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粘膜をレーザーで焼く花粉症対策の良いとこ悪いとこ

花粉症の対策方法は様々なものがあり、最近では鼻の粘膜をレーザーで焼いて治療をするという方法があるぐらいに花粉症の症状は酷いものだと言われています。

 

この粘膜を焼く方法は実際どんなメリットやデメリットがあるのでしょうか?

 

 

花粉症対策にレーザー治療が有効

 

鼻の粘膜を焼く、と聞くと大手術のように聞こえなくもないですがそんな大きな手術などではなく結構簡単にできる花粉症対策の一つです。花粉症対策に使われる粘膜レーザーには種類があり、それぞれ少し違ってくるところがあるので、自分自身の花粉の症状に見合ったものを選びましょう。

 

CO2レーザー治療

レーザー治療の中では歴史が長く、使っている病院が多いこともあり殆どの治療がこちらのレーザー治療になっていると言われています。炭酸ガスレーザーという呼ばれ方をしていたりして、病院によって違う名前で置いてあるところもあるので、しっかりと調べてこのレーザー治療なのかを知っておくといいかもしれません。

 

半導体レーザー治療

半導体ダイオード治療という名前でも呼ばれているレーザー治療法です。CO2レーザー治療よりも扱っている病院が少ないので、こちらのレーザー治療がしたい場合は行く予定の病院で半導体レーザー治療ができるかを前もって調べる必要があります。基本的に花粉症のレーザー治療はこの2つのもので行われていることがとても多いです。

 

病院によって置いているものがちがってくるので、どちらにせよ電話で聞いてい見たりホームページで確認してからの方が安心して治療をうけることができると思います。

 

レーザーによって違いがアレコレある

ではこの2つのレーザー治療はどんな違いがあるのでしょうか?全く同じ治療であれば、2つも用意する必要はないはずなので、違いをしっかり比べてみましょう。

 

治療時間や温度差

CO2レーザーは30分前後で治療が終わるので、レーザー治療というわりには思っていたより長くないんだな、と思った人が多いのではないでしょうか?半導体レーザーはそれよりももっと短い10分前後で治療をすることができます。

 

温度にも結構な差があり、半導体レーザーは低温でCO2レーザーは高温という違いがあります。とはいえレーザーで焼く治療方なので、低温とはいえそれでも結構な温度なので治療には細心の注意を払って行われます。簡単に言うと人為的に火傷をさせるような感じなので、あまり熱ささを感じないとはいえ個人差もあるので熱さを感じてしまう人もいると思います。

 

麻酔もスプレータイプのものを使用するので、注射などの痛みを感じる必要もありません。

 

レーザー治療後の差

治療後すぐに鼻の粘膜が強くなり花粉に対抗できるというわけではありません。どちらかと言えば一度大やけどをしている状態なので、元の粘膜に戻るまで余計に鼻づまりを感じたり鼻水が垂れやすくなってしまいます。

 

しかしこの鼻の粘膜が元の状態に戻るのにも差があり、CO2レーザーは3週間前後で元に戻り半導体レーザーは早くて3日前後長くても1週間にはもとに戻ると言われています。

 

レーザー治療をするタイミングの差

CO2レーザー治療では水を通すことが出来ないので、花粉症の症状が出始めてから治療をすることが難しいと言われていました。しかし半導体レーザー治療は水を通すことが出来るので、花粉症の症状が出始めてからも治療を受ける事ができます。

 

しかしレーザー治療をすると一時的に粘膜が機能できず鼻水や鼻づまりを引き起こすので、花粉症の症状が出始める前に治療をしておくと、粘膜が治るタイミングで花粉症対策もできているということになります。

 

向き不向きが分かれるレーザーでの治療法

何にせよ、レーザー治療をするのであればできるだけ早めにしておいた方が良いでしょう。色々な面で差がある2種類のレーザー治療ですが、半導体レーザー治療の方が性能がいいような気がしてしまいます。しかしレーザー治療の歴史を作ってきて今まで沢山の人の治療をしてきたCO2レーザー治療も負けていません。

 

近くの病院が半導体レーザー治療ができない場合は遠くの病院に行ったりしなければなりません。CO2レーザー治療になら導入している病院も多く身近にあるので手軽にでき何かあった時、医師にすぐ相談できるということを考えるとCO2レーザー治療を近くでするのも魅力的かもしれません。

 

レーザー治療をしたところで効果はしっかりと感じることが出来るの?と疑問に思ってしまうかもしれません。レーザー治療は人によっては薬を飲まなくても生活していけるぐらい効果が出る人もいるみたいです。レーザー治療には向いている人と向いていない人がいて、向いている人の特徴はこのような感じです。

 

  • 薬を飲んでも効果がない
  • 花粉症の症状でも鼻の症状が一番ひどい
  • 妊娠中や他に飲んでいる薬があるため薬を飲みたくない
  • 薬の眠気を感じると危険な仕事をしている

 

当てはまる人はレーザー治療をするだけで、薬を飲まずに花粉症対策ができるので、この治療法が向いていると言えます。レーザー治療は1度すれば1年以上は持つと言われていて長い人だと3年~5年も効果が持続するらしいです。それに1度していても効果が薄れてきたと思ったら再度治療を受けることが可能なので、自分の体の症状に合わせることができます。

 

花粉が多い日には薬を併用することも可能なので、その日の花粉量に合わせることができるのではないでしょうか?治療には保険が適用されるので、安心して治療を受けることが可能です。再診や価格は病院によって差が出る部分もあるので、行く病院が決まったら気になっている所はしっかりと話を聞くようにしましょう。

 

粘膜を治療してもアレルギーが治るわけではない

レーザー治療を受けるにあたってしっかりと病院で自分が花粉症なのかを検査しておかなければいけない場合があります。なんとなく花粉が飛ぶ季節になると目が痒くなったりするから花粉症だと思う、とい感じで病院で検査を受けていない人はレーザー治療を受けられない場合があります。

 

これは病院によって変わってきますが、血液検査を受けておいて損はないと思うのでしっかり確認しておくことも大切です。レーザー治療は一時的に鼻の粘膜を焼いて花粉を感じないようにする治療法ですが、花粉のアレルゲン治療ではないので治っているわけではありません。いわば薬と同じようなものなので、アレルギーを元から治したいのであればアレルゲン免疫療法をやってみてもいいかもしれません。

 

しかしこの方法は治療に長い時間がかかるので、すぐに治るわけではありません。一時的にでもいいから鼻水をどうにかしたい!という人はひとまずレーザー治療を受けてみてもいいかもしれません。

 

花粉症対策をばっちりにして春を楽しもう

レーザー治療には様々な治療方法があり、それぞれ違いがありました。自分に合う方法を選らんで治療をするようにしましょう。しかし万全に見えるレーザー治療にもデメリットはあります。

 

  • 花粉症の症状が目のかゆみや喉の違和感など、鼻に症状が少ない人には効果が薄い
  • 治療をしてから少しの間は鼻水や鼻づまりが悪化
  • 症状が出てからではCO2レーザーはできない
  • アレルギーが治るわけではないので、継続治療が必要

 

デメリットもありますが、そのデメリットを考えてもレーザー治療をする価値がある人は何人もいるのではないでしょうか?勿論ずっとお話していたようにメリットもあるので、自分にレーザー治療が向いているのかを考えてから病院で相談してみてもいいかもしれません。

 

  • 薬を飲みたくない人
  • 薬では効果が感じられない人
  • 鼻の症状がひどい人

 

レーザー治療は向き不向きが出る治療法なので、合っているかどうかを見定めながら治療を開始してみましょう。

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