時間帯によって違う?春の紫外線への有効な対策とは?
時間帯や季節によって紫外線の強さは変わってくるのでしょうか?春になり冬に比べると日差しが強くなったように感じます。薬局などでもUVケアの化粧品など、紫外線対策グッズが店頭に並び始めてきました。紫外線というと夏に強いというイメージがありますが、春先も対策を行ったほうがいいのでしょうか?
春も紫外線が強いって本当?
そもそも紫外線はどうして浴びたらいけないのでしょうか?紫外線は太陽光線に含まれる光の成分です。地上に届く太陽光線には種類があり、目に見える可視光線や熱として感じる赤外線、目に見えず感じることもできない紫外線などです。紫外線は季節関係なく一年中私たちに降り注いでいるのです。
紫外線を浴びると肌が日焼けしたり、将来シミやシワやたるみなどの原因になります。目に入ると白内障など目の病気になる危険があります。
紫外線は体によくないものとネガティブなイメージが強いですが、いい影響もいくつかあります。殺菌作用やアトピーなどの治療に使われたり、体内でビタミンDを作る効果があります。
3~4月頃から紫外線は増え始めるので、この時期くらいから日焼け止めを塗らないと肌が焼けてしまう人もいるでしょう。特に春先は季節の変わり目で肌が乾燥しやすく、花粉症などで肌が敏感になっているため、紫外線の影響を受けやすいと言えます。
時間帯によっても紫外線が地上に降り注ぐ量は違っていた
時間帯によっても紫外線が降り注ぐ量が変わってきます。特に日中10~14時の間は紫外線が一番強い時間になるので、この時間の外出は避けたほうがいいです。
この時間で1日に降り注ぐ紫外線の50%以上を超えていると言います。日の入り、日の出付近はかなり少なくなります。しかし朝や夕方は紫外線が目に入りやすい時間になるので、心配であればサングラスなどを使いましょう。
どうしても仕事や用事ででかける場合には、紫外線対策の服装に切り替えてからにしましょう。
また地域によっても紫外線の量は変わります。南であればあるほど紫外線は強くなり、北になればなるほど紫外線は弱くなります。日本でいうと、沖縄は北海道の二倍の年間紫外線量があると言われています。
雨やくもりの日は紫外線の影響を受けずに済むと思っている人も多いみたいですが、実はくもりや雨の日でも紫外線は降り注いでいます。
もちろん晴れの日が一番強いですが、雨の日でも晴れの日の20~30%、くもりの日は50~80%ほど紫外線が降り注いでいます。雨やくもりでも油断はできないのです。特に紫外線が強くなる3月以降は時間や天気に関係なく、でかける対策を立てておくのがいいでしょう。
今からしておいたほうがいい紫外線対策は?
紫外線が強くなり始めると言われる春先。今のうちから夏に向けてやっておいたほうがいいUV対策はあるのでしょうか?
日焼け止めをしっかりぬる
紫外線から大切な肌を守るには日焼け止めをしっかりぬることが大切です。日焼け止めは種類がたくさんあって何を選んだらいいか悩みがちですが、春の日焼け止めは数値に注意しましょう。
日焼け止めにはSPF値とPA値があり、日焼けの原因を防ぐのがUVBを防ぐのがSPFで数値が高いと効果が長時間続きます。色素沈着の原因となるUVAを守るのがPAになります。PAはPA+と+のマークがついていて、このマークが多いほど効果が高くなります。
なるべく数値が高いものを選ぶのがいいでしょう。毎日ぬるのを忘れずに、長時間外へ出る場合は数時間ごとにぬりなおしましょう。
でかけるときの服装に気をつける
4月過ぎたくらいの暖かい日に長時間外に出ると日焼けしてしまう場合があります。出かける時には日傘かつばの広い帽子をかぶり、なるべく袖のある服を着ましょう。
目も日焼けをするのでサングラスがあると安心です。しかし完全に紫外線から守ることは難しいので日焼け止めをぬるのは忘れないようにしましょう。
活性酸素を排除する
春の紫外線はシミやシワ、たるみなどの原因になります。なぜかというとUVAによって活性酸素が発生し、それが将来の肌へのダメージになるのです。
なので活性酸素を排除していくことが予防になるのです。活性酸素はサプリを取ったり、抗酸化作用の高い野菜や果物を食べたりするのが効果的です。
保湿をする
肌が乾燥していると紫外線のダメージを受けやすくなります。美容液や化粧水、ボディクリームをたっぷり使い、肌の乾燥を防ぎましょう。肌が乾燥しているとターンオーバーがうまくできず、毛穴がつまったり、シミになりやすくなります。保湿は季節関係なく怠らないようにしましょう。
紫外線を放置することで起こる恐ろしいこと
紫外線対策を何もせずに放置してると、体のあちこちに異変が起こる場合があります。恐ろしいことにならないよう事前にチェックしておきましょう。
免疫力の低下
皮膚は外から侵入した異物から体を守る働きをしています。ところが紫外線に当たると皮膚の免疫機能が低下するので感染症などの病気になりやすくなってしまいます。
皮膚が老化する
紫外線は皮膚の弾力を衰えさせ、肌をくすませてしまいます。女性にとっては死活問題にです。日焼けによってシミが目立ってしまうので、早めの対策が必要になります。
皮膚がんになる可能性
皮膚にできるがんはいくつかあります。肌のメラニンが少ない日本人は、黒色系の人に比べると皮膚がんになる可能性が高いです。紫外線自体も年々降り注ぐ量が増えているので、皮膚がんの発生率も比例して増えているようです。
目の病気が起こる
肌の日焼けは気にしていても、目の日焼けを気にする人は少ないように思います。実は目も日焼けします。帽子や日傘を使っていても、日差しは道路を反射して目に入ります。長時間浴びていると白内障の危険があります。意外と見落としがちな部分ですが、忘れないようUV対応のサングラスでカバーしましょう。
春からとは言わず一年中予防するのがいい
春になるとUV化粧品や紫外線対策グッズが増えてきます。私たちはなぜ紫外線を予防するのでしょうか?
紫外線を浴びると、肌の日焼けやシミやシワの原因になってしまいます。目に入れば目の病気や皮膚がんになる可能性もあります。マイナスなイメージが強いですが、殺菌作用やアトピーの治療、体内でビタミンDを作る効果もあるので一概によくないものとは言えません。
しかし春先の3~4月くらいから紫外線は強くなるので予防は必要です。季節の変わり目は肌が乾燥してダメージを受けやすいので気をつけましょう。紫外線は10時~14時の間が一番強いので、この時間の外出は避けたほうがいいでしょう。1日の半分以上の紫外線はこの時間に降り注ぎます。
紫外線は弱いですが、朝や夕方も目に入りやすくなるので気をつけましょう。今からできる紫外線の対策をおさらいしておきましょう。
- 日焼け止めをしっかりぬる
- でかけるときの服装に気をつける
- 活性酸素を排除する
- 保湿をする
紫外線対策を何もせずに放っておくと、体に恐ろしいことが起こる場合があります。念のため覚えておきましょう。
- 免疫力の低下
- 皮膚が老化する
- 皮膚がんになる可能性
- 目の病気が起こる
紫外線を浴びると、体のダメージが徐々に増えていきます。春先で日差しが強くなったから慌てて対策するではなく、一年中の対策が必要になるのです。将来きれいな肌を保つためにも、今から意識を変えて予防していきましょう。
数年後ケアしてなかった人との差は歴然だと思います。日焼け止めをマメに何度もぬりなおすのは大変だと考えている人も多いでしょう。最近はサプリひとつで体の内側から日焼けを予防できるようなものもあるので、面倒くさがりな人には向いているかもしれません。