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【ジョギングで変わりました】「走ること」が教えてくれた心と体の健康

一念発起してジョギングを開始

40代後半、いろいろな心労が重なり鬱状態でした。特に朝がダメで毎日が不安との戦いでした。もともと考えすぎてしまうタイプで、若い頃も不安症で心療内科に通院していた経験があり、自力での回復はムリだと思い病院に行って抗鬱剤を処方してもらいました。

 

1週間くらいするとだいぶ落ち着いて過ごせるようになりました。薬がよく効いているのがわかり朝の辛さがだいぶやわらいだ頃、さらによくなるように願い、一念発起してジョギングを始めました。

 

体を動かすことが好きで学生の頃は運動部にも所属していましたが、この頃は調子が悪いのを言い訳にほとんど何もしていませんでした。外に出ることさえ嫌な時期だったので、ウォーキングをとびこえいきなりジョギングというのはかなり高いハードルでした。

 

今あの頃の精神状態を振り返ると、自分を変えたい、どうにかして前に進みたい、という思いがあったのだと思います。

 

なんとか毎日続け、変わることができた

初冬の夜明け前、普段自転車で行く買物コースを公園へ向かって走り始めました。もちろんすぐにしんどくなり、歩いてまた走っては歩いての繰り返しで20分から30分くらいの距離、同じコースを同じ時間に毎日走り、疲れては歩き、また走りを繰り返しました。

 

一度も歩かずに30分で4.5㎞を走れるようになった時のうれしさは格別でした。だんだん走ることが楽しくなり、気がつけば冬が終わり春になり、そして、暑い暑い夏が過ぎ、待ちに待った秋が来て、そして冬へと季節は一巡しました。

 

今の私は、一日おきに5㎞を30分かけて走るのを日課としています。走らない日は、ストレッチや軽い筋トレをしています。1年9ヶ月続けていた間には、足を痛めてはアイシングやシップ、ストレッチをして季節によっては朝を夜に変えたり、飽き対策にコースを変えたりと少しばかりの工夫をしてきました。

 

もちろん走るのがイヤだと思う日もありますが、やめようと思ったことはありません。

 

辛さが充実感に

あの朝が辛かった時から走りだし、夢中で走っている間に辛さは走り切った後の充実感に姿を変えていました。抗鬱剤は離脱作用を抑えるために最低量を飲んでる状態で、もうほぼなくても大丈夫です。

 

走ることにだけでなく、規則的に体を動かすことは人にとってとても大切なことだと思います。それは体だけではなく心も健康にしてくれます。

 

私の目下の目標は、10㎞完走です。走ることができること、続けられることに感謝し、少しずつですが目標を掲げてクリアしていけたらと思っています。

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