赤ちゃんの成長に必要な睡眠時間ってどれくらい?寝てくれないときはどうすればいいの?
あなたのお子さんは毎日どれくらい寝ていますか?赤ちゃんってものすごくよく寝ますよね。寝すぎなんじゃないのかな…?と不安に思ったことはありませんか?「寝る子は良く育つ」なんて言いいますけど実際、赤ちゃんは健康的に成長するには、どれくらい寝るのがいいのでしょうか?
どれくらい寝かせるのがいいの…?
理想の睡眠時間は年齢と共に変わってきます。成人済の私たちは6時間~8時間がいいとされています。これには個人差があり、睡眠の質が良ければ睡眠時間が短くても問題ないという結果も出ています。では赤ちゃんを見てみましょう。生まれたての赤ちゃんにも個人差があるんです。
まず生後から3か月くらいまでは1日の半分を寝て過ごします。お腹空いたときや不快を感じた時に起きるため、2~3時間ごとに起きるので夜泣きが毎日続いたりします。3か月ごろから夜にまとめて睡眠がとれるようになります。個人差はありますが夜泣きの回数も減り、日中に起きて活動することが増えるでしょう。
1歳になるころには大人と同じようにお昼に起きて夜に寝るというリズムができてきます。どの時期にも言えるのが睡眠が浅いということです。浅い睡眠が続くので、少しの物音で起きてしまいます。繰り返し起きてしまうと睡眠のリズムが崩れたり、夜泣きの悪化にもつながるので、物音を立てないようにするのは大変ですが起こさないようにしましょう。
赤ちゃんの頃は頭に入ってくる情報がとても多いので、脳で整理する時間がたくさんいります。寝すぎかな?と思ってもそれは成長に必要なものなのであまり気にする必要はないでしょう。
ただ5か月頃から生活のリズムを正すために昼寝の時間や起床時間を調整するようにするようにしましょう。また、寝つきが悪い時はしっかり寝かしつけたほうがいいです。今回は、赤ちゃんの寝かしつけ方や生活リズムの正し方を紹介します。
赤ちゃんがすぐ起きてしまうのはなんで…?
たくさん寝てほしいけどなかなか寝てくれない時ってありますよね。全然寝てくれず、家のことや自分のことができなくなってしまうのはとてもストレスだと思います。さらに夜泣きが加わってしまったら大変ですよね。
育児は大変なものだと分かっていても、毎日の疲れやストレスが溜まってしまうといつかは爆発してしまいます。できるだけ育児の負担を減らすためにも、昼寝や夜はしっかり寝てもらいたいですよね。生まれたての赤ちゃんは本能のままに起きて寝てを繰り返します。ですが環境が悪いとなかなか寝付けません。赤ちゃんが寝てくれない場合は環境が良くないかもしれません。
(1)体に不快感
おむつやお腹が空いてるときは不快感が勝ってしまい、寝てくれません。泣いて教えてくれることがほとんどなので分かりやすいのではないでしょうか?
寝るときは不快感を感じていなくても寝ている間に体に異変があると、早めに起きてしまう場合もあります。寝かしつける前はミルクを飲ませて、おむつも確認するようにしましょう。
(2)環境が良くない
寝る環境が整ってないいないと、寝かせようと思っても寝てくれません。疲れて寝てしまう時は場所関係なく寝てしまいますが、明るすぎたり、室温があっていないと寝つきも悪くなってしまいます。
(3)体調が良くない
どれだけ環境を整えても寝てくれないときは体調が悪いのかもしれません。赤ちゃんは大人とは違って体調が良くないからたくさん寝る!という考えはありません。風邪や鼻づまりはすぐわかりますが、腹痛やどこかが痛い場合は分かりません。無理して寝かせようとせず傍にいてあげるようにしましょう。
寝かしつけるときの一工夫
自然に寝るのを待ってもいいですが、夜は早めの時間に寝かせるようにしましょう。小さいころに夜更かしの癖がついてしまうと、成長した時に昼夜逆転してしまいます。生後間もないころは昼夜の認識がないため難しいですが、成長とともに夜は寝る、という認識を持ってもらうようにしましょう。
(1)環境を整える
赤ちゃんを寝かしつけるのは、大人よりも早い時間だと思います。その時に部屋が明るかったり室内の環境音が多かったりすると寝つきが悪くなってしまいます。寝かしつけるときは部屋を薄暗くして静かな環境を作るようにしましょう。
(2)おしゃぶり
寝るのに大切なのは安心感です。ずっと抱っこをしているのもいいですが、疲れてしまいますよね。そういう時は気に入ってるおしゃぶりやぬいぐるみを持たせてみましょう。赤ちゃんは常に誰かが傍にいないと寂しがってしまいます。お母さんの代わりになるものがあるといいでしょう。
(3)寝かせることを焦らない
早く寝てくれなかったり、泣き出してしまうと気持ちが焦ってしまいますよね。なんで泣いてるんだろう…早く寝かせなきゃ…と思ってしまうかもしれません。ですがその気持ちは赤ちゃんにも伝わってしまいます。顔や行動から感じ取ってしまい、余計に眠れなくなってしまいます。難しいかもしれませんが穏やかな気持ちで接しましょう。赤ちゃんにも伝わります。
睡眠時間を管理して生活リズムを整えよう
生後間もないころは好きなだけ寝かせればいいですが、4か月頃からはリズムを乱さないようにしましょう。生後間もないころは朝と夜の区別がついておらず、生活のリズムを作ろうとしても作れません。個人差はありますが4か月ごろから朝は起きて夜に眠るというリズムが作られます。
自分で生活リズムを作ることはできません。規則正しい生活をさせてあげるようにしましょう。生活リズムを正すことで、夜泣きが減ったり早い成長にもつながります。
(1)朝起こして、夜は早めに布団へ
朝、赤ちゃんが自然に起きるのを待っていませんか?そうすれば自分の時間が作れるし、家事もしやすいと思ってしまうかもしれませんが朝起きる時間がまばらになると、睡眠のリズムが崩れてしまいます。8時には起こすようにしましょう、夜も決まった時間に布団に連れて行きましょう。
(2)お昼寝をさせすぎない
身体も小さく体力もない赤ちゃんはすぐに疲れてしまいます。お昼寝の時間を作りましょう。ただ夕方まで寝かせてしまうのは良くありません。回数は重要視しなくてもいいですが、夕方になる前には起こしてあげましょう。夜に寝られなくなってしまいます。
(3)日中はたくさん遊ばせる
体力が余ったまま夜を迎えると、遊び足りない!と感じて寝てくれません。お散歩や公園などで遊ぶ日をつくってあげるといいでしょう。部屋の中も自由に動き回れるスペースがあると遊びやすくなります。
これからの成長を見守るためにも…
赤ちゃんにとって睡眠はとても大切なものです。常に新しいことの連続で脳の整理がたくさん必要です。生後間もないころは1日の半分を睡眠に費やします。成長と共に睡眠の時間も短くなり、生活のリズムもできてきます。
日によってはなかなか寝付いてくれなかったり夜泣きが酷い時もありますよね。そんな時は赤ちゃんが寝にくい環境になってしまっているからかもしれません。
- おむつを替えてない等の体の不快感
- 明るさや室温等の環境の不快感
- 体調不良
寝かしつけるのは簡単なことではありませんが、家事などの時間を確保するためにもしっかり睡眠をとらせるようにしましょう。少しでも寝つきが良くなるように色々な工夫をしてみましょう。
- 寝る時間になったら部屋を薄暗くして環境を整える
- 好きなおもちゃやおしゃぶりを与える
- 寝かしつけることを焦らない、顔に出さない
1歳になるころには完全に生活のリズムはできてきます。ですが赤ちゃん一人では正しい生活リズムを作ることはできません。今後の成長のためにも正しい生活リズムを作ってあげましょう。
- 朝はしっかり起こして、夜も早めに布団へ
- お昼寝をさせすぎない
- 日中はしっかり遊ばせる
大人と赤ちゃんは全然違います。正解も不正解もありませんがいい子に育ってほしいと思うのは誰だってそうでしょう。睡眠は誰にとっても大切なものです。睡眠が十分ではないと病気になりやすくなったり、肥満や、知能の遅れに繋がってしまうこともあります。しっかり睡眠を取らせてあげましょう。