甘皮処理のやり方!簡単だけど知識がないと大変なことに
ネイルサロンへ行くと甘皮処理をキレイにしてもらえますよね。自宅でのやり方や簡単にできる方法はあるのでしょうか?
甘皮処理って必要なの?
最近では、街中やショッピングモールにも気軽にネイルアートできる店舗が増えていますよね。女性だけでなく、男性も爪を綺麗にしている方を多く目にします。細部まで綺麗にしていると、見ていても気持ちがいいです。
お店でネイルをしてもらうとほぼ必ず甘皮処理をしてもらえます。自分で処理しようとしてもなかなか難しいですよね。実はセルフでも簡単にできるやり方があるんです。ご存知ですか?ただし、甘皮処理は知識がないままやっていると爪の病気になったりするのでしっかりとした知識を身に付けましょう。
甘皮ってどの部分?
甘皮とは、爪の根元にある爪に引っ付いてる薄い皮膚のことです。甘皮は2種類に分けられていて、キューティクルとルースキューティクルと言われています。
- ルースキューティクル…爪に引っ張られて一緒に伸びてきたとても薄い皮
- キューティクル…その薄い皮よりもっと根元にある甘皮部分
甘皮は指先に菌や体によくないものが入らないように守ってくれていますが、爪に必要だった水分や油分を横取りしてしまったりするので、爪が乾燥する原因にもなります。ネイルアートをするときに必ずと言っていいほど甘皮処理をします。
甘皮処理ってやらなきゃいけないほど大事なものなの?と思ってしまいますがこれがネイルをする上では大事なものなんです。甘皮が残っている上からネイルをすると甘皮の部分からすぐに剥がれだしてしまうんです。
マニキュアが皮膚に付着しても簡単に剥がれてくれるのと同じで甘皮についたマニキュアやジェルネイルは剥がれやすくなるんです。根元から綺麗に塗るためにもネイルアートに甘皮処理は必要です。ただ甘皮処理をやりすぎてしまうと血が出たり腫れてしまったりする場合もあります。
ネイルアートをセルフでする分には「爪にマニキュアやジェルネイルを乗せるだけ」と考えてしまって、特別な勉強をしたりせずに始めている人も多いと思います。に甘皮処理をするのではなく、自分の体を守るためにも簡単で尚且つ爪にも優しい甘皮処理の仕方を覚えておきましょう。
やり方って本当に簡単なの?
甘皮処理を難しく考えている人も多いみたいですが、甘皮処理って意外と簡単にできるんです。まずどれぐらいの頻度で行えばいいかというと、だいたい1ヶ月に1~2回ぐらいが目安です。やりすぎにも注意が必要です。
またお風呂上りに甘皮処理をすると、効率よく行えます。甘皮にも硬さがあり、柔らかい方は処理しやすいですが、甘皮が硬い人は処理しやすくするために専用の溶剤(リムーバー)などを使用しないと処理ができない方もいます。
リムーバーと言っても最初は何を購入したらいいかわからず、購入してしまうのはもったいないですよね。すぐになくなってしまって何度も買い足しをしなくてはなりません。そういう方はお風呂上りに甘皮処理をすると、リムーバーもなしで甘皮処理をすることができるのでお勧めです。
お風呂あがりは甘皮が柔らかくなってくれるんです。お風呂に入っていると皮膚がふやけてしまうのと同じように甘皮も柔らかくなってきます。その時に甘皮処理をすればいつもは硬くて大変だった甘皮処理が簡単にできるようになります。
甘皮処理は難しくない!
重要な甘皮処理のやり方ですが、甘皮をカットすると思っている人が多いと思います。ですが甘皮をカットするやり方はしてはいけません。甘皮はあくまでも指先に菌や異物が入らないように守ってくれている部分なので、カットをやりすぎてしまうと、菌が侵入しやすくなってしまいます。
お風呂上りに柔らかくなった甘皮は、押し上げるようにしましょう。甘皮処理をする為の道具などもあり、意外と安く売っています。使い捨てで使えるウッドスティックというものは100均などの棚にも並んでいます。
ウッドスティックはネイルをする際に色々な使い方ができる用品で使っている人も多いと思います。最初からある程度使いやすい形をしていますが、木でできているので自分の好みの形に削って使えます。
甘皮処理に使うのは先端が柔らかい丸みを帯びたような形をしているものを使用するととても簡単にできます。あまり力を入れすぎてやると傷つけていけないキューティクルの甘皮に傷がついてしまったりするので気を付けましょう。
使い捨てなので衛生面でも安心して使うことができます。ウッドスティックがない場合や上手く使えない場合は綿棒などでも代用はできます。ただ綿棒は大きいし細かい作業をするとなると難しい気もするので慣れは必要だと思います。
また甘皮処理をし終えたら、キューティクルオイルなどを使って爪の根元をマッサージするようにしましょう。爪の保湿クリームなども売っているので、保湿をしてあげるのもいいと思います。甘皮処理をしたすぐは爪の根元にポケットという隙間ができやすいです。
甘皮をカットせず押し込んだ場合このポケットはあまり深くならないですが、失敗してしまってカットせざるを得ないときが絶対にないとは言いきれません。甘皮がめくれてしまったりした場合はキューティクル部分を傷つけないように、カットをするようにしましょう。
そのままに放っておくと、キューティクルの方まで切れ目が進行してしまったり、何かに引っ掛けたりして傷になってしまったりします。またこうした原因で甘皮がささくれになってしまう場合もあります。
ささくれってできると痛いですし、指先の見た目もあまり綺麗だとはいえないですよね。ささくれになってしまった時は、無理に引っ張ったりしないようにしましょう。ささくれの部分を綺麗にカットしておくとささくれが広がることを予防できます。
甘皮処理をしすぎると危険
甘皮処理は思ってたよりも簡単にできますが、やりすぎてしまうと病気に感染する可能性があります。爪郭炎と言われる炎症を起こしてしまった人は結構いるのではないでしょうか?後爪郭と爪の間にできた隙間にカンジダというカビの種類にあたる菌が入り込んでしまって、増殖をして赤く腫れたり痛みを伴ったりします。
爪を噛んだりささくれを引っ張ってしまう人は爪郭炎になりやすいと言われています。後爪郭は爪の根元で爪を両側から支えている皮膚のことなので、その部分が腫れると新しく生えてくる爪が真っ直ぐ生えてこなくなります。
ボコボコしていたり症状がひどいと爪が変色したりり腫れている部分が膿んでしまうこともあります。この症状になってしまったら自然治癒を待たずに早めに皮膚科に行くようにしましょう。
菌が増殖しているので治るのにも時間がかかりますし、腫れが引いてもボコボコとしていたり変色してしまった爪が綺麗な状態になるには何か月もかかってしまいます。爪周囲炎という爪の周りが炎症を起こして痛みが生じたりもします。
これはささくれになってしまった傷などからブドウ球菌が入り込んでしまうものです。腫れたり炎症を起こしたりもするのですが、ひどいと水ぶくれのようなぶよぶよとした腫れ方をしてしまう場合もあります。
菌は湿気が強いと増殖がとても早いので、あまり水で濡らしたりしないようにしましょう。乾燥は爪自体には悪いので乾燥させすぎには注意です。たかが爪だと思っていても、意外と酷い病気を引き起こす場合もあるんです。
指先って目立ちますしずっと手袋をしているわけにもいきません。甘皮処理のしすぎでこうなってしまうことはありますが、指先に傷ができてしまった場合は注意するようにしましょう。
簡単にできる甘皮処理で爪を健康に!
またジェルネイルのアートなどをするときに爪の表面を削ったりしますがそれも爪にはあまりよくないことを頭に入れておきましょう。除光液やジェルネイルのオフ用リムーバーを選ぶときも爪に負担のかからないものやアセトンという成分の入っていないものを選ぶようにすると良いと思います。
アセトンは人の体に有害だと言われているので、除光液を購入する時はしっかりと中身に何が入っているかを見てから購入してください。爪に栄養を送るためにも甘皮処理は必要なことですが、やりすぎてしまうと自分の体にも悪い影響があるのでどこまでしていいのかが難しいところです。やり方をしっかりと学んでから挑戦するようにしましょう。
爪と同じく甘皮も栄養が必要になってきます。ささくれができたり甘皮がボロボロになっているときは体に栄養が足りていないことも考えられます。特別変化のない食事をしていて栄養不足になった場合は青汁を飲んで健康的な指先を手に入れましょう。
体に栄養が足りていないと後で栄養が回ってくる爪にはもっと栄養が足りていないことになります。まずは体の栄養を補うためにも青汁を飲むようにしてみましょう。青汁は少ない量でも栄養が沢山なので、体の栄養補給と同時に爪にいきわたる栄養分も摂取できますよ。