黄砂の影響で咳が止まらない。寝られないのはどうして？

黄砂と花粉のピークは両方とも同時期になります。辛い咳の症状はどちらが原因なのでしょうか？症状が悪化してしまうと寝られない日々が続いてしまいます。

寝られないのは花粉じゃなくて黄砂のせいなの？

黄砂も花粉もだいたい2月～5月くらいまで、3月や4月をピークに飛散します。花粉はスギやブタクサなどが原因ですが、黄砂は中国内部の砂漠の砂が日本に飛んでくることで起こります。

黄砂にはダニやほこり、ごみなどのアレルギーの原因になる物質がくっついていて、偏西風によって日本まで飛んでくるのです。春は特に偏西風が強くて黄砂が舞いやすい時期となっているのです。

黄砂が日本に飛んでくるこの時期はちょうどスギ花粉のピークと重なります。黄砂と花粉症のアレルギー症状は両方ともほぼ変わりません。どちらかだけでなく両方ともかかってしまっている場合もあり、症状が特に重いという人は併発している可能性があります。

症状がひどいという人は、一度病院で検査をしてみたほうがいいかもしれません。花粉や黄砂の他にもPM2.5などの汚染物質が存在しています。目に見えない微量な粒子が、いつの間にか私たちの体を侵食している可能性があります。手遅れになる前に原因や対策などを見ていきましょう。

花粉症とほとんど変わらないといわれる黄砂のアレルギー症状ですが、それ以外にも大きな影響がありました。花粉症の症状が今までと違ってひどくなってきたというのであれば、注意したほうがいいかもしれません。

黄砂が目に入ると花粉症と同じようにかゆくなります。この時目をかきすぎてしまうと結膜炎など目の病気を引き起こしてしまいます。

鼻づまりや鼻水、頭痛やくしゃみは鼻の粘膜に黄砂が付着して起こります。ほとんどの人がこの症状で眠れなくなってしまいます。鼻炎や副鼻腔炎の原因になったりします。

咳や痰などの喉の症状やイガイガ感などの違和感は、黄砂についた大気汚染物質や細菌の影響です。喘息を持っている人は症状が悪化する可能性があります。例えば咳や痰などの量が通常よりも増えるようになります。

黄砂が皮膚に付着すると皮膚のかゆみやアトピーを発症します。元々アトピー性皮膚炎を持っている人は症状が悪化する場合があります。砂自体が皮膚によくないのでこの時期には注意したほうがいいでしょう。

黄砂は微量の粒子になるので体内にも侵入しやすくなっています。黄砂が血管に入ると血管が炎症してしまい、脳梗塞や心筋梗塞などの心疾患を起こす可能性があります。でかけるときの服装なども注意しておいたほうがいいでしょう。

黄砂や花粉の症状が眠れないほど辛い場合は、無理せず今すぐ病院へ行ったほうがいいです。ほとんどの人は咳や鼻や目の症状だけで病院へは行こうとしません。そのまま症状を放置してしまうと、黄砂の場合は命にかかわる疾患に繋がったりします。

ほっといてそのまま治ればいいですが、症状が悪化してしまうことも充分ありえます。病院へ行くことで現在の症状の原因をはっきりさせることができますし、花粉症との合併症かどうかもわかり、現在の状況に適したお薬をもらうこともできます。

それだけで安心できて症状もやわらいでくるのではないでしょうか。薬に眠気などの副作用がないものはありませんが、病院で処方されたものをしっかり飲むのがいいでしょう。

黄砂や花粉は一度発症してしまうと、その後4も同じ時期に同じ症状を繰り返すことになる可能性が高いです。年々症状は悪化していく傾向にあるので、早めの対策に越したことはないでしょう。

日頃から予防しておくのももちろん大切なことです。とにかく黄砂を体内に入れないことが大切なので、外出時のマスクは忘れないようにしましょう。黄砂が微量な粒子であっても、現在はその対策をするためのマスクが販売されています。

普段から持ち歩くようにしましょう。帰宅の際は手洗いうがいを忘れずに、洗濯物はなるべく中に干すようにしましょう。自分の体は自分でしっかり守りましょう。

黄砂似たような症状でPM2.5もここ数年でだいぶ話題になっています。ニュースなどでもPM2.5の注意喚起情報が流されていたりします。PM2.5は空気中にただよう粒子のことです。排気ガスなどの大気汚染が原因となって空中に浮遊しています。黄砂と違うのはこの物質が国内で発見されているということです。

中国の黄砂だけでなく、日本にも汚染物質があることにビックリです。PM2.5は循環器系や呼吸器系に影響を及ぼす場合があります。気管支炎や喉の違和感。アトピーなどの症状への心配が考えられます。なるべくなら体内には取り入れたくないものです。

PM2.5が体内に入ると花粉症の症状や黄砂の症状が悪化する可能性がありますので充分に気をつけましょう。PM2.5は黄砂や花粉と違って春の時期を過ぎても続いていく場合があり、一度体内に入ってしまうと長期間細胞や血管などに滞在するので、脳関係や心臓関係の病気も懸念されます。

実は身近にPM2.5の濃度がもっとも高い場所があり、それがタバコの喫煙所になります。喫煙による汚染物質はアメリカ環境保護庁による大気汚染基準にて緊急事態に該当します。分煙されていたとしてもあまり意味はないようです。

日本も喫煙所が撤去されたり、分煙の店が増えたりと禁煙への意識が強くなってきているのは感じますが、まだまだ非喫煙者が巻き込まれる環境下にあります。タバコを無理にやめたりする必要はないと思いますが、体のことを考えると控えていくようにしたほうがいいかもしれません。

春の時期になると黄砂や花粉の症状に悩まされる人が増えてきます。黄砂と花粉の症状はとても似ていますが、違うのは黄砂は中国から偏西風で流れてくるアレルギーなどの汚染物質がついた砂になります。

微量な粒子になっていて目には見えないので、いつの間にか体内に入っていて、花粉症と併発してしまう可能性があります。黄砂の症状も確認しておきましょう。

黄砂が目に入ると花粉症と同じようにかゆくなります。この時目をかきすぎてしまうと結膜炎など目の病気を引き起こしてしまいます。