アレルギーの原因は何?5月の鼻炎の原因は?
5月、少しずつ暖かくなってきて穏やかな陽気の日が続いています。暖かいのはいいですが、酷い鼻水やくしゃみ、その他の症状に悩んでいませんか?その症状の原因…もしかしたらアレルギーが原因かもしれません。
この症状は何が原因…?
アレルギーとは特定の物質から体を守るために体が拒否反応を起こすことです。鼻水、くしゃみはもちろん発疹や涙など体が有害だと思った物質を外に出そうとする症状が現れます。
アレルギーが起きてしまう根本の原因は解明されていません。アレルギー症状が出てしまうのは遺伝子が関係しているのではないか、と言われています。
アレルギーの原因になる物質のことをアレルゲンと言います。アレルゲンは生まれた時から決まるのではありません。個人が持っているアレルゲン物質に対しての器を超えてしまうといきなりアレルギー反応が起こるようになります。
食物アレルギーは生まれ持ってのものが多いですが、花粉症等はいきなり発症してしまいます。アレルギーには4つの種類があって細かく分類されています。それについては今回あまり詳しく触れませんが、大きく2つに分けると症状が早く出るか、遅く出るか、ということです。
今回は5月にアレルギー反応が出た場合何が原因で起きてしまったか、改善法、風邪との違いを知っていきましょう。
こんなにあるの?5月に起きやすいアレルギーの種類
アレルギーの原因とされるアレルゲンは実に様々な種類があります。いきなりなってしまうと何が原因か分からず、鼻風邪かな?と思ってしまうかもしれません。もしいきなり症状が出た場合は、1日を振り返って原因解明しましょう。
(1)花粉
この時期に一番多いのではないでしょうか。花粉症はいきなりなってしまうのが特徴なので、外に出ると鼻水が止まらなくなったら花粉症になってしまったのかもしれません。症状としては鼻水、くしゃみ、涙、頭痛です。
3月、4月は平気だったのにと思っても5月は飛んでる花粉も違います。一回検査してみるのがいいかもしれません。
(2)ペット(犬猫)
家でペットを飼っていませんか?犬や猫は毛や毛についてるダニなどからアレルギーが発症します。春先は毛の生え変わり時期でもあるので余計に体の中に入ってきやすくなります。ペットに限らず動物に触った後に体に異変が出た場合アレルギー反応かしれません。症状は鼻水、くしゃみ、蕁麻疹、喉や全身に痒みです。
(3)食品
あまり季節は関係ありませんが旬の食べ物が変わっていく季節ではあるので自分の知らない食品アレルギーが出るかもしれません。食品のアレルギーは酷くなると死に繋がることもあるので注意が必要です。症状は肌の発疹、喉の痒み、体の腫れです。
(3)太陽
あまり気付かず、認知度も低いのが太陽に対するアレルギーです。日光過敏症とも呼ばれていて太陽の光紫外線を浴びると肌が拒否反応を起こします。症状は肌が赤くなったり、痒み、蕁麻疹が現れます。
(4)虫(昆虫)
虫でアレルギー反応が出る人もいます。蝶などの虫が原因とされていて蝶が飛び立つときに振りまく鱗粉が体内に入り込むとアレルギー反応を起こしてしまします。症状は鼻水、くしゃみ、肌の痒みです。
アレルギーが原因の鼻水を抑える方法が知りたい
アレルギー反応が出た時、原因が分かっていれば避けることもできますが分かっていないときはどうすることもできません。異変を感じたら病院に行くのが一番ですが、病院に行ったからと言って特効薬があるわけでもなく薬を飲んでもあまり意味がないことも多いです。
薬の副作用で眠くなってしまったり倦怠感に襲われるのも嫌ですよね、それに強い薬を飲んでいても体が慣れてしまえば効果がなくなってしまいます。体の発疹は数時間で収まりますし特に害はありませんが、鼻水やくしゃみは日常生活にも支障をきたします。少しでも症状を抑えるためには何ができるでしょうか。
(1)マスクをする
一番の方法はマスクをすることです。できれば覆いかぶさり隙間が生まれない少し値段のはるものが一番いいでしょう。花粉や空気中のアレルゲンの対策にはなります。マスクを捨てるときはできるだけ外側に触らないように密閉されたごみ箱か小さい袋に捨てるようにして最後に吸い込まないようにしましょう。
(2)アレルゲンを遠ざける
花粉が原因なら外に出ない、花粉を家に持ち込まない。植物をうちに置かない。動物が原因名なら飼わない、直接近づかないようにするなど少し難易度の高いものにはなりますが一番効果はあります。
自分の体のことを考えてアレルギーを回避する生活を送るようにしましょう。
(3)蒸しタオルを使う
鼻水が止まらなくなったときは鼻に蒸しタオルを乗せて見ましょう。鼻の血流が良くなることで鼻の通りが一時的に改善されます。暑すぎると肌を傷つけてしまうのでほんのり温かいくらいにして数回に分けて行いましょう。
体を温めるという意味を込めてお風呂に入るのもいいでしょう。
(4)疲れをためない
疲れとアレルギーになんの関係があるの?と思うかしれませんが疲れやストレスが溜まっていると免疫力も落ちて、アレルギー症状が悪化する場合があります。
少しでもアレルギーの症状を抑えたい場合はしっかり体を休め、十分な睡眠を取って体力をつけておく必要があります。
風邪と鼻炎の違いはどうやって見分ける?
アレルギーが原因で鼻水、くしゃみが出る場合をアレルギー性鼻炎と言います。肌に症状がでればアレルギーかなという認識もできますが鼻水やくしゃみだけだと風邪との違いが分かりませんよね。
風邪が原因の鼻水とアレルギー性鼻炎が原因の鼻水の違いをどのように見分ければいいのでしょうか。
(1)熱
アレルギー性鼻炎は熱がでません。もし熱が出たとしても微熱程度で済みます。ですが風邪の場合は微熱~高熱がでます。
熱が出たなと感じなくても意識がぼーっとしたり、頭の痛みを感じたら熱を測ってみましょう。もしアレルギーの薬を飲んでいる場合は物によって頭痛を伴う場合もあります。
(2)くしゃみ
アレルギーが原因のくしゃみは立て続けに何回も出ます。これはアレルゲンが体の中に入らないようにくしゃみをして追い出そうとするからです。風邪が原因の場合はくしゃみが出ても1、2回で収まります。
(3)咳
アレルギー性鼻炎で咳はそこまで出ません。まれに起きることはありますがそこまで長引かないでしょう。風邪が原因だと席を伴い何日間も咳が続きます。
(4)鼻水の種類
アレルギー性鼻炎で出る鼻水は透明でさらさらしています。鼻に詰まっても息苦しくなってくるだけで異物感はありません。風邪だと鼻水は黄色味を帯びてドロッとしたものになります。最初のうちはサラサラでも日にちが経つにつれ変化していきます。
自分が何のアレルギーなのかをしっかり知ろう
5月になってから鼻水やくしゃみ等にに悩まされている場合、アレルギーが原因かもしれません。アレルギーは遺伝子が原因で起きてしまうと言われていて、明確な解決方法は分かっていません。5月とは限らすいつなってしまうのかが分からないのがアレルギーです。もし症状が出た時は原因を明確にしましょう。
- 花粉
- ペット
- 食品
- 太陽(紫外線)
- 虫(昆虫)
アレルギーの症状を少しでも抑えるために日々の生活を改善していきましょう。
- マスクをする
- アレルゲンを避ける
- 蒸しタオルを鼻に乗せる
- 疲れをためず睡眠をしっかりとる
アレルギーが原因でおきる鼻づまりをアレルギー性鼻炎と言います。アレルギー性鼻炎と風邪はなかなか区別しづらく、そのまま放っておいて症状が悪化してしまう場合もあります。自分の症状と向き合ってどちらなのか判別するようにしましょう。
- 熱は出たか
- くしゃみの回数
- 咳は出るか
- 鼻水の種類
一回アレルギーになってしまうともう治ることは難しいです。薬や生活で工夫してうまく付き合っていくようにしましょう。まだ自分が何のアレルギーなのか分からない場合は一度病院で検査してもらうようにしましょう。
昔検査をしていても今増えているときもありますし、今はもっと細かい検査を受ける事もできます。アレルギーは酷いものだと死につながるものもあるので、自分で自分のことを知るという意味も込めて、検査を受けに行ってみましょう。