胃の不快の原因はないか？寝れない時にできることはあるの？

いきなり起こる胃の不快感の原因は何なのでしょうか？胃が痛くなると、寝れないという人もいます。そんな時にはどうしたらいいのでしょうか。

不快な胃もたれの原因は何？

胃は私たちが食べた物を腸で消化や吸収しやすいように準備をしてくれる器官です。食べた物を胃でためておくこともあります。胃に運ばれた食べ物は胃液と混ざり、消化しやすいように小さくなります。その後少しずつ十二指腸に運ばれていくようになっています。

この働きは自律神経によってうまくコントロールされているのですが、何らかの原因で胃が機能しなくなると、胃の中に食べ物がたまってしまいます。この食べ物が胃に長時間たまる状態が胃もたれになるのです。

胃もたれの原因はいくつか考えられます。まずは飲み過ぎや食べ過ぎ、特に油っぽい揚げ物や肉類などは消化に時間がかかるので、胃に負担がかかりやすくなってしまいます。お酒や辛い物の食べ過ぎも要注意です。胃を刺激しやすく負担になってしまいます。

その他には日頃のストレスも胃もたれに関わってきます。胃は自律神経によってコントロールされているので、ストレスがかかるとこのバランスが崩れます。その結果食べ物の消化や十二指腸へ送り出す働きが弱くなるので胃もたれになるのです。ストレスは胃もたれを悪化させる可能性もあるので気をつけましょう。

それ以外に加齢や体質により働きが低下することもあります。一概に原因がこれだとは言えないので、気になる症状が出た場合は、まず病院で見てもらったほうがいいかもしれません。

胃が痛くて寝れない時の対策は？

急な胃もたれで寝れないのは辛いと思います。胃もたれに襲われた時にできるセルフケアはあるのでしょうか。

胃もたれの薬を飲む

胃もたれも原因はたいてい食べ過ぎや飲み過ぎで起こることが多いです。症状が軽く原因あ食べ過ぎや飲み過ぎだとわかっているのであれば、薬を飲んで改善することも多いです。市販の胃腸薬もあり、胃酸から胃を守ったり、胃の働きを活発にするものなどがあります。

食べ過ぎの場合は胃の働きを活発にするような消化酵素剤を選ぶのがいいでしょう。消化酵素剤は胃の中の炭水化物や脂肪を分解する働きがあり、消化や吸収を助けてくれるのです。

お風呂に入って体を温める

胃もたれが起きたらお風呂につかり、ゆっくり息をはきながら助骨の下をもみこむとツボ刺激がされて胃の症状が改善される場合があります。体を温めることでリラックスできるのでいくらか症状も和らぐでしょう。

温かい飲み物を飲む

胃が痛くて眠れない時は温かい飲み物を飲むのもいいでしょう。ホットミルクや白湯、温めた青汁など胃に優しく刺激しないものを飲むことで体も温まりますし、リラックスできます。

病院へ行く

それでも辛くて寝れない場合は病院へ行きましょう。もしかしたら重大な病気の兆候の可能性があります。早めに病院へ行くことで症状の改善も早まると思うので、無理せず病院へ向かいましょう。

胃もたれしないために普段からできることは？

不快な胃もたれが続かないように普段からできることはあるのでしょうか？普段からできる予防方法を見てみましょう。

暴飲暴食をしない

当たり前ですが暴飲暴食は控えたほうがいいでしょう。胃に負担をかけないように腹八分目にしておくのがいいと思います。

脂っこいものや刺激が強いものを食べ過ぎない

揚げ物やお酒、辛い食べ物などは胃に負担がかかったり、消化に時間がかかるので取り過ぎないようにするのがいいでしょう。普段から消化のよい物を食べたり、よく噛んで食べるなどの工夫も必要です。早食いは胃に負担がかかったり、食べ過ぎてしまったりするので、気をつけたほうがいいかもしれません。

お酒やたばこに気をつける

お酒やたばこは胃の機能を低下させる原因になります。こちらも取り過ぎないように注意したほうがいいでしょう。

ストレスをためないようにする

胃は繊細な器官なのでストレスをためないようにすることが大切です。胃の働きは自律神経によってコントロールされていますが、これは交感神経が内臓の働きを抑え、副交感神経が内臓を活発にする働きをしているからなのです。

ストレスがかかるとこのバランスが崩れてしまうので、胃の調子がおかしくなります。なるべくストレスをためないようにリラックスを心がけるのと、睡眠や食事などの生活習慣のバランスを整えることが大切です。規則正しい生活をしていれば胃もたれが起こることもなくあるでしょう。

生活習慣を変える

胃の働きをよくするためにできることの一つに運動があります。ウォーキングや軽めのストレッチをするだけで代謝がよくなるので体にもいいでしょう。さらに入浴は体を温めてくれて血行がよくなるので、内臓の働きをよくする効果があります。無理ない程度に取り入れてみてもいいでしょう。

胃の痛みが続く場合は早く病院へ

暴飲暴食してないのに胃の痛みが何日も続く。原因がわからないその胃の痛みはもしかしたら病気かもしれません。早めに病院へ行き治療を受けたほうがいいでしょう。考えられるのは急性胃炎や神経胃炎、胃潰瘍などです。ほとんどがストレスや生活習慣の乱れなどが原因になりますが、胃潰瘍はピロリ菌に感染している場合もあるので、適切な治療が必要です。

胃もたれや胃痛などの症状が続いて病院に行ったとしても、異常が見つからない機能性ディスペプシアという状態などもあります。原因ははっきりとわかっていませんが、やはりストレスや疲れが原因になっているようです。

胃の症状は胃もたれだけでなく胸やけや吐き気、みぞおちの痛みや食欲不振などの症状も出てくるので比較的わかりやすいと思います。自分の体にどのような症状が出ているかを細かく分析し、間違いないように医師に伝えることが大切になります。中には重大な病気の兆候になっている場合もあるので、ささいな症状も見逃さないようにしましょう。