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熱中症は5月にもなる?睡眠中は大丈夫?

 

熱中症で倒れる人は5月にもいるそうです。睡眠中などは大丈夫なのでしょうか?人間の体は体温を調節するシステムがあります。

5月でも熱中症?

このシステムによって人間の体温は一定に保たれているのです。運動や気温により体温が上昇すると脳は体温を下げるように命令を出し、血液中の水分を汗として体内へ出したりして調節をします。このように私たちの体温は一定に保たれているのです。

 

ところが体温の上昇が限界を超えてしまうと、体温がどんどん上がってしまい熱中症が起こるのです。熱中症はどんな年代でも関係なくなる可能性があります。体温が上がり、水分バランスが崩れてしまうことで様々な症状が起こってしまうのです。熱中症は3つの段階に分けられます。

 

軽症

現場で応急処置できるくらいの軽度な症状。立ちくらみが起こったり、筋肉痛や筋肉の硬直、大量の汗をかいたりします。

 

中等度

病院への搬送を必要とする場合がある等度な症状。頭痛や吐き気、嘔吐や下痢、倦怠感や失神などが起こったりもします。体がぐったりしてしまったり、力が入らないことがあります。このような症状が出たら放置せずに、病院へ行き診察を受けましょう。

 

重度

入院して治療する必要のある重症な症状。意識障害や痙攣発作、手足の運動障害な言動がおかしくなります。過呼吸やショック症状が起こったり、脳や筋肉、血液などにも影響が出てきます。体に触るととても熱く、かなりの高温になっている場合があります。

 

熱中症というと真夏の日差しが強い時期に起こるイメージが強いですが、春先の暖かくなり始めた時期や、梅雨の合間に気温が上がった時など、それほど暑くなくても体が慣れていないせいで起こる場合があるのです。春はまだ発汗機能が充分でなく、体温が上がると脳血流が減少し、めまいや失神などが起こる危険があります。春だからといって長時間日差しを浴びていると体温調節が追いつかず、熱中症になることがあるのです。

 

熱中症になる前にできる予防方法とは

春に熱中症になることがあるのを知っている人はそこまで多くないのではないでしょうか。今から熱中症になる前の対策を立てておいたほうがいいでしょう。

 

熱中症になる原因を知っておく

熱中症は起こるのにはいくつか原因があります。まず高温で湿気の多い日。次に風ががなく気温が高い日。そして雨上がりなどで、急に気温が上がった時です。この条件が全てそろった日は熱中症になりやすいので気をつけましょう。梅雨の時期くらいからは天気予報でも熱中症への注意を呼び掛けているので、天気予報をチェックするのもいいでしょう。

 

水分補給をする

暑いと体温が上がりどんどん体の水分が失われていきます。熱中症の条件がそろっている時は、のどが渇いてから飲み物を飲むのは遅いと言われています。こまめに水分補給をするようにしましょう。コーヒーや緑茶などのカフェインの多く含まれているものは利尿作用があるので、スポーツドリンクや水がいいでしょう。

 

塩分を摂取する

汗で水分と同時に塩分も失われていきます。水分だけを取っていても血液中のナトリウム濃度が下がるので、身体に不調が出てきます。塩分も一緒に取れるスポーツドリンクを飲んだり、塩飴などをなめるのがいいでしょう。

 

熱中症にならない環境を整える

日差しに当たると熱中症になる確率が高くなります。外出時は日傘や帽子を使い、日陰を通るなどしてなるべく日差しに当たらないようにしましょう。熱中症は室内にいてもなる可能性があるのでエアコンを調節し、服装も通気性がよく暑くなったら冷たいタオルなどで首や脇を冷やすのも効果的です。

 

体を鍛える

運動して汗をかく習慣があると、熱中症になりにくい体になります。ウォーキングやランニングなど少しずつでも体を慣らしていきましょう。ただ熱中症が起きやすい環境で激しい運動を行うと体調を崩してしまうので、無理はしないようにしましょう。

 

熱中症になったらどうすればいいの?

どのような状態になったら熱中症になるのでしょうか。もしなってしまった場合は、どのような応急処置が必要なのでしょうか。気温や湿度が高い状態で立ちくらみが起こったり、体に力が入らなくなったり、ぐったりした場合は熱中症が疑われます。体が熱かったり、頭痛やめまい、吐き気や意識障害がある場合は重症の可能性があるので応急処置を急ぎましょう。

 

すぐ涼しい場所に移動させる

熱中症にかかってしまった人がいたら、すぐに日陰の涼しい場所へ移動させましょう。屋内ならエアコンがあるところか、屋外なら風通しのいい場所がいいでしょう。できる限りでいいので衣服を緩め、頭を低くして寝かせましょう。

 

体温を下げる

体温を下げるためうちわであおいだり、首や脇、太ももの付け根など血管の多く通っているところに保冷材や氷嚢を置いて冷やします。

 

水分と塩分を補給する

意識がある場合は水分を補給します。冷たい水やスポーツドリンクを飲ませましょう。吐き気がある場合は水分を取るのはやめましょう。意識がはっきりしていない場合や嘔吐や痙攣を起こしている場合は、すぐに病院へ行きましょう。応急処置がしっかりしていれば回復は早いはずです。

 

睡眠中にも熱中症は起こるの?

熱中症は屋外だけでなく、屋外で発生する場合もあります。暑い時期になると睡眠中に熱中症になる可能性もあるのです。どんなに快適な環境で眠っていたとしても、私たちはコップ1~2杯くらいの汗をかきます。暑い時期になると気温や湿度が上がるので、さらに大量の汗をかくのです。

 

睡眠中に汗をかき体内の水分とミネラルが大量に失われ、体が脱水状態になると夜間熱中症を発症します。睡眠中に脱水症状を起こすことにより、睡眠の質が下がり不眠症になったり、脳梗塞や心筋梗塞の原因になる場合があります。

 

夜間熱中症を防ぐには水分を取ることです。気温や湿度の高い夜は寝る前にコップ1~2杯分の水を飲みましょう。エアコンや扇風機なども無理せずに利用しましょう。人が快適に眠れる温度と湿度は室温26℃以下、湿度50~60%と言われています。

 

寝る前に寝室の環境を整えておくのがいいでしょう。春くらいならまだ夜間熱中症になることはないと思いますが、気温や湿度が高い日はエアコンを使ったり、水分を取っておいてもいいかもしれません。体がまだ暑い気温に慣れていない時期なので、体調管理は充分に注意しましょう。

 

春でも熱中症には気をつけよう

熱中症は春でも起こる可能性があります。人間の体は体温を調節するシステムは普段は一定に保たれていますが、運動や気温により体温が上昇すると脳は体温を下げるように命令を出し、血液中の水分を汗として体内へ出したりして調節をします。ところが体温の上昇が限界を超えてしまうと、体温がどんどん上がってしまい熱中症が起こるのです。

 

熱中症というと真夏の日差しが強い時期に起こるイメージが強いですが、春先の暖かくなり始めた時期や、梅雨の合間に気温が上がった時など、それほど暑くなくても体が慣れていないせいで起こる場合があります。春はまだ発汗機能が充分でなくめまいや失神などが起こる危険があります。

 

熱中症にならないように今からできる予防策はあるのでしょうか。

 

  • 熱中症になる原因を知っておく
  • 水分補給をする
  • 塩分を摂取する
  • 熱中症にならない環境を整える
  • 体を鍛える

 

気をつけていても熱中症になってしまう場合はあります。もし熱中症になってしまった場合はどのような対応をしたらいいのでしょうか?

 

  • すぐ涼しい場所に移動させる
  • 体温を下げる
  • 水分と塩分を補給する

 

意識がはっきりしていない場合や嘔吐や痙攣を起こしている場合は、すぐに病院へ行きましょう。応急処置がしっかりしていれば回復は早いはずです。

 

さらに暑い時期になると睡眠中に脱水症状を起こし熱中症になる場合があります。私たちは眠っている間に大量の汗をかくので、脱水症状を起こさないように寝る前に水分を取るのがいいでしょう。人が快適に眠れる温度と湿度は室温26℃以下、湿度50~60%と言われているので、寝室の環境を整えてみてもいいかもしれません。

 

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