北枕が悪いのは嘘！？風水と寝室の関係って？

枕の位置を気にしたことありますか？寝室のレイアウトってそこまで考えませんよね。ワンルームだと置く場所も限られてきますし、思い通りにベッドを置けないですよね。

でも北枕は悪い。というのは聞いたことがあるのではないでしょうか？何故北枕が良くないかを知っていますか？地域や考え、風水によっては変わってくるんです。

北枕が悪いってよく聞くけど…

今の日本には特に決まった宗教はありませんが、昔は多くの人が仏教を信仰していました。仏教を開祖したお釈迦様がいて、そのお釈迦様がなくなった時北枕であったことから、日本には昔から北枕は悪い！という考えが伝わっています。しかしそれは日本だけなんです。

インド等ではア釈迦様の亡くなった北の方角はいい方角とされ、死人を寝かせる方角を北にしました。そこには、お釈迦様と同じ極楽浄土に行けるように、という願いが込められています。

普段の枕の位置も北側にするなど、北は方角とされているんです。しかし日本に伝わった時、日本人はお釈迦様が北側を頭にして亡くなったことから、北=死、という不吉なイメージを持つようになり、北枕は良くないと言い伝えられるようになったのです。

日本の文化も外国の文化も、伝承されたときに色々複雑に解釈され変わってしまうことって多いんです。では実際に北枕はどうなんでしょうか？方角と睡眠は特に密接な関係はありませんが、実は風水では北枕は良いとされているんです。もしかしたらあなたの運勢も変わるかもしれません。

北枕だけではない！枕の位置で運勢も変わる！？

そもそも、風水というものを意識したことはありますか？よくテレビや雑誌などで特集を組まれているのを見かけるのではないでしょうか？風水とは古代中国から言い伝えられてきたもので、方向や気、様々な観点から運をよくするために考えられたものです。

占いの総合的なものと捉えてもいいでしょう。風水も場所や人によって持っている考えは違います。信じる人と信じない人がはっきり分かれます。風水にも関係してきますが、地球には磁場があります。

その磁場の流れを受けることにより、睡眠の質が良くなったり健康や運気アップにつながるとされています。それが北側なんです。なので北枕は良いとされています。ほかの方角もそれぞれ運気アップにつながります。一度、自分の枕の位置がどの方向か調べて見るのも面白いかもしれません。

(１)北枕

頭を冷やして足元を温める効果があるとされ、金運や健康運がアップすると言われています。疲れをとりたいとき、全体的に開運したいときは北枕がいいかもしれません。ただし北枕が絶対に良い！というわけではありません。運気が低い時に北枕にするとさらに運気が落ちてしまう場合もあります。

(２)南枕

風水的には南の方角はあまり良くないとされてます。なので南枕にすると、全体的な運が下がってしまいます、しかし突発的な運を上げるのには効果的だとされています。宝くじを当てたり、センスが磨かれたりします。運気のバランスを崩しやすくなってしまうので、ここぞという勝負の時にするといいかもしれません。

(３)東枕

東は陽の方角で、新しいことを始めるとき、忙しく毎日を過ごすときなどに効果的です。健康運、仕事運などに効果的とされています。しかし落ち着いた日常を送りたい、一度リセットしたいと思っているときはこの方角はやめたほうがいいでしょう。

(４)西枕

西枕は金運アップや穏やかな気になりたいときにいい方角だとされています。最近金運が下がってきたな…と感じた時や、忙しさを感じているときは西枕にするのもいいかもしれません。ただ、やる気の低下や眠気が酷くなってしまう場合もあるので、定期的に枕の位置を変えるといいでしょう。

寝室を変えて運気アップさせよう！

風水には他にもいつもの睡眠を少し変えて、運気を上げることができます。運気が上がれば生活に変化も起きるかもしれません。

(１)ベッドと壁はピッタリくっつける

ベッドと壁の間が空いているとそこからいい運が流れていってしまいます。隙間をなくすようにしましょう。そうすれば運が流れることもなくなりますし、隙間からものが落ちてしまう、なんてこともなくなるかもしれません。敷布団はあまり関係ないとされています。

(２)枕元にコップ一杯の水を置く

コップに入れた水が体の厄や良くないものを吸収してくれると言われています。信じられない感じもしますが加湿のような除湿のような意味もあるかもしれません。一晩放置した水は飲まずにトイレなどに流すようにしましょう。

(３)上げたい運に合わせてシーツのカバーを変える

風水にとって色というのはとても重要視されています。金運を上げたいなら黄色系、恋愛運を上げたいならピンク系、風水に詳しくなくてもなんとなくこういう連想をしてしまいますよね。自分の上げたい運にあった色のシーツを使ってみましょう。気持ちの切り替えにもなります。

(４)こまめに掃除、すっきりとさせる

寝室は1日の疲れをとり、次の日の活力をためる場所でもあります。そこにものをたくさん置いてしまうと気の流れが乱れてしまいます。また清潔にすることで体をリセットすることができます。布団を定期的に干したり洗濯するだけではなく、ベッド回りもこまめに掃除しましょう。

よくやりがちな風水的NG行為

無意識にやってしまっていることが運気を下げているかもしれません。

(１)ぬいぐるみを置く

置き場所に困ったぬいぐるみや、昔から大切にしているぬいぐるみ。置き場所はどうしていますか？女性だとベッドサイドや枕元に置いてしまいますよね。風水的にはあまり良くないんです。

ぬいぐるみは寝ている間にあなたの気を取っていってるかもしれません。長年一緒にいればいるほど、ぬいぐるみはあなたの身代わりに悪いものを吸い取ってくれます。その代わりに、いいものも吸い取ってしまいます。なので運の流れが多い寝室や、玄関にぬいぐるみを置くのは避けたほうがいいでしょう。

(２)寝ている姿を鏡にうつさないようにする

寝室に鏡を置いたりしていませんか？寝ている姿を鏡に映した状態で、寝てしまうと身体から抜けた悪い気が、外に出ず鏡に反射して戻ってきてしまうので良くないとされています。カバーをかけたり、寝るときは背を向けるようにしましょう。

(３)枕元に電子機器を置かない

良くスマホの充電で枕元に置いたりしていませんか？スマホやテレビは人の体に害がない程度の電磁波を常に出しています。その電磁波が気流を悪くしたり、体にイライラがたまりやすくなってしまいます。なるべく枕元には置かずに、寝る前は電子機器から離れるようにしましょう。

(４)植物はあまり良くない

空間づくりや風水などで観葉植物を置く人も多いと思います。しかし、植物は昼間に日光を浴びて光合成します。夜は日がないため、酸素を吸い込み二酸化炭素を出します。あなたの分まで綺麗な空気を吸ってしまうかもしれません。長い時間寝て、呼吸しなくてはいけないので、植物にいい空気をとられないようにしましょう。

やらずに変わらないよりやって少しでも変わったら儲けもの！

北枕は昔から言い伝えられているもので、日本特有のものです。他の国では北枕は良いとされていて、風水的にもいいものとされています。風水も昔から親しまれているもので、風水に沿って家具の配置や寝室を変えると運気アップにつながる可能性もあるでしょう。北枕だけではなく、方角によって運勢の方向が変わるとされています。