいいでしょう。のど飴やのどスプレー、うがい薬を一緒に使用してもいいかもしれません。市販の薬効かない場合は早めに病院へ行き、医師の診察を受けましょう。
その喉の痛みはもしかしたら怖い病気かも?
喉の痛みが一定期間を超えても続く場合は、風邪や花粉症ではなく別の病気かもしれません。どんなものがあるのでしょうか?
扁桃周囲炎・扁桃周囲膿瘍
扁桃腺が悪化してしまった場合に、扁桃腺の裏に膿が溜まってしまった状態です。食事が喉を通らないなど激しい痛みを伴います。膿を切開手術で取り除かなければいけない場合があります。
声帯ポリープ
喉を使いすぎたりすると炎症が起き、声帯が出血してポリープができることがあります。声がかすれたり、悪化すると呼吸が苦しくなります。声を元に戻すのに手術が必要な場合があります。
伝染性単核球症
ウイルスに感染すると起こる喉の病気です。喉の痛みや肝機能障害、首のリンパ節腫瘍などの症状が起こります。扁桃に白い膿がつくのが特徴です。しっかり治療すれば手術などの心配はないですが悪化してしまうと大変なので、症状が見られたら病院行きましょう。
咽喉頭腫瘍
もしかしたら喉に腫瘍ができている場合があります。これは良性の場合もあれば悪性の場合も様々なあります。喉の痛みが長引いたり,痰に血が混じっている場合は早めに病院へ行きましょう。
まずは病院へ行くのが確実!
寝る時に喉が痛いのは風邪や扁桃腺、花粉症のせいかもしれません。他にもアルコールやタバコ、乾燥や寒さなどの部屋の環境や、声を使い過ぎてしまっていたりすると喉の調子を崩しやすくなります。
喉が痛いと風邪の症状かなと感じる人が多いと思います。ただ実際に熱やだるさなどの風邪の症状もないのに喉が痛いという人はいます。熱もないのに春先に喉が痛くなるのはどうしてでしょうか?
- 喉の粘膜が炎症を起こす
- 口呼吸になって炎症を起こしやすくなる
- 花粉症歴が長いと喉が痛くなる
毎年期間が限定されていて鼻、水や喉以外の症状がなけれ、花粉症からくる喉の痛みの可能性が高いです。花粉症は年々症状がひどくなる場合があるので、体調の変化に気をつけていきましょう。花粉症が辛くなる寝る前や起きた後などの前に、花粉症の悪化を化防ぐ対策はあるのでしょうか?
- 粉が体に入らないようにする
- 免疫力を低下させない食生活をする
- 乾燥しないように室内を整える
- 市販の薬を飲む
花粉症は一度発症してしまうと自然治癒は難しいようなのですが、症状を悪化させないようにする工夫はできます。毎年の花粉症の症状とうまく付き合っていきましょう。
喉の痛みの症状が長引くようであれば、もしかしたら別の病気の場合もあります。治療に手術が必要な場合もありますので、注意して見ていきましょう。
- 扁桃周囲炎・扁桃周囲膿瘍
- 声帯ポリープ
- 伝染性単核球症
- 咽喉頭腫瘍
喉の痛みの原因は幅広いため、個人の判断だけで「これだ!」決めつけるのは危険です。気になる症状が出てきたら、まずは病院へ行き診察してもらうのが一番安心できると思います。手術などの大事になってしまう前に、自分の体をしっかりと守りましょう。