インフルエンザは5月でもかかる!流行りの風邪の原因はなに?
インフルエンザと聞くと冬場に流行する風邪の一種だと思いがちですが、実はインフルエンザは春である5月や夏場の時期でもかかることがあります。冬場に感染をしてしまうインフルエンザと他の時期に感染するインフルエンザには何か違いがあるのでしょうか?
インフルエンザの感染経路は身近にあった
インフルエンザは寒い時期に空気感染をすることでよく知られていて、感染経路は「飛沫感染」と「接触感染」があります。
飛沫感染
インフルエンザにかかってしまった人のくしゃみや咳などの中に潜んでいるインフルエンザウイルスが空気中に散らばってしまって、それを非感染者が吸い込んでしまいさらにインフルエンザにかかってしまうのが飛沫感染といいます。
くしゃみや咳は自分が思っているよりも空気中にウイルスを飛ばしてしまうものなので、飛ばないようにマスクをすることが大事です。
接触感染
マスクをしてインフルエンザウイルスを飛ばさないようにするのはとてもいいことですが、マスクをしておらず手などで咳やくしゃみを抑える人をよく見かけます。
もちろんしないよりは手で抑えた方がいいですが、手で抑えた時に手に付着したウイルスが他に触れたものにウイルスは付着してどんどん広がってしまいます。そこに他の人が触り、そのあとに食事をしたりして体内に入りこんでしまう事があります。
どちらの感染経路だとしても一度インフルエンザにかかってしまうと数日は症状に悩まされることになります。インフルエンザにはA,B,Cと3種類の型があることが分かっています。どれか一つにかかった事があっても他の型のインフルエンザにかかることもあるので、しっかりと対策をすることが必要です。
冬だけでなく5月になってもインフルエンザにはかかる!
インフルエンザは冬に感染が多いですが、5月ごろまでは感染がしやすいといわれています。勿論真冬の乾燥した時期に比べたら感染力は低いですが、それでも感染してしまう場合はあります。
冬だけにかかる病気だと思っているかもしれませんが、5月にインフルエンザにかかることがあるということは1年を通してしっかりと対策をすることが必要です。寒い時期にインフルエンザにかかりやすくなるのは、空気が乾燥してしまいインフルエンザウイルスが増殖しやすくなってしまう時期だからです。
なので空気が乾燥しなくなっただけでインフルエンザウイルスが空気の中から全くなくなっているわけではありません。春に近づき空気中に減っているインフルエンザウイルスを体内に取り込まないようにするには何に気を付ければいいのでしょうか?
体調管理をしっかりする
インフルエンザはウイルスによって発熱などの症状が引き起こされる風邪のようなものです。体内にウイルスを入れてしまった時に、体の免疫力が落ちているとインフルエンザにかかってしまいます。常に体調を万全にしておいて、いつ体にウイルスが入り込んでしまったとしてもそのウイルスに免疫力が勝てるようにしておきましょう。
睡眠をしっかりとる
睡眠不足になると体の免疫力は下がってしまい、インフルエンザだけでなく1年を通して流行っている風邪にもかかりやすくなってしまいます。睡眠不足になると常に眠い状況が続くので少し休もうと思っただけで眠ってしまうこともあります。
しっかりと布団に入っていればいいですが、少し休もうと思っているだけで布団に入る人は少ないです。ソファーなどで眠りについてしまうと、それだけで体が冷えて風邪をひいてしまう原因になります。毎日決まった時間にしっかりと睡眠をとるようにして、体を温めて眠るようにしましょう。
睡眠不足になったり生活習慣が崩れてしまうだけでインフルエンザになるわけではありませんが、そういった体の不調は免疫力低下につながるので、インフルエンザウイルスに対抗できる体ではなくなってしまうんです。
インフルエンザにかからないようにするために、食事前は必ず手を洗うようにして食事と一緒に体にウイルスを取り入れないようにしましょう。勿論食事前だけでなく、家に帰ったら手洗いうがいの習慣を身につけるようにしましょう。
気を付けていないといつでもインフルエンザになる可能性がある
春にもインフルエンザになる可能性は充分にあるという事がわかりましたが、冬に流行しているインフルエンザと春に流行るインフルエンザには違いがあるのでしょうか?
冬場はA型、B型が流行やすい?
インフルエンザには3種類の型がありますが、冬によく流行しているのは主にA型とB型のインフルエンザウイルスです。C型のインフルエンザウイルスが流行していないわけではないですが、冬はこの2つが猛威を振るっています。
C型はいつ流行っている?
それとは別にC型のインフルエンザはいつ流行しているのでしょうか?C型インフルエンザはいつというのが特になく、1年を通して感染しやすいといわれています。なので5月ごろにインフルエンザに流行るインフルエンザはC型感染の可能性が高いです。
といっても、A型やB型に確実にかからないというわけではないです。1度インフルエンザにかかるとインフルエンザウイルスの免疫が体にできるので、なかなかかかりにくくなることを取って早いうちから予防接種を受ける人もいます。
大事なのは免疫力?これを知っていればインフルエンザにはかからないかも
予防接種はインフルエンザウイルスを体内に少しだけ投与し、体に免疫を作るというものです。体に免疫があればインフルエンザにかかりにくくなるのは確かです。
しかし体の免疫力が低下しているときに、予防接種を受けると免疫をつける前に、ウイルスに勝てない場合があるかもしれません。インフルエンザの予防接種を受けるときは自分の体調を考えて受けるようにしましょう。
体調が悪いときはしっかりと休んで、風邪などにかからないように早期治療をしましょう。インフルエンザでなくても風邪が悪化して肺炎などにかかってしまう場合があります。
特に春は生活環境が変わっている人がたくさんいるので、環境の変化から体調不良になってしまう人も多いです。周りの環境というのは思っているよりも体に影響が大きく寝込んでしまうぐらい体調を崩してしまう人も中にはいます。
ストレスをため込んだりしないように自分の体に休息を与えてあげましょう。休息を与えると免疫力もしっかりと維持できますし、インフルエンザにかかることも少なくなるのではないでしょうか?
5月頃に気を付けるのは何型インフルなの?
春になってからインフルエンザにかかるのかどうかということですが、実際5月頃にもインフルエンザにかかることはあり得ます。
- 体調不良
- 睡眠不足
などを気を付けることで免疫力の高い体を作り、インフルエンザウイルスに負けない体にできるかもしれません。勿論体調ばかりではなく、普段からの食生活などもバランスのいい食事をすることが大切です。ビタミンがたくさん入っている食事をとるようにすると、より免疫力を高めることが出来るかもしれません。
そして1年を通して多いのがC型インフルエンザウイルスなので、春などはC型インフルエンザに注意しましょう。C型インフルエンザはA型やB型に比べて症状が軽くインフルエンザのような症状が出にくいかもしれませんが、普段の風邪となにか違うような違和感を感じたら病院で診察を受けるようにしましょう。
症状が軽いといってもインフルエンザに変わりはないので、感染力はあります。周りの人に感染させないように自分自身でできることはしましょう。