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今更聞けない…蕁麻疹と麻疹の違いって?原因、予防方法は?

最近麻疹(はしか)が流行り始めています。麻しんとも言いますね。暖かくなってくるこの時期は麻疹の流行りやすい時期です。「はしか」と口に出せば分かりますが漢字にすると「麻疹」と書きます。「蕁麻疹(じんましん)」と似ていますよね。何か違いはあるのでしょうか?あまり大きい声で聞けないこの疑問について学んでいきましょう。

 

 

麻疹と蕁麻疹、字は違うけど何が違うの?

先にはっきり言うと「麻疹」と「蕁麻疹」は全くと言っていいほど違います。何故こんなに似たような漢字なのかまでは分かりませんでしたが、少し勘違いしてしまうのもしょうがないでしょう。

 

麻疹は感染力が高く、潜伏するとじわじわ体を侵略し、治るまでに長期間かかります。最悪の場合は死に繋がってしまいます。子どもや免疫力の落ちているときにかかりやすく予防接種が必要になります。お子さんがいる人は一番気をつけなきゃいけない病気と言っても過言ではありません。

 

蕁麻疹は何かしらのきっかけで肌の表面にアトピーのようなぽつぽつや皮膚が腫れたようになります。大体が数時間から長くても1日で治ります。発症するきっかけは様々で年代問わず発症します。

 

大きい違いとしては麻疹は感染するもので、蕁麻疹は感染しないものです。症状としては麻疹は体の内側から外側まで影響がでてしまい、蕁麻疹は体の外側のみに症状が出るものです。大きな違いを説明したところで次は麻疹について細かい症状等を説明していきます。

 

麻疹は思っているよりも怖い病気!症状を覚えておこう

麻疹は小児はしかと大人のかかる麻疹があります。どちらも症状は変わりませんが小児麻疹は免疫力の低い子どもでは耐えきれず命を落としてしまう場合もありますし、大人がかかってもとても苦しい病気です。

 

妊婦が麻疹にかかかると流産する可能性が高くなります。潜伏期間は9~11日で段階に分けて症状が変わります。また、中耳炎や肺炎などの合併症も起きやすく、それにより命を落としてしまう危険が高まります。

 

では細かい症状を紹介します。

 

(1)発熱

麻疹ウイルスは体の中に入ってから潜伏期間があります。潜伏期間が終わるとまず発熱、咳などの症状がでます。風邪と同じような症状があるため自覚はしづらいです。ですが発熱と同時に口の中に白い斑点のようなものができるのでこの時期に熱がでたら、口の中を鏡で見てみましょう。

 

(2)倦怠感

3日くらいで熱は下がります。高熱が嘘のように下がり平熱に戻りますが、体の倦怠感は消えません。

 

(3)発疹、高熱

熱が下がった翌日にはさらに高い熱がでます。この時体全体に赤い発疹が現れます。痒みや関節痛、食欲もなくなり一番つらい時期になります。この時体の免疫は著しく低下していて、合併症を引き起こすと命の危険にも晒されます

 

特に問題なく症状が収まれば治りますが発疹が茶色くなり跡が残ったりすることもありますが日にちとともに治っていきます。麻疹には特効薬や専門の薬はなく、解熱剤や鎮痛剤を使いながら治していきます。発症してから長期間苦しむことになるので精神的にも良くないですね。

 

では次に蕁麻疹について知りましょう。麻疹はウイルスから発症することは分かりましたが蕁麻疹は何が原因で出てくるのでしょうか?

 

蕁麻疹は日常的になるもの?原因は?

最初にお伝えした通り蕁麻疹は誰でも発症します。蕁麻疹とは血管が何らかの理由で膨らみそれが皮膚の表面に出てしまうことにより起きます。種類としてはアレルギー性と非アレルギー性に分かれます。どのようなことが起こると蕁麻疹が出てしまうのでしょうか?

 

(1)アレルギー

アレルギー反応が起こる食べ物を食べると血液中の成分が反応して蕁麻疹が出てしまいます。今までアレルギー検査をしていなかったり、何か心当たりがある場合は早急に病院に行ってアレルギー検査を受けるようにしましょう。

 

すでに自覚してる場合は食べないようにしましょう。体調や血流が悪い状態だと蕁麻疹だけではなくアナフィラキシーショックを起こして最悪の場合死につながる場合もあります。

 

(2)お風呂上り、運動後

まれにお風呂上りや、スポーツ後に蕁麻疹が出る場合があります。これは平べったいものではなく小さくぽつぽつしたもので赤みが出る場合があります。すぐ消えるのであまり気にする必要はありません。これもいきなり血行が良くなって、皮膚表面にでてしまっているのもです。

 

(3)ストレス、睡眠不足

蕁麻疹が悪くなってしまう原因にストレス、睡眠不足があります。普段から蕁麻疹がでないタイプでもため込んでしまうと体の表面にでてしまいます。すでに蕁麻疹の症状を持っている人は悪化しやすくなってしまうので、できればストレスをためずしっかり睡眠をとるようにしましょう。

 

蕁麻疹の予防法は何?

蕁麻疹を出ないようにするため、症状を軽くするために日々の生活を見直してみましょう。

 

(1)アレルギー成分のあるものは注意して食べる

いつどのタイミングでアレルギーを発症するか分かりません。少しでも体に異変を感じたら、何を食べたか、いつ食べたかを思い出せるようにしましょう。

 

もちろん気をつけすぎて自己暗示にかかってしまってアレルギーだと思い込んでしまうのももったいないので、前日のご飯を覚えておくくらいでいいと思います。

 

(2)睡眠はしっかり

病気を治すとき、体を休める時、一番大切なのは睡眠をとることです。睡眠を取らない事には何もはじまりません。この時期は何かとバタバタして睡眠をないがしろにしがちですが、忙しいこの時期だからこそしっかり睡眠をとるようにしましょう。

 

寝不足だと体に異変が出やすかったり、体調も崩しやすくなってしまいます。毎日決まった時間に6時間以上の睡眠をとるようにしましょう。

 

(3)ストレスをためない

蕁麻疹の悪化原因にストレスもあります。ストレスが一番の引き金となって蕁麻疹が起きるわけではありませんが、悪化しやすくなったり他の病気の引き金にもなるのでストレスはため過ぎないほうがいいでしょう。

 

しっかり寝ることにも含まれますが、自分の時間を少しでも取ってリラックスする時間を作るようにしましょう。

 

2つの違いを理解して、少しでも体の異変を感じたら警戒しよう

最近よく耳にする麻疹、体に発疹が現れたらびっくりしますよね、でもそれは麻疹ではなく蕁麻疹かもしれません。漢字も似ているので同じようなものかなとも思いますが、全く違うものなのでしっかり覚えておきましょう。

麻疹はウイルス性の物で空気感染する恐ろしい病気です。合併症を起こしてしまうと死に至る場合もあるので体に異変がでたら気を付けるようにしましょう。麻疹は体の中に潜伏してから10日程経ってから症状がでます。

  • 発熱(口の中に白い斑点)
  • 熱が下がり倦怠感
  • 高熱、関節痛、食欲不振等

 

それに比べ蕁麻疹は体の中で発症するものなので人にはうつりません。発熱なども起こらず気づいたら体表面に出ているので原因をしっかり解明するようにしましょう。

  • アレルギー
  • お風呂あがり、運動後
  • ストレス、睡眠不足

 

蕁麻疹にはアレルギー性と非アレルギー性があります。どちらも1日もかからず治りますがアレルギー性の物は体の耐性によってはアナフィラキシーショックを起こしてしまうときがあるので、一度細かくアレルギー検査をするようにしましょう。

 

麻疹は子どもや免疫力の低い人がなりやすいですが、蕁麻疹は誰でもなりえます。蕁麻疹が出ると何かの病気かな、と不安にもなるので蕁麻疹がでないような生活を送りましょう。

  • アレルギー性のあるものを食べるときは気を付ける
  • 睡眠をしっかりとる
  • ストレスをためない

 

蕁麻疹は一回出てしまうと癖づいてしまい、何かあるごとに出てしまうようになります。一番は食べものを含め体へのストレスを減らすことです。

 

もし発熱してから発疹が出た時は外には出ず近くの医療機関に電話しましょう。麻疹の空気感染はとても恐ろしく、いったん熱が下がる時期は一番感染力も高いです。街ですれ違っただけでも感染してしまうので、この時期に熱がでたら必要以上に警戒するようにしましょう。

 

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