目が痒い症状が続いて眠れない!これって黄砂のせい?
春になると急に目が痒いと感じたり、体調を崩しやすくなったりしませんか?この症状のせいで眠れないという人も多いみたいです。花粉症かなと思いきや、黄砂が原因になっている場合があるのです。
黄砂とは、そもそもなんのことなのでしょうか?気象庁がニュースなどで、黄砂の観測に注意を呼びかけたりすることがあります。
黄砂てどんな現象?
黄砂は中国などアジア中心の砂漠の砂が強風や砂嵐によって巻き上げられ、地上に降り注ぐという気象現象になります。日本に砂漠はありませんが、偏西風によりだいたい3~5月くらいは黄砂が飛んでくるのです。
黄砂は粒子状の砂になっているので、アレルギーを起こすものではありません。しかし強風で飛ばされると日本の大気中の汚染物質やアレルギーが起こるような微生物がくっついて、それが人間の体内に入ることによって、アレルギー反応などを引き起こすと言われています。
黄砂によって様々な健康被害が起こるので、体内に入れないように注意したいものです。黄砂の症状は花粉症と似ていて、ほとんど同時期に起こるので区別がつきにくいです。
花粉症かなと思って放っておくと別の大きな病気に発展する可能性があるので油断はできません。黄砂は事前に対策をしておけば怖いものではないので、春くらいになったらニュースなどで飛沫量を調べておくクセをつけておくといいでしょう。
目が痒いのは花粉じゃなくて黄砂のせい?
黄砂の症状は花粉症の症状とよく似ています。併発する場合もあるのでわかりにくいですが、花粉と違うのはアレルギー以外の命に関わるような病気に発展する可能性があることです。花粉症との症状の違いを確認しながら黄砂の症状についても見てみましょう。
花粉やアレルギー系の症状
花粉と黄砂が舞う時期はだいたい一緒です。なので花粉症にかかっている人は目の痒みや鼻水などの症状が悪化する場合があります。
今まで花粉症の症状がなかった人で黄砂の影響で突然発症したりもするそうです。その他にアトピー性皮膚炎などのなどのアレルギー症状が悪化してしまう可能性もあります。結膜炎なる場合もあります。
喘息などの呼吸器関係の症状
黄砂の中には様々な化学物質が入っていて、微量な粒子なので鼻で止まらず、細胞にまで入っていく場合があります。なので気管支炎や喘息、肺炎などを引き起こしてしまう場合があります。喘息の人は症状が悪化する可能性があるので注意が必要です。
脳梗塞や心筋梗塞などの心疾患系の症状
黄砂が血管などに入って炎症を起こすと、血管がつまり脳梗塞や心筋梗塞を起こす場合があります。黄砂が飛散した時に脳梗塞や心筋梗塞、高血圧の増加が見られたそうです。
黄砂にできる対策はあるの?
黄砂は微量な粒子ということなので、できることなんてないんじゃないかと心配になりますが、事前の対策で緩和ができるようです。
花粉症と似たような症状がほとんどなので、花粉症の予防と同じようなものもあります。早めのうちに対策を立てていきましょう。
黄砂の飛散量が多い日や時間帯はなるべく外出を控える
黄砂対策に一番有効なのは、とにかく黄砂を体内に入れないことです。気象庁のニュース等を確認して、黄砂の飛散量が多い日の外出はなるべく避けましょう。
どうしても仕事や用事がある場合は、なるべく飛散量の少ない時間帯を狙って出かけましょう。
洗濯物や布団を外に干さない
花粉と同じように黄砂も洗濯物につきやすいです。特にぬれた洗濯物は黄砂がつきやすくなるので気をつけましょう。部屋干しにするのが無難です。
布団を干した後は掃除機で黄砂や花粉をしっかり取り除いてから使用しましょう。
空気清浄機を使う
花粉より微量な粒子なので、どんなに換気に気をつけていてもある程度部屋の中に入ってきます。空気清浄機を使いエアコンのフィルター機能を使いましょう。
外出時の服装に気をつける
外出するときは一番黄砂が体内に入りやすいです。なるべく取り込まないようにマスクはしっかりつけましょう。顔とマスクの間に隙間がなく、微粒子をカットできるものを使いましょう。
他にはめがねや帽子、帰ってから手洗いうがいを徹底するなど基本的なことを忘れないようにしましょう。
免疫力を上げることが、黄砂の対策に繋がる
花粉や黄砂が舞う時期は、まだまだ寒暖差があり体調も崩しやすいです。体調を崩してしまうと免疫力も低下してしまい、花粉や黄砂の影響を受けやすくなります。
なので、普段から自分の体の免疫力を上げておくことが大切になるのです。ほとんどが基本的な生活習慣を送っていれば問題ないものばかりです。
しっかり睡眠をとる
睡眠不足は免疫力を下げます。夜に寝る時間がなければ昼寝でも大丈夫です。しっかり睡眠を取ることで体内の活性酸素を減少させ、免疫力を上げることができます。
よく笑う
笑うことで体内のナチュラルキラー細胞が活性化されて免疫力が上がります。ウイルスやがん細胞にも効果があり、自律神経のバランスも整います。
体温を上げる
平均体温が1℃上がると免疫力は60%活性化すると言われています。体温は免疫力に大きく関係するので、風邪をひくと免疫力を上げるために熱が出ます。体温を下げないことが大切なので、季節関係なく体を冷やさないようにしましょう。
水分をこまめにとる
人間の体のほとんどは水分で出来ています。水分をしっかり取ることで免疫力を高めて、生活習慣病を予防する効果があるのです。
タバコやアルコールを控える
タバコやアルコールは免疫力を低下させます。それ以外にウイルスを感染しやすくなったり、ガンなどの生活習慣病の原因になります。
運動習慣を取り入れる
ウォーキングなどの有酸素運動はナチュラルキラー細胞を活性化させて、免疫力を上げるのに役立ちます。習慣的に行うのがポイントです。
栄養バランスも整った食事をとる
偏った食生活が免疫力を低下させます。バランスのよい食事を心がけることで内側から健康になっていきます。免疫力を上げたいなら野菜を食べるのがいいでしょう。
黄砂も花粉も徹底的にガードして眠れない夜を卒業しよう
春になると目が痒くなったり、くしゃみや鼻水に悩まされるのは黄砂のせいかもしれません。花粉が飛んでいる時期と重なり、3~5月くらいに黄砂が起こりやすくなります。
黄砂は通常砂漠のあるところで起こりますが、偏西風の影響で風にのって日本にやってきます。日本の大気汚染やアレルギー反応が起こる微生物にくっついて私たちの体内に入ると健康被害が起こるのです。
- 花粉やアレルギー系の症状
- 喘息などの呼吸器関係の症状
- 脳梗塞や心筋梗塞などの心疾患系の症状
黄砂のような微量な粒子であっても事前の対策ができれば慌てることはありません。予防は花粉症に似たものが多いです。
- 黄砂の飛散量が多い日や時間帯はなるべく外出を控える
- 洗濯物や布団を外に干さない
- 空気清浄機を使う
- 外出時の服装に気をつける
春になったばかりだと寒暖差を感じることが多く、体調を崩しやすくなります。体調を崩してしまうと免疫力が下がり、花粉や黄砂の影響を受けやすくなります。
黄砂の内側からの対策に免疫力を上げる、ということがあります。免疫力を上げることにより、黄砂や花粉症、風邪などもウイルスの病気や生活習慣病も予防できるのです。
- しっかり睡眠をとる
- よく笑う
- 体温を上げる
- 水分をこまめにとる
- タバコやアルコールを控える
- 運動習慣を取り入れる
- 栄養バランスも整った食事をとる
黄砂は毎年のことになるので、一度症状を発症すると大変だと思いますが、原因や予防方法がわかっていればなんとかすることができます。悪化させてしまう前に身近な生活習慣から見直していきましょう。