鼻が痛いのはどうして?寝れない時は何ができるの?
鼻が痛いと感じることはありますか?鼻が痛くて寝れないという人もいるそうです。突然の鼻の痛みの原因はなんなのでしょうか。鼻は私たちが呼吸をするための大事な器官です。
突然鼻が痛くなる理由はあるの?
他にも食べ物などのにおいをかぎ分けたり、体内に異物が入るのを防ぎます。体内の温度や湿度などを調整したりもしているのです。鼻はとても敏感な器官になっているので、少しの刺激で影響を受けたりします。そのせいか痛みが出やすくなっています。鼻の痛みは原因によって様々です。
気温や気圧などの変化
特に寒くなった時期に鼻がツンと痛くなるのを感じる人は多いのではないでしょうか。これは寒くなると鼻に冷たい空気が入り、その影響で血管が収縮して起こる痛みなのです。ひどいと鼻血が出てしまうことがあるので、鼻が弱いという人はマスクをするのがいいでしょう。
さらに気圧が変化する時も鼻の奥に負担がかかります。飛行機の離着陸だったり、エレベーターで最上階に行くときなどは注意しましょう。
鼻をかみ過ぎる
鼻の粘膜部分はとてもデリケートになるので、かみ過ぎると粘膜が炎症してしまいます。一度炎症が起きるとかむたびに、鼻に痛みを感じます。鼻をかむことはウイルスを外に出すのでいいことではありますが、痛くてかめない場合は一度病院へ行ったほうがいいかもしれません。
炎症がある状態で鼻を何度もかむと鼻に負担がかかり、炎症が悪化してしまいます。
鼻の乾燥
鼻の中の粘膜が乾燥してしまうと皮がむけたり、かさぶたができたりして痛みが出てきたり、乾燥してしまうと鼻血が出てくる場合もあります。原因は空気の乾燥や点鼻薬を使っていたり、体内の水分の量が不足していることです。
長い時間乾燥が続くと痛みが常に起こってしまう場合もあるので、マスクで予防するなどして事前に防いでおきましょう。
鼻が痛くて寝れない時はどうしたらいいの?
ケガや風邪などと違って、鼻の痛みはどうしたらいいかわからない人も多いのではないでしょうか?日中の仕事中や夜に鼻が痛くなった時どうすればいいのかの対処法をお伝えします。
保湿をする
鼻の粘膜が乾燥すると痛くなるので、保湿はかかさないようにしましょう。すでに痛みが出ている人は、もしかしたら室内が乾燥しているかもしれません。
鼻が乾燥していると感じたら室内の湿度を60%前後に設定するのがいいでしょう。加湿器などがなくても、洗濯物や濡れたタオルをおいておくだけでも湿度は変わります。乾燥しやすい自覚がある人は外出時にマスクなどをつけておくといいでしょう。寝る前の乾燥が気になる場合は、濡れマスクをつけるのも効果ありです。
鼻を温める
鼻を温めることで血行がよくなるので、粘膜の状態が改善されたりします。鼻に蒸しタオルを当てて鼻を温めたり、湯船に浸かることでも同じような効果が期待できます。夜鼻が痛くて眠れなくなった時は試してみてもいいかもしれません。
鼻うがいをする
鼻うがいは少し聞きなれない言葉かもしれませんが、塩水を鼻の中に入れてうがいをすることです。粘膜に負担をかけずに、ついてるウイルスや菌を落としたり、鼻をすっきりさせることができます。
方法は洗面器に食塩水を入れて、鼻の穴の片方を抑えて、もう片方の穴から食塩水を吸い込みます。洗面器から顔を出したら、吸い込んだ食塩水を顔から出します。これを3~5回繰り返して、反対側も同じようにやりましょう。最後に鼻をかんで水を出したら終了です。
鼻うがいは薬局に専門のグッズも売ってるので、気になる人は見てみましょう。
スポンサードリンク
鼻が痛いのは病気のせいかもしれない
保湿をしたり鼻を温めたとしても、痛みがしばらく治まらない場合は鼻の痛みの原因が何らかの病気だからかもしれません。確認してみましょう。
風邪
鼻づまりや炎症など起こり、鼻が痛くなるのは風邪の症状の一つでもあります。風邪をひくと免疫力が低下するので、特に鼻の中は荒れやすいです。
風邪の初期症状で痛みが起きやすくなるので、痛くなった時はまず風邪を疑ってみてもいいかもしれません。
慢性副鼻腔炎
鼻の痛みだけでなく頭痛や目の奥、頬などに痛みが起こっている場合は副鼻腔炎かもしれません。副鼻腔は鼻の穴周辺にある空洞のことで、頬や額と繋がっています。
この空洞に炎症が起こることで、その周辺に痛みが出てくるのです。慢性化すると蓄膿症と呼ばれます。風邪や鼻炎だと思って放置していると悪化してしまう場合があるので、鼻の痛み以外の症状を感じた場合は早めに病院へ行きましょう。
悪性腫瘍(がん)
副鼻腔にもがんができる場合があります。鼻の痛みよりも先に喉や耳の痛みが起こることが多いようです。早期発見できれば充分完治ができるので、気になる症状が出たら早めに病院へ行きましょう。
虫歯
鼻の痛みが続き耳鼻咽喉科へ行っても原因が見つからない場合は、虫歯による痛みかもしれません。虫歯と鼻がどうして関係するのかよくわからない人もいると思いますが、これは上の奥歯が副鼻腔に接しているからなんです。
なので虫歯の菌や歯周病の菌が副鼻腔に入りこむ可能性は充分にあります。虫歯が原因だとしても、歯に痛みが出ない時もあるので気をつけましょう。
鼻の痛みや異常はどれくらいで病院へ行ったらいいの?
ちょっとした風邪や鼻炎くらいなら病院へ行かずに放置してしまう人もいるでしょう。症状がどれくらいになったら病院へ行けばいいのか、わかりにくいからかもしれません。鼻の痛みや異常で病院へ行くべきタイミングはどこからでしょうか。
まず保湿や鼻を温めても症状が変わらない、鼻が常に痛いという人は病院へ行ったほうがいいでしょう。どんなに対策をしても鼻の乾燥が治らないという人も病院へ行きましょう。
三週間以上膿のような鼻水や、さらさらした鼻水が出続けているという人も病院へ行くサインです。原因不明の鼻血が頻繁に出るようになったり、は自分で対処できない可能性が高いのですぐ病院へ行きましょう。今まで特に痛みがなかったのに急に痛み出したという場合は、何かを発症している場合があります。鼻の奥が腫れている感じがする場合ので一度病院へ行ったほうがいいでしょう。
今までなかったとに急に症状が起こるということは、実際によくあります。耳鼻咽喉科を受診すれば検査や診察で詳しい原因がわかります。鼻の病気によっては治療に長い期間かかる場合もあるので、早めに受診し治療を行うことで治療期間が短縮できる場合があります。気になる症状が出たら、早めに行動しましょう。
鼻の痛みは早めに解決!
鼻は私たちが呼吸したり、においをかぎ分けたり、体内に異物が入るのを防いでくれる大事な器官です。それゆえに繊細で少しの刺激でも影響を受けやすくなっています。鼻の痛みにはどのような原因があるのでしょうか。
- 気温や気圧などの変化
- 鼻をかみ過ぎる
- 鼻の乾燥
鼻が痛くて仕事に集中できなかったり、眠れなくなったりすることもあるでしょう。そうなった時の対処法も覚えておきましょう。
- 保湿をする
- 鼻を温める
- 鼻うがいをする
鼻を保湿したり、温めても症状が変わらない場合は、鼻の痛みの原因が病気だからかもしれません。
- 風邪
- 慢性副鼻腔炎
- 悪性腫瘍(がん)
- 虫歯
鼻炎や風邪などが原因の鼻の痛みは、つい放置してしまいがちになります。鼻の痛みはどのような症状が起こったら病院へ行けばいいのかがわかりにくいです。
特に今までは症状がなかったのに、急に症状が起きた場合は注意しましょう。もしかしたら病気の前兆なのかもしれません。
耳鼻咽喉科で診察や検査をすればくわしい原因がわかります。治療が長引く病気もあるので、早めに病院へ行くのがいいでしょう。