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ジャーキングは体がビクッとなって眠りにくくなる現象のこと!

ジャーキング現象という言葉を聞いて、すぐに意味が分かる人は少ないのではないでしょうか?眠りに入る寸前に体がビクッと痙攣のようなものを起こして人によっては眠りの妨げになっていることをジャーキングといいます。

 

 

ジャーキングは誰でもなったことがあるアレだった!

身に覚えがある人は多いのではないでしょうか?ジャーキングという名前は聞いたことないけど、ジャーキングが起こったことがあるという人はこの機会にジャーキングの起こる原因やジャーキングが起きないようにする方法などを知っていきましょう。

 

体がス―っと眠りにつく頃に「ビクッ」っと体が跳ねるような感覚になって目を覚ましてしまうことってありませんか?せっかく寝れるタイミングだったのにー、と落胆してしまう人もいれば、危うく寝てしまうところだった!と眠ってしまいそうな状況から抜け出せたという人もいると思います。

 

ジャーキングは他にも呼ばれ方があり、「入眠時ぴくつき」と言われていたり、「入眠時ひきつけ」と言われることがあります。寝る寸前の入眠時に起こることが多いことからそういう呼び方をすることもあるそうですが、ジャーキングという呼ばれ方が一番使われています。

 

ジャーキングは机にうつ伏せになっていたり、体の向きが変だったり、無理な体勢で寝ようとしている時に起こることが多い現象です。しかしはっきりとした原因はあまりわかっておらず、ストレスや不満を抱え込みすぎている時に起こったり、入眠時ではなく眠りに入ってからレム睡眠の時に起こることもあります。

 

ビクッとなる原因は明確ではない

ビクッとなる時にそれに連動した夢を見ていたり、落下するような感覚を感じる人もいるらしくジャーキングはあまりいいものではないと言われていたりもします。実際ベッドから落ちそうになる瞬間に体がビクッとなることがる人もいるそうです。

 

しかしジャーキングが体に悪いのか、といわれるとそうでもないみたいなんです。ジャーキングが起こるのは、体が眠りに入るときに脳が朦朧としてしまい不安定な指令のようなものを体に出してしまうことで起こると言われています。ウトウトしている時は判断力が鈍ったりすることと同じような感じです。

 

眠りにつくときは体がリラックスしているので、手足や体の筋肉が緩んでいる状態になっています。硬直している状態だったり、筋肉に変に力が入っていると体はリラックスしにくくあまり眠りにもつきにくくなってしまうからです。

 

筋肉が緩んでいる所に脳からの指令で筋肉がビクビクと痙攣をおこすことで、ジャーキングが起こっています。しかし眠りにつく時に絶対おこるわけではなく、大半の人はたまに起こる変な現象、ぐらいにしかとらえていないと思います。

 

特に気にしていなくてジャーキングが起こるたびに怖い夢を見たりすることがなく、体に異変がなかったりするのであれば特に問題視する必要はないのかもしれません。

 

眠りについてから起こるのは夢のせい!?

ジャーキングが起こる時は怖い夢を見ることが多いという人は、眠りにつく時ではなく眠りに入ってからジャーキングが起こっている人が多いのではないでしょうか?眠りに入ってからジャーキングが起こる人は基本的にレム睡眠(浅い眠り)の時になっている人が殆どです。

 

レム睡眠時はその日起こったことや記憶したことなどを脳が情報として整理している時間でもあり、夢を見るのはその情報が脳の中で整頓されているからなんです。

 

その時に脳の中の情報が色々と混ざったり、その日に自分にとって怖かったことなどが夢となって出てくることがあります。特にジャーキングがおきる時は高い所から落ちる夢を見る人が多いと言われています。

 

しかしこの考え方は少し違っていて、ジャーキングがおきたときに怖い夢を見ているのではなく、怖い夢を見ている時に防衛本能などが働いてジャーキングが起こっているんです。

 

怖い夢を見ている時に脳がその夢を現実だととらえてしまうと、体を動かす指令を出してしまい、寝ている途中でも体をビクッと痙攣させて起こそうとしている、という説があります。確かに脳が現実だととらえているのに、体が動かないと脳はパニックになってしまったりします。

 

無理やりにでも体を起こそうとするのは防衛本能がしっかり働いているということにもなるので、ジャーキングはなにも悪いことばかりではありません。

 

眠っていて体がビクッとなるたびに起こされていては寝不足にもなってしまうこともあるので、ジャーキングを起こさないに越したことはありませんが、自力でどうにかなるものではないところが悩みどころですよね。

 

しかしジャーキングは基本1回なるだけのものが多く自分自身で気が付くことが多いです。それはジャーキングという現象だからそうであって、連続して何度も体がビクビクしているのに本人は気づいていないという場合はジャーキングの現象に似ている病気の可能性もあります。

 

ジャーキングに似ている病気がある

この病気は周期性四肢運動障害という睡眠障害の一種で、足の痙攣や膝や肘を素早く伸ばしたりするような行動をしてしまうんです。この睡眠障害は年齢が上がると共に、発症もしやすくなるといわれているもので、確実な原因などがないのでわからないことがまだまだ多い睡眠障害です。

 

しかしジャーキングと周期性四肢運動障害の見分け方は他の人から見たときに0.5~10秒程痙攣を繰り返しているか、瞬間的に1度のみなのかで変わってきます。本人は寝ているので気が付かない人が多いので、周りが見てあげる事とても大切になってきます。症状が悪化していくと、1時間に100回もの痙攣を起こすこともあり得るようです。

 

でも寝ている時に痙攣しているだけで、本人も眠っているなら特に問題ないんじゃないの?と思ってしまいがちですが、そうではないんです。いくら自分自身で気が付いてなくても、体が痙攣することで睡眠の質が下がり、起きたときになんだか体がだるいような感覚になってしまうこともあるんです。原因がわからないのに睡眠の質が下がって、だんだん疲労が蓄積してしまうと日常生活にも支障がでてしまうことになります。

 

寝ていて自分では気が付かないということはそれが原因で何かあった時に、本人は気が付くことが出来ないということです。周りの人や家族に少しでもそういう症状がみられる場合は早めに医師に相談するようにしましょう。

 

ジャーキングは体を守る現象なのかもしれない

体が瞬間的にビクッとなってしまう現象は体にとって害があるわけではありません。ただジャーキングが起こることによって、目が覚めてしまい寝不足になってしまう人もいるので、そういった点ではジャーキングが体に悪いともいえるのではないでしょうか?

 

ジャーキングがおきてしまう原因は明確にはなっていません。

 

  • 体に無理な体勢で眠りについている。
  • 脳が間違った指令を出して体を起こそうとしている。

 

このように脳の指令などは自力でどうにかできるものではありません。無理な体勢で眠らないように心がける事はできるので、寝返りを打ちやすい寝具を使うようにするなど体のことを考えて眠りにつくようにしましょう。

 

ジャーキングは瞬間的になるものですが、連続して起こることがあれば病気の可能性も考えられます。自分では気が付かない場合が殆どなので、家族間で寝ている時に異変などがないかを確認してあげる事も大切です。

 

体におこる危機的状況を回避しようと脳が体を起こそうとしているので、怖い夢を見ていたり高いところから落ちるような感覚がするとジャーキングが起こるというのは脳が体を守ろうとしている証拠です。

 

寝不足になってしまうほどの回数起こるならば、病院などで相談するべきかもしれませんが、そうでないならば特に気にする必要はないのかもしれませんね。

 

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